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日向坂46、潮紗理菜の卒業セレモニーにあふれた涙 そして東京ドームをもう一度目指すことを宣言

メンバーに抱きつかれる潮紗理菜(中央)。(撮影:上山陽介)
1年以上前2023年12月10日 15:07

日向坂46の全国ツアー「Happy Train Tour 2023」の追加公演が12月9日と10日に神奈川・Kアリーナ横浜で開催された。

DAY1

8月より全国のアリーナ会場で行われてきた「Happy Train Tour 2023」。追加公演のDAY1は、けやき坂46(ひらがなけやき)時代から“聖母”と称される穏やかなオーラでグループを優しく包み込んできた一期生・潮紗理菜の卒業コンサートとして開催された。9月に開業したばかりのKアリーナ横浜に花道を含む広いステージが設置され、クールなダンストラックや列車の駅をイメージした映像演出を交えつつ、11月発売の2ndアルバム「脈打つ感情」のリード曲「君は0から1になれ」を皮切りに、きらびやかなライブが進行していく。MCでは体調不良による活動休止後、12月7日に活動辞退を発表した四期生・岸帆夏について、キャプテン佐々木久美が「日向坂が大好きという気持ちをまっすぐに伝えてくれるメンバーで、帰ってくるのをみんなで待ってたんですけど、岸くんの思いを尊重して……今私たちができることは日向坂46として、岸くんのためにも力いっぱいパフォーマンスすることだと思います」と涙ながらに言及。四期生の正源司陽子も「これからも四期生12人、それぞれがんばっていきたいです」と目に涙を浮かべて語った。

潮の希望でセットリスト入りした「ひらがなで恋したい」「ホントの時間」がクリスマスバージョンで披露されるなど、見どころ満載の公演本編が終わると、ライブは卒業セレモニーを兼ねたアンコールへ。華やかなドレスを身にまとって1人ステージに現れた潮は、客席が自身のペンライトカラーである黄色と紫の光で染まる中、メンバーやスタッフ、友人への感謝を述べたのち、ファンに向けて「この8年間で出会ってくださった皆さんは私にとって大切な存在で、すごく必要な存在でした」「出会いは一瞬ですが、出会いは一生だと信じて、このご縁がどこまでもつながっていることを願っています。広い世界の中で私たちを見つけてくださって、潮紗理菜を見つけてくださって、何もない私にたくさんの色を付けてくださって本当にありがとうございました」と思いを伝えた。そして同期の加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、高本彩花とともに思い出の楽曲「沈黙した恋人よ」、自身がセンターを務める一期生曲「真夜中の懺悔大会」を歌唱。さらに「脈打つ感情」収録の潮のセンター曲「最初の白夜」も一期生メンバーとともに披露された。

普段泣く姿を見せることの少ない齊藤も涙を流すなど、感動的なムードで満たされた潮の卒業セレモニー。メンバーが順番に潮に花を手渡し、感謝の言葉を伝える場面では、腰の治療に専念するため活動休止中の二期生・丹生明里もステージに駆けつけ、あふれんばかりの思いを言葉にした。

DAY2

2日目も「君は0から1になれ」で幕を開け、きらめく照明に包まれながら「月と星が踊るMidnight」「キュン」「ドレミソラシド」といったシングルの表題曲が惜しみなく届けられていく。三期生や四期生による期別のパフォーマンスも披露される中、昨年9月に加入した四期生が公演ごとにセンターを入れ替えながら歌唱し、ツアーを通して表現力を育んできた「期待していない自分」は、一期生の佐々木美玲をセンターに据えたオリジナルバージョンでスタート。予想外の展開に観客は驚きの表情を浮かべたが、途中で四期生もパフォーマンスに合流し、後輩メンバーと先輩メンバーが一体となって歌い踊るエモーショナルな光景がステージ上に広がった。また、クリスマス衣装で披露された本編ラストの「Am I ready?」ではセンターの上村ひなのが気球に乗って会場内高くまで上昇。アッパースタンド席であるLEVEL 7の観客にまで笑顔を振りまいた。

アンコールでは、4月6日と7日に神奈川・横浜スタジアムでデビュー5周年記念ライブ「5回目のひな誕祭」が行われることが発表され、場内が歓声と拍手で満たされる。そして佐々木久美が「私たちメンバーにちょっと迷いがあるようなときがあったり……それを本当なら察されてはいけないのに、おひさま(日向坂46ファンの呼称)も不安な気持ちにさせてしまったと思います。私たちは今年すごく楽しかったけど、もっともっとできることはあるんじゃないかなと、みんなで模索して、みんなで話し合ってある目標を決めました」と切り出し、「私たちはこのメンバーで、もう一度、東京ドームを目指します!」と宣言すると、ひと際大きな声援がこだました。日向坂46は2022年3月の「3回目のひな誕祭」ですでに東京ドームのステージに立っているが、坂道グループの中で唯一今年の「NHK紅白歌合戦」に落選するなど、人気グループゆえの苦悩も経験している。佐々木久美は「『3回目のひな誕祭』で東京ドームに立たせていただいたとき、『こんな景色が待ってたんだ』と思ったし、おひさまの皆さんも『ここが夢だったよ』と言ってくださって。それが何よりうれしかったし、あのときはお休みして出られなかったひよたん(濱岸ひより)も、まだ加入していなかった四期生も、一緒に東京ドームに立とうと。今の私たちでは力不足かもしれませんが、もう一度あの舞台を目指して、日向坂46としてハッピーに突き進んでいきたいと思います!」と力強く言葉を紡いだ。

その後、ライブの鉄板曲「誰よりも高く跳べ!2020」、観客がペンライトの光で客席を虹色に染めるのが恒例の「JOYFUL LOVE」をパフォーマンスし、おひさまとの絆を確かめた日向坂46。ダブルアンコールでは佐々木久美の「私たちの夢の話をしたのに、まだ歌ってない曲があるじゃないですか」という言葉を合図に、東京ドームに対する夢を歌った「約束の卵2020」が披露され、会場に強固な一体感と“ハッピーオーラ”が充満した。

セットリスト

日向坂46「Happy Train Tour 2023」追加公演 Kアリーナ横浜

2023年12月9日 DAY1

01. 君は0から1になれ
02. 月と星が踊るMidnight
03. 川は流れる
04. 君しか勝たん
05. ドレミソラシド
06. この夏をジャムにしよう
07. シーラカンス
08. 恋は逃げ足が早い
09. ガラス窓が汚れてる
10. こんなに好きになっちゃっていいの?
11. ひらがなで恋したい
12. ホントの時間
13. 見たことない魔物
14. 期待していない自分
15. キツネ
16. One choice
17. My fans
18. 誰よりも高く跳べ!2020
19. NO WAR in the future 2020
20. Am I ready?
<アンコール>
21. 沈黙した恋人よ
22. 真夜中の懺悔大会
23. 最初の白夜
24. HEY!OHISAMA!
25. JOYFUL LOVE

2023年12月10日 DAY2

01. 君は0から1になれ
02. 月と星が踊るMidnight
03. 川は流れる
04. キュン
05. ドレミソラシド
06. ゴーフルと君
07. シーラカンス
08. 恋は逃げ足が早い
09. ガラス窓が汚れてる
10. こんなに好きになっちゃっていいの?
11. ロッククライミング
12. 期待していない自分
13. キツネ
14. One choice
15. 見たことない魔物
16. 青春の馬
17. My fans
18. NO WAR in the future 2020
19. ホントの時間
20. アザトカワイイ
21. Am I ready?
<アンコール>
22. HEY!OHISAMA!
23. 誰よりも高く跳べ!2020
24. JOYFUL LOVE
<ダブルアンコール>
25. 約束の卵2020

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