原因は自分にある。青空の下で新曲「Foxy Grape」初披露、観測者と叫んだ「和人おめでとうー！」

原因は自分にある。が、本日5月21日に東京・イオンモールむさし村山でニューシングル「Foxy Grape」のリリースイベントを行った。

6月7日にリリースされる「Foxy Grape」は、げんじぶにとって3枚目のシングル。今作のリリースイベントが行われるのはこれが初めてで、会場となった「たいかんたいけん屋外ひろば」には、新曲披露の期待感とともに多くの観測者（原因は自分にある。ファンの呼称）が集まった。

好天に恵まれた昼下がり、「Foxy Grape」の衣装でステージに姿を見せたげんじぶメンバーは、デビュー曲の「原因は自分にある。」でミニライブをスタートさせる。クロスさせた両手を上下するシンボリックな振付で観測者との一体感を一気に高めると、彼らは続けて「シェイクスピアに学ぶ恋愛定理」を披露した。6人が優しい表情を観測者に向けながら歌い踊るこの曲のパフォーマンスは晴れやかな空模様と相性抜群で、メンバーのまっすぐな歌声とともに、会場にはさわやかな空気が広がっていった。

2曲を終え、長野凌大が「お越しいただきありがとうございます」と感謝を伝えると、大倉空人は「昨日は何日？ 5月20日。5月20日といえば!?」と、メンバーと観測者に問いかける。「えっとお……5と2と0……？」と答えを決めあぐねている武藤潤をよそに、空人は「我がメンバー・杢代和人さんの誕生日でございました！」と続け、「今日はこの場にいませんけど、『おめでとう』と伝えてあげてください。ムービーを本人に送るので！」と提案。そして、小泉光咲の「大声出していこうよ！」という呼びかけとともに、6人と観測者は「誕生日おめでとうー！」と大きな声で叫んで和人の19歳の誕生日を祝福した。

そして、MCでは「Foxy Grape」についてのさまざまな情報を観測者に伝えたメンバー。表題曲について、潤が「イソップ寓話の『酸っぱい葡萄』という物語をモチーフにした曲で、負け惜しみがテーマになっています。メタル調の楽曲にげんじぶらしさも加わって、3枚目のシングルにふさわしい曲」と伝えると、桜木雅哉はカップリング曲に関して「久下（真音）さんと一緒に作った、エピソードトークを歌詞に取り入れた曲があったり。あと、げんじぶの曲はテンポが速い曲が多いけど、さらに速い曲があります」と言って、観測者の期待感を高めてみせる。「Foxy Grape」のミュージックビデオに関しては、吉澤要人が「僕ら史上一番作り込まれたセットの中で撮影したんです。物語の登場人物なんじゃないかな？っていうくらいの作品になっているので、皆さんも楽しみにしておいてくだせえ……！」と説明したが、メンバーはその説明に満足していない様子。すると光咲は「僕が伝えますね。皆さん、まず英語ってわかります？」と切り出す。「まずそこからなのね!?（笑）」と周囲からツッコまれつつも、光咲は「『Foxy Grape』の日本語訳が、MVのヒントになっているんじゃないかなと思います」と続けたが、空人からは「あのね、2人とも（内容が）薄い！（笑）」と一刀両断されていた。

そんなにぎやかなやりとりののち、3曲目には「Foxy Grape」が初披露された。エッジーなバンドサウンドが空間を切り裂くように鳴り響く中、6人は気怠さと力強さをはらんだ歌声で“負け惜しみ”の苛立ちや焦燥を浮かび上がらせてゆく。雅哉や要人、空人が感情を露わにするラップリレーや間奏のダンスパートなど、見どころ満載の1シーン1シーンを鋭い眼差しとパワフルなパフォーマンスで見せ、新曲の世界観をしっかりと立ち上がらせてミニライブを締めくると、潤が「『Foxy Grape』、6月7日リリースです。皆さんぜひ聴いてみてください！」と伝え、メンバーは笑顔でステージをあとにした。