EXILE NESMITH(EXILE、EXILE THE SECOND)が出演するミュージカル「ラグタイム」が本日9月9日に開幕する。初日を前にした公開ゲネプロと取材会が昨日8日に東京・日生劇場にて行われ、NESMITHと石丸幹二、井上芳雄、安蘭けいが登壇した。
ミュージカル「ラグタイム」は1998年のトニー賞で4部門を受賞したミュージカル作品。20世紀初頭のアメリカ・ニューヨークを舞台に、さまざまなルーツを持つ家族の固い絆や、差別や偏見に満ちた世界を変えていこうとする人々の姿が描かれる。
取材会でNESMITHは「僕自身もブラックとのダブルということで、今回の作品のセリフやシチュエーション、いろいろな活動などが自分のルーツの先にあるのかなと(自分と)重ねながら稽古をしました」と上演までの日々を振り返る。演出を手がけた藤田俊太郎について話題が及ぶと、「お芝居をやったあとに駆け寄ってきてくれて『NESMITHさん、まず、めちゃくちゃいいです! ですけど1つだけ……』とこちらをまず受け止めたうえで伝えてくれる」とエピソードを明かした。
また井上は、NESMITHについて「普段はEXILEの一員としてパフォーマンスされていると思いますが、お芝居の力強さというか、説得力を毎回感じていました」とコメント。「稽古が終わってからもピアノとセリフを合わせている姿を拝見していました。もちろん努力をされていたと思うし、役者としてのNESMITHさん、すごく豊かで素敵だと思います」と彼の姿勢を絶賛した。
「お客さんのリアクションも楽しみですし、自分たちが伝えられる歴史の出来事を皆さんにも感じてもらえたらなと思っています」と晴れやかな表情で語ったNESMITH。最後の挨拶の際には「今の時代につながるメッセージがたくさん込められた、皆さんの人生が豊かになる作品になったと思います。ぜひお楽しみに」と呼びかけた。