土岐麻子が4月25日に神奈川・Billboard Live YOKOHAMAでワンマンライブ「土岐麻子 Toki Asako Special Live “Break Out, Sing Out!”」を開催した。
本公演と4月27日の大阪・Billboard Live OSAKA公演、5月3日の東京・Billboard Live TOKYO公演には小西遼(CRCK/LCKS / 象眠舎)が音楽監督として参加。そのほかバンドメンバーとして西原史織(Violin, G, Cho)、Takumadrops(Key, Synth bass, Cho)、原元由紀(B, Bassoon)、大井一彌(Dr)が出演している。
土岐が「特別な選曲、特別なアレンジ、特別な場所で、特別な夜になったらいいなと思っています」と話した本公演。彼女は「Cry For The Moon」で切なげな歌声を響かせ、indigo la End「夏夜のマジック」のカバーでソウルフルなグルーヴを観客に届けた。「ウィークエンドの手品」は80年代にシティポップを想起させるサウンドで披露され、オーディエンスがビートに合わせて身体を揺らす。小西によるライブアレンジ、ミュージシャンたちの個性豊かな演奏によって、楽曲の新たな魅力が引き出された。
この日のゲストであるTENDREが登場すると、彼が作曲した「眠れぬ羊(with TENDRE)」がスタート。温かみのあるハーモニーが場内に響き渡った。2020年に坂本真綾への提供曲「ひとくちいかが?」でコラボして以来、さまざまなライブで共演している2人。「眠れぬ羊」について土岐が「本当にいい曲で。いつもライブで歌ってます」と口にすると、TENDREは「作ってるときに、自分の曲にしようかなと思いました」と笑った。その後、土岐の代表曲「Gift ~あなたはマドンナ~」「乱反射ガール」が歌われると、オーディエンスの手拍子と華やかなライティングで会場が1つに。彼女は「ライブは私のホームだなと改めて実感しました」と語った。
なお5月3日に行われる東京・Billboard Live TOKYO公演にはゲストとして堀込泰行が出演。この日の2ndステージは生配信され、5月10日23:59までアーカイブ視聴が可能となる。配信チケットは5月10日21:00までイープラスにて販売中。
