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ReoNa、剥き出しの歌声で絶望に寄り添ったアコースティックツアー

「ReoNa Acoustic Live Tour “ふあんぷらぐど2023”」神奈川・KT Zepp Yokohama公演の様子。
27分前2024年01月26日 11:05

ReoNaが1月19日に神奈川・KT Zepp Yokohamaでファンクラブ会員限定のアコースティックツアー「ReoNa Acoustic Live Tour “ふあんぷらぐど2023”」の追加公演を開催した。

ReoNaにとって約2年ぶりとなるファンクラブツアーは、愛知・三井住友海上しらかわホール、東京・品川インターシティホール、福岡・DRUM LOGOS、大阪・なんばHatch、KT Zepp Yokohamaの5会場で行われた。普段はバンドを連れてライブを行っているReoNaだが、このツアーでは荒幡亮平(Key)と山口隆志(G)による鍵盤とアコースティックギターのみのサウンドをバックに歌唱。アコースティックアレンジで全15曲を披露した。

信頼する2人とともに紡ぐ歌

ステージに姿を現したReoNaは、山口と荒幡に挟まれる形で中央に置かれた椅子にそっと腰を掛ける。そして荒れ狂うようなエモーショナルな鍵盤の音色と、力強いストロークで刻まれるギターサウンドに乗せて「Believer」を歌い上げた。「怪物の詩」ではポツリポツリとつぶやくように、信頼する2人が紡ぐ音に剥き出しの歌声を乗せる。2019年にYouTubeでカバーしたヴァネッサ・カールトンの楽曲「A Thousand Miles」では、柔らかな歌声が伸びやかに届けられた。

「ファンクラブのあなたに、こうして顔を見て、同じ空間でお歌を届ける時間。痛みにまみれた過去も、泥の中をたゆたうような時間も、お歌になることで、誰かに、あなたに、寄り添えるなら」とReoNaは述べ、「Lotus」や「まっさら」といったファンクラブライブならではのカップリング曲をアコースティックアレンジで披露していく。「テディ」では優しく語りかけるような歌声にオーディエンスがじっくりと聴き入っていた。「あまりにもきれいで眩しいものからは、目を背けたくなる。時には正しさがたまらなく痛いときだってある。過ぎた時間の中にどれほど後悔を残していても、もう二度と戻ることは叶わない。それでも、羽ばたき続けた、さえずり続けた小鳥に、せめて優しい歌を」と述べ、ReoNaがそっと歌い始めたのは「カナリア」。アコースティックギターのたおやかな音色をバックに、切なくも穏やかな歌声が響き渡った。

その後ReoNaは2月28日にリリースするニューシングル「ガジュマル ~Heaven in the Rain~」にカップリングとして収録する、さだまさしの楽曲「不良少女白書」のカバーを少女の思いを独白するように披露。MCでは横浜出身の荒幡にシュウマイの差し入れをもらったことをうれしそうに語った。ReoNaは「最近寒いですね。私は猫を3匹飼ってるんですけど、もともとすごく丸い子たちなんですね。これでもかというくらいご飯を食べて6キロくらいあるんですけど、冬はさらに丸くなるんです」と語り、かわいらしい猫の写真をバックに「猫失格」を温かみのある空気の中で届ける。神崎エルザ starring ReoNaの楽曲「step, step」では、軽やかに跳ねるような鍵盤の音色に乗せて晴れやかな歌声が広がった。

とりとめもない、よくある絶望に寄り添えますように

ライブ後半を迎えた頃、ReoNaは「朝が来るのがたまらなく怖かった日があります。理由もなく、1人になりたかった日があります。別に死にたいわけじゃないけど、生きてることがなんだか申し訳ない日があります。そんなとりとめもない、よくある絶望に寄り添えますように」とそっと口を開き、新曲「オムライス」を披露。1人の少女のとある日の絶望に満ちた物語を紡いだ。「次にお届けする1曲は、あなたも聴いたことあるかな」と述べ、ReoNaが歌い上げたのは、かつてシングル「Null」の収録曲としてカバーしたAqua Timezの「決意の朝に」。さらに彼女は「いろんな出会いと別れが落ちている道を、私たちは歩いています。突然の雨のように降り注ぐ冷たく悲しい別れもあるけれど、そんな絶望を拾い続けていく中で出会える人もきっといる。私たち人間は、抗いようもなく、人と出会い、人と別れ、それでも生きていく。どうしようもなく、生きていく」と述べ、スケール感のあるバラードナンバー「HUMAN」を歌唱した。

「みんな1人ひとりそれぞれの物語を、人生を持つ世界の中で色々な出会いや別れがあるけれど、何1つ後悔しない別れなんて、きっとそれはとても難しいこと。もう二度と会えなくなった誰かへ、伝えそびれたことはありますか? もう二度と会えない、大切な人への心残りはないですか? いつか別れがくると分かっていても、それでも言えなかったこと、言いたかったこと、あなたにもそんな人がいるかな?」とReoNaは観客に語りかけ、「私にもいます。もう会えないってわかってるけど、どうしたってまた会いたい」と言葉にする。そして自身も作詞に参加した現在放送中のテレビアニメ「シャングリラ・フロンティア」エンディングテーマ「ガジュマル ~Heaven in the Rain~」をライブで初披露し、大切な人との永遠の別れを歌い上げた。ラストナンバーは甘くて痛い愛の歌「SWEET HURT」。ReoNaはたおやかにオーディエンスにこの曲を贈り、ファンクラブツアーを締めくくった。

なおReoNaは10月20日に東京・東京ガーデンシアターでワンマンライブ「ReoNa ONE-MAN Concert “BIRTH 2024”」を開催することを発表した。ReoNaのオフィシャルファンクラブでは、チケットの先行予約を1月29日まで受け付けている。

セットリスト

ReoNa「ReoNa Acoustic Live Tour “ふあんぷらぐど2023”」2024年1月19日 KT Zepp Yokohama

01. Believer
02. 怪物の詩
03. A Thousand Miles
04. Lotus
05. まっさら
06. テディ
07. カナリア
08. 不良少女白書
09. 猫失格
10. step, step
11. オムライス
12. 決意の朝に
13. HUMAN
14. ガジュマル ~Heaven in the Rain~
15. SWEET HURT

ライブ情報

ReoNa One-man Concert "BIRTH 2024"

2024年10月20日(日)東京都 東京ガーデンシアター

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