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CUBERS、スパフル、世が世が夏の品川に大集合!この日限りのユニットも飛び出した「つば男FES」

「つば男 SUMMER FES 2023」の様子。(撮影:上溝恭香)
9か月前2023年08月08日 10:02

つばさレコーズが手がけるつばさ男子プロダクションのアーティストが総出演するイベント「つば男 SUMMER FES 2023」が8月6日、東京・ステラボールで開催された。CUBERS、THE SUPER FRUIT、世が世なら!!!それぞれのステージはもちろん、この日限りのシャッフルユニット「ゆましんだけかと思ったら」「Surf's up」「こっとんきゃんでぃ」「自己満族。」によるパフォーマンスや、ユニット対抗のゲームコーナーも展開され、約3時間におよぶ盛りだくさんの内容が繰り広げられた。

真夏の品川に熱心なつば男ファンが多数詰めかけ、中には涼しげな浴衣姿もちらほら。開演前からお祭りムードが漂う中、まずステージに姿を現したのは、オープニングアクトを務めるつば男KIDS(つばさ男子プロダクションに所属する小学生以下の練習生)だ。この日お披露目となった新メンバー含む計5人でCUBERS「STAND BY YOU」を元気いっぱいに披露し、客席を大いに沸かせた。続いて、つば男YOUTH(中学生以上の練習生)がステージに登場する。こちらも新メンバー8人がお披露目され、総勢13人体制でCUBERS「SHY」を一心不乱にパフォーマンス。MCでは、2024年夏につば男YOUTHの中から新グループが結成されること、さらにグループ結成までの過程がテレビ東京系「超音波」などで密着されることなどが明かされ、オーディエンスの喝采を浴びた。

KIDSとYOUTHがフレッシュなステージで客席を温めたあとは、いよいよ3グループによるライブがスタート。トップバッターは世が世なら!!!だ。ヘヴィなギターサウンドのSEが鳴り響き、大谷篤行、橋爪優真、添田陵輔、中山清太郎、笠松正斗、内藤五胤の6人が舞台上に姿を現すと、荒々しいハイハットのカウントから「下剋上、はじめました。」でライブは勢いよく幕開け。さらに「Mo-Mo-No-Rock」「メダチタガリアン」とアッパーなロックチューンを立て続けに投下し、フロアの熱気を上昇させていった。

続くTHE SUPER FRUITは、一転して明るくさわやかなステージを展開。にぎやかなSEに乗せて阿部隼大、堀内結流、星野晴海、小田惟真、田倉暉久、松本勇輝、鈴木志音の7人が登場すると、いきなり代表曲のテクノポップナンバー「チグハグ」で瞬時にオーディエンスのハートをがっちりキャッチする。そしてメロウなAORナンバー「Someday」を挟み、今年9月にリリースされるサーフロックテイストの底抜けテクノポップ「サマー☆★げっちゅー」をドロップ。会場は文字通りお祭り騒ぎ状態と化した。

しんがりを務めるのは、もちろんCUBERSだ。シンセポップ風味のSEをバックに末吉9太郎、優、TAKA、春斗、綾介の5人がゆっくりとステージに歩み出てくると、アダルトでファンキーな「なんなんだろう」をしなやかにパフォーマンス。続いて客席とのコール&レスポンスを楽しみつつソウルポップナンバー「妄想ロマンス」へなだれ込み、タオルが旋回する四つ打ちディスコポップ「Chi-Chi-Chi」でフィニッシュ。会場のムードをグッと引き締める圧巻のステージングで客席を魅了した。

ここからイベントはシャッフルユニットのコーナーへ突入する。所属グループの垣根を越えた1日限りのユニットがそれぞれライブパフォーマンスを披露する手はずとなっているが、まずはそれに先だってユニット対抗のゲームコーナーが行われた。これは「ギリギリセーフ限界クイズ」「即興ドラマ対決」の2種目を行って獲得ポイントを競い合うもので、最下位となったユニットには罰ゲームが執行される。なお、各ユニットの内訳は次の通り。「ゆましんだけかと思ったら」は末吉、優、小田、橋爪の4名、「Surf's up」は春斗、阿部、添田の3名、「こっとんきゃんでぃ」は綾介、堀内、田倉、大谷、笠松、内藤の6名、「自己満族。」はTAKA、星野、松本、鈴木、中山の5名となっている。

第1種目の「ギリギリセーフ限界クイズ」は、示されたお題に対してギリギリ許されるラインの回答を考えて発表していくゲーム。つまりクイズというより、ほぼ大喜利だ。回答の有効性は観客の拍手の量によって判定され、十分に共感が得られたと判断されればその回答にポイントが与えられる。お題は「夏休みのイメチェンの限界は?」。これに対し「語尾が“ごわす”になっている」(田倉)「黒ギャル」(松本)「住まいを昭島から拝島に変える」(TAKA)といった回答が続けざまに繰り出され、昭島在住の春斗による「ワシやないかい!」とのツッコミも炸裂する中、「『語尾がごわすになる』とかダルいこと言うようになってる」(末吉)のようなテクニカルな被せ回答も飛び出すなど、存外にハイレベルな戦いが繰り広げられた。

続く第2種目は「即興ドラマ対決」。舞台上に「テーマ」「シチュエーション」と記された2つの箱が用意され、各ユニットはくじ引きの要領でそこから設定の書かれた紙を引き、それに沿った即興芝居を制限時間1分で披露する。最終的に最も客席の支持を集めたユニットだけが3ポイントを獲得できるルールだ。こっとんきゃんでぃは「3匹のこぶた×プロポーズ」、ゆましんだけかと思ったらは「ゾンビの世界×誕生日会」、自己満族。は「コンビニ×再会」、Surf's upは「宇宙×胸キュン」というお題を引き当て、それぞれ臨機応変に工夫を凝らしながら独創的な物語を紡ぎ出していった。そのクオリティが予想以上だったのか、客席からは盛大な拍手が惜しみなく贈られる。その結果、僅差でゆましんだけかと思ったらに軍配が上がり、ゲームコーナーの総合優勝を決めた。最下位となったこっとんきゃんでぃには「尻文字で客席に感謝を伝える」との罰ゲームが言い渡され、6人はしばし協議したのち、「あ」「り」「が」「と」「♡(2人の合わせ技で1文字)」の5文字を尻の動きで描き出してみせた。

以上でバラエティコーナーは終了。続いて各ユニットによるライブパフォーマンスが行われた。1組目のこっとんきゃんでぃは、尻文字を成功させた勢いそのままに「サクラフレフレ」「ウオー!サオー!」「全然今しかない」の3曲をメドレーで披露。得意のアクロバットをふんだんに盛り込んだダイナミックなダンスでオーディエンスの度肝を抜いた。続く2組目のSurf's upは、いわゆる“サザエさん行進”をオマージュした振付や、曲途中でダンスをサボる演出を取り入れるなど、ユーモラスなステージを展開。その一方、「強くあれ」ではダンスを封印して確かな歌唱力でじっくり聴かせるひと幕も。その振り幅の大きさで聴衆を魅了した。

3組目に登場した自己満族。は、5人がフォーメーションを目まぐるしく入れ替えながら「馬鹿ばっか」などバキバキのダンスチューンを投下。そして、この日8月6日に19歳の誕生日を迎えた星野にちなんで選曲された「Happy Birthday!!!」ではクラウンやタスキを本人に装着させ、スプレーやクラッカーで盛り上げるパーティ仕様の演出で会場中をハッピーなムードに包み込んだ。そしてラストを飾るゆましんだけかと思ったらは、小田&橋爪のあどけなさと末吉&優の頼もしさの対比を強調した強コントラストなステージングを展開。各自のソロダンスも交えたエンタメ指数の高いパフォーマンスで楽しませ、ブレイクビーツ調のエレポップナンバー「Bi'Bi'Bi'」でユニットコーナーを締めくくった。

こうして全アクトが終了し、ステージには再度全メンバーが集結。最後に18人全員でファンキーかつアンセミックなディスコソウルナンバー「Samenaide」をピースフルに歌い踊り、濃密な約3時間のフェスティバルに幕を引いた。

「つば男 SUMMER FES 2023」2023年8月6日 ステラボール セットリスト

オープニングアクト

01. STAND BY YOU / つば男KIDS
02. SHY / つば男YOUTH

世が世なら!!!

01. 下剋上、はじめました。
02. Mo-Mo-No-Rock
03. メダチタガリアン

THE SUPER FRUIT

01. チグハグ
02. Someday
03. サマー☆★げっちゅー

CUBERS

01. なんなんだろう
02. 妄想ロマンス
03. Chi-Chi-Chi

こっとんきゃんでぃ(綾介、堀内結流、田倉暉久、大谷篤行、笠松正斗、内藤五胤)

01. サクラフレフレ
02. ウオー!サオー!
03. 全然今しかない

Surf's up(春斗、阿部隼大、添田陵輔)

01. 乙男
02. 強くあれ
03. 素敵なMy Life

自己満族。(TAKA、星野晴海、松本勇輝、鈴木志音、中山清太郎)

01. 馬鹿ばっか
02. Romantic
03. Happy Birthday!!!

ゆましんだけかと思ったら(末吉9太郎、優、小田惟真、橋爪優真)

01. 君はリアコ製造機
02. Winter Prince
03. Bi'Bi'Bi'

フィナーレ

01. Samenaide / CUBERS×THE SUPER FRUIT×世が世なら!!!

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