LUCKY TAPESの高橋健介(G, Syn)、田口恵人(B)がバンドを脱退したことが発表された。
LUCKY TAPESは2014年に結成されたバンド。2016年からは高橋海(Vo, Key)、高橋健介(G, Syn)、田口恵人(B)のスリーピースで活動していた。今年6月に韓国で行った単独公演を最後に高橋健介と田口が脱退したため、以降LUCKY TAPESは高橋海を中心とした新体制のプロジェクトとして再スタートすることになった。
今回の発表にあたり、3人はそれぞれコメントを発表した。高橋健介は「自分で作った音楽を自分で歌を歌いたい。もっと高橋健介という人間の音楽の世界を広げてたい」という思いから脱退を決断し、ソロプロジェクト・Qnelに本腰を入れて活動していく。田口は「今はLUCKY TAPESに対する想いやモチベーションを保ち続けていくのは難しくなってしまいました」と脱退理由を述べつつ、「僕個人としては、これからも大好きな音楽、大好きなベースを弾き続けるので、前向きな脱退と捉えていただけると幸いです」とつづっている。そして高橋海は、「3人で鳴らす音、立つステージが好きだった皆様には申し訳ない気持ちも山々ですが、短い人生の中で各々が選んだ決断をどうか温かい目で見守って頂き、一緒になってその邂逅を目撃し楽しんで頂けたら幸いです」「また3人が交わる日が訪れる事を信じて、今後ともLUCKY TAPES、田口恵人、高橋健介のご声援のほど、宜しくお願い致します」とコメントしている。
高橋健介 コメント
この度、高橋健介はLUCKY TAPESを脱退させて頂きます。
まずはこのような形で突然の発表となってしまい、日頃から応援して下さっているファンの皆様や関係者の皆様、本当にごめんなさい。
自分はこの先、音楽を何十年と続けていくにあたって、自分はどのような音楽活動をしていたいのか?と少し前から自分と向き合い、考えるようになりました。
その答えとして、LUCKY TAPESのギタリストをメインとした活動ではなく、自分で作った音楽を自分で歌を歌いたい。もっと高橋健介という人間の音楽の世界を広げてたい。と思うようになりました。
バンドを続けながらソロ活動するという考えもあるかも知れませんが、
今の自分にはそれを同時にこなす程の力はありませんでした。
就職の内定を蹴って、このバンドに入り、
素晴らしい景色を沢山見させてもらい、沢山の出会い、喜び、辛い事も、踏ん張った思い出も全てがLUCKY TAPESに詰まっています。
音楽人として、そして、人としてここまで成長させて頂いたのは本当にこのバンド、そして周りのスタッフ、ファンの皆様のおかげです。
本当に感謝しております。
本当にありがとうございます。
私と同時にBa.Keityも脱退する運びとなり、
3人での活動はありませんが、
LUCKY TAPESはVo.高橋海が歩みを止めずにきっと素晴らしい物語をこれからも紡いでくれます。
Keityも様々な場所で気持ちの良い低音を鳴らすでしょう。
私、高橋健介はソロプロジェクトQnelで音楽と真摯に向き合い、今まで出会ってきたファンの皆様や、関係者の皆様へ恩返しして行けるように頑張っていきます。
とても身勝手な事を言っているかも知れませんが、
LUCKY TAPES 高橋海
Bassist Keity
Qnel 高橋健介
としてそれぞれの活動を引き続き応援頂けると嬉しいです。
それぞれ音楽を続けていれば、
また一回りも二回りも大きくなった時に、
またいつか一緒に音を奏でられる日が来るかもしれません。
人生何があるか分からないからこそ、
自分の気持ちに嘘がないように、
今を一生懸命生きていきたいと思ってます。
こんな勝手を許してくれたメンバーにも本当に感謝しています。
また音の鳴る場所でお会いしましょう。
田口恵人 コメント
突然の報告になりますが、この度、私、田口恵人はLUCKY TAPESを脱退することになりました。
LUCKY TAPESが始まり、約9年間、前身バンドも含めたらもっと長い間かな。その間、紆余曲折ありながらも愛おしい時間を共有してくれた、家族、メンバー、スタッフ、今まで関わってくれたサポートミュージシャンの皆。そして、ライブにキラキラした顔で見に来てくれたファンの皆様。応援に応えられずすみません。今までどうもありがとう。感謝しても仕切れません。
バンドを通して仲良くなれた素晴らしいミュージシャンやスタッフの方々、僕らを支えてくださり本当ありがとうございました。バンドを辞める事にはなってしまいましたが、大好きなカッコいい友人が出来ました。一生の財産です。
「健康的に音楽をする」という事は、自分の中で掲げている一番大事にしている事で有り、バンドを続けるという意味で何よりも一番重んじてきた想いです。
バンドを続けてきた9年間で、活動できなかった期間、ここ数年のコロナ自粛期間で様々な思いや感情が生じていきながら、しんどさみたいな、健康的とはまた逆の感情が徐々に強まっていきました。もちろん自分の至らぬ点は大いに有ります。ですが、今はLUCKY TAPESに対する想いやモチベーションを保ち続けていくのは難しくなってしまいました。応援してくれていた皆様には、本当に申し訳ありません。
僕個人としては、これからも大好きな音楽、大好きなベースを弾き続けるので、前向きな脱退と捉えていただけると幸いです。
なにより今まで海くん、健介、ラリーレーベルのボス近越社長、長い間ありがとうございました。
それぞれがこれからも幸せな音楽人生になりますように。
最後に一言だけ。
海くんと健介とみんなで今まで作ってきた曲達はマジで最高です。それは今後も残り続けるものだし僕も一生忘れません。いちリスナー、音楽好きとして聴き続けます。
長くなりましたが、メンバーそれぞれの進む道を応援してもらえると嬉しいです。
今までありがとうございました。
高橋海
いつかは終わりが来る事を知っていながら、こんなに唐突に一緒に音楽を続けていく事が難しくなってしまうなんて思ってもいなかった。
コロナによる自粛や年齢など様々な外的要因はあれど、やはり何より作詞作曲をしプロジェクトを動かしていくべきフロントマンである自分が、2人にとっての居場所を守れなかった事、どんな状況でも続けたいと思える様な状態を保つ事が出来なかった事をずっと悔やんでいました。
一度はこのタイミングでバンドを終わらせたり、音楽自体を辞める事も考えたけど、脱退するメンバー2人や周りの関係者、特にバンド結成以前から10年以上もお世話になっているラリーレーベル社長の近越さんに背中を押され、LUCKY TAPESというプロジェクトは今後私一人で続けていくという決断をしました。
密にコミュニケーションを取るのが苦手な3人はコロナ禍でより一層疎遠になり、それぞれの思い描く活動とは遠ざかっていってしまったけれど、最近また2人と直接話す機会も増え、今回の脱退がとても前向きな事、各々が自身の人生を考えた時に、新たに挑戦したい事や表現したい事が見つかった事、それぞれが新たな活動を通して成長した先に、また3人で音を鳴らす未来が有り得る事。
そんな話を、画面越しや表情の分からない文字や音声だけのツールではなく、お酒や美味しいご飯を囲みながら直接話せる様になった今、我々3人は確実にこれからそれぞれの新たな挑戦の中で起こっていく現象や奇跡に胸を躍らせ、表現する事の楽しさや素晴らしさを改めて実感している最中かと思います。
3人で鳴らす音、立つステージが好きだった皆様には申し訳ない気持ちも山々ですが、短い人生の中で各々が選んだ決断をどうか温かい目で見守って頂き、一緒になってその邂逅を目撃し楽しんで頂けたら幸いです。
今までもこれからも、ケイティと健介は自分にとって世界一誇れる最高のベーシストとギタリストです。
そんな2人と一緒に音楽を奏でられた約10年の歳月は、自分の人生にとって宝物です。
2人なら全く心配要らないと思うけど、実家の様にいつでも辛くなったり心細くなったら帰ってくれば良いし、いつでも2人が気兼ねなく戻って来られる様に、私はLUCKY TAPESを続けるし、2人のこれからの音楽トリップの幸運も心から願ってる。
長くなりましたが、また3人が交わる日が訪れる事を信じて、今後ともLUCKY TAPES、田口恵人、高橋健介のご声援のほど、宜しくお願い致します。
※「高橋健介」の「高」ははしご高が正式表記。