カンテレ・フジテレビ系ドラマ「ホスト相続しちゃいました」のイベント「ホスト相続しちゃいました 姫さま集合!よいしょーNightだZE★」が、昨日6月19日に東京・豊洲PITで行われた。
「ホスト相続しちゃいました 姫さま集合!よいしょーNightだZE★」は、ドラマのファンへ感謝を伝えるべく実施されたリアルイベント。主演の桜井ユキのほか三浦翔平、八木勇征(FANTASTICS)、宮世琉弥、志田彩良、鈴木ゆうか、笠原秀幸、坂口涼太郎、主題歌を担当する超特急が参加し、ドラマの舞台・ホストクラブ「MAJEST」が再現されたステージから姫(来場者)たちをもてなした。
豪華なシャンパンタワーが飾られたステージセットが目を引く、“出張MAJEST”の豊洲PIT。フロアをびっしりと埋め尽くす姫たちの歓声に迎えれながら登場した桜井は「ちょっと圧巻の景色ですね!」と目を丸くしながら挨拶をする。八木は「キャストの皆さんとひさびさに会えたのもうれしいですし、姫と会えたのが一番うれしい」と思いを語ると「やっと会えましたね。よろしく」と告げて、開演早々黄色い歓声を浴びた。
イベント前半は、これまでのストーリーをダイジェスト映像で振り返りながらキャスト陣のトークが進行。キャストの面々は、思い出のシーンや自身の役作りを振り返りながら、姫にさまざまなエピソードを伝えていく。No.1ホストでオラオラ系男子のMasatoを演じた八木は、役作りについて「僕が思うホストはカリッとしたイメージだったので、カリカリ(のビジュアル)を目指しました」と、タイトなレザーパンツがトレードマークとなっているMasatoのビジュアルへのこだわりを告白。子犬系小悪魔男子の新人ホスト・夜空流星を演じた宮世は「子犬系」というキャラクターに悩んだと言い「“かわいい子犬系”はプレッシャーでしかなかったです(笑)。犬の動画をすごく観ましたね。最終的に、自分に顔が似ている犬はチワワかなって……」と、自分なりの結論に達したことを明かした。
トークパートの終盤には、八木、宮世、笠原、坂口の4人がトーナメント形式で「胸キュンワード対決」を行う場面も。4人は姫たちから事前に寄せられた胸キュンワードを全力で披露し、決勝戦には八木と坂口が進出した。最終決戦で八木が「黙って俺に守られてりゃいいんだよ、ばーか」と、Masatoらしいオラつきを交えて言い放つと、会場からは悲鳴のような歓声が。一方の坂口もキレキレの身ぶりを加えながら「一生一緒に居ようね!」と言い放ち、大きな盛り上がりを作り出す。共演者たちの判定の結果、2人の勝負は引き分けに。賞品のシャンパンを手にすると、八木は「今夜2人で飲もっか」と坂口を誘った。
賑やかなやりとりが繰り広げられたトークパートを経て、イベントの最後にはドラマの主題歌を担当する超特急によるミニライブが来場者へと届けられた。超特急のメンバーが9色のカラースーツでステージに姿を見せると、フロアのあちこちにペンライトの光が灯る。シューヤ、マサヒロとともにドラマの第1話にカメオ出演したリョウガは「『あれ? 観たことあるかも?』と思う方もいるかもしれません」と切り出し「僕らのファンの方は『8号車』と言います。8号車と同じように、メンバーの1人として、一緒に楽しんでもらえたらと思います。ライブの披露のほうに行きたいと思うーZE★」と、笠原演じるGAKUをリスペクトした言い回しで観客に呼びかけた。
「今日のこのイベントにふさわしい楽曲を用意してきました。“乾杯ダンス”、皆さんと一緒に踊って歌えたらいいなと思います!」というタクヤの声でスタートしたのは、ドラマ主題歌の「Call My Name」。タカシとシューヤの伸びやかな歌声に乗せ、メンバーは弾けるように楽しげなパフォーマンスを見せてオーディエンスの笑顔を誘う。イントロの音で8号車の歓喜の悲鳴が上がった2曲目は、獲物を狙うような身振りと表情で観る者を挑発するキラーチューンの「Kiss Me Baby」で、この曲のセンターを担うユーキを筆頭に、メンバーは鋭い視線を姫たちに投げかける。ミニライブの最後を飾った「Burn!」では、「一緒にバッテンを作ってください!」というメンバーの呼びかけに応える形で、オーディエンスも“バッテンダンス”を踊って会場がひとつに。ラストサビで助走なしのバック転を見せたアロハ、ステージセンターでパワフルに飛び跳ねるハル。メンバー9人がそれぞれの全力を見せてラストナンバーを駆け抜けると、タカシは「姫様、愛してるーZE★」と告げてステージをあとにした。
イベントの終演後には、桜井、三浦、八木、リョウガが報道陣の取材に応じた。ドラマのファンと同じ空間で盛り上がったひとときに、桜井は「生の声や熱気を感じられる機会が今までになかったので、ドラマをやっていてよかったと思いました。最後には超特急の皆様に主題歌も歌っていただいて、本当に贅沢で楽しい時間でした」と感慨深げにコメント。三浦も「(ファンと)対面する大切さを感じましたし、こういう機会を増やしていったほうがいいなと思いました。もっといろんな作品でやっていけば、日本のエンタメも盛り上がるんじゃないかと思うような、素敵な会になりました」と続き、八木は「配信もあったということで、観たい方が観られるのもよかったなって。SNSを通して盛り上がってもらって、ドラマをもっと好きになってもらえるきっかけになったと思います」と思いを語る。3人のコメントを受け、リョウガは「僕らのライブ中、集まってくれた皆さんもそうですし、舞台袖で踊ってくださっている(出演者の)方もいて。本当に作品のことを愛しているチームなんだなと感じることができました」と実感を伝えた。
超特急のライブパフォーマンスについては、桜井が「すごい迫力でダンスもキレキレだったし、感動しました! 本当に素敵でした」と感想を語り、三浦も「(主題歌を)受けてもらってまず感謝ですし、さらにこうして盛り上げてくれて。僕たちだけじゃここまで盛り上がることもなかったと思うので」とリョウガに伝える。これを聞いたリョウガは2人の言葉に「いやいやいや」と恐縮しつつ「ありがとうございます。メンバーに伝えておきます!」と感謝の言葉を返した。また、この夏の予定を聞かれ「バーベキューしたくないですか?」と提案した八木の言葉に三浦が「そのときはぜひ超特急の皆さんも」とリョウガを誘った際、リョウガは「皆さんが食べられない時間を作らないように、僕ら9人で焼き続けます!」と応じてキャスト3名の笑いを誘う。最後に桜井は、6月20日放送の第10話について「10話は“向き合う”ということがテーマの回だと思います。登場人物の人間模様が大切な回なので、そこをぜひ観てほしいです」と視聴者にメッセージを伝えて取材を締めくくった。