Travis Japanの松倉海斗と川島如恵留のダブル主演舞台「A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-」が、6月から7月まで東京・日本青年館ホール、7月に大阪・オリックス劇場で上演される。
「A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-」は1986年発表のジョン・ウーが監督務めた香港映画「男たちの挽歌」を原作とした“音楽劇”。舞台は1989年から現代の中国で、北京で起きた天安門事件で傷を負い、犯罪組織に関わることになるホーと、彼の親友のマーク、刑事の弟・キットを巡る兄弟愛や友情などの人間模様が描かれる。脚本と演出は鄭義信が手がける。
映画ではレスリー・チャンが演じたキットに松倉が扮し、兄への反発から正義感を燃やす青年の繊細さと情熱を表現する。同映画でチョウ・ユンファが演じたマーク役を川島が担当し、スタイリッシュな振る舞いの中にも熱い思いを抱く男に扮する。
またこの舞台には2人に加えて、ホーを演じる青柳翔、そして岡田義徳、尾上寛之、上瀧昇一郎、清水優、中村まこと、福井晶一、神保悟志らが出演することも発表された。
チケットの一般販売は東京公演が5月18日、大阪公演が6月2日にスタートする。
鄭義信 コメント
映画で描かれた兄弟愛や友情といったテーマは、今でも充分共感していただけると思いますし、何より、アクションもドンパチもあって、歌もあって、踊りもあって……とにかくワクワクできる芝居をつくりたい。あの香港ノワールの名作を観て「かっこいいな!」と思った気持ちを、お客さんと分け合いたいと思います。
映画の英題は「A Better Tomorrow」。誰もがよりよい明日を求めているんです。今回は天安門事件をスタート地点に、自由を求めて香港に流れ着いた主人公たちの行く末を描いていきますが、明日に希望が持てる物語にしたいと思います。
松倉海斗(Travis Japan)コメント
原作の映画がとにかく、渋くてかっこよくて。ガンアクションも観ていて声が出そうなくらい迫力がありますし、好きなシーンがたくさんあって、それを自分が演じるのかと思うと、本当にワクワクします。
Travis Japan全員で舞台に立った経験はあっても、二人で主演というのは初めての経験なので、如恵留との絆もいっそう深まりそうですし、ほかの出演者の方々とも、熱く語り合いながら、この作品をつくりあげたいです。一つの物語の最初から最後まで、生のお芝居で届けられるのが、舞台のいちばん素敵なところ。そのためにも、ちゃんと軸を持って、舞台上で役として生きられるよう頑張りたいと思います。
川島如恵留(Travis Japan) コメント
アクションもお芝居も、すべてがつくりこまれた傑作だからこそ、映画の世界だけで終わるのではなく、舞台化できることを嬉しく思います。音楽劇になるというのも大きな変化ですし、舞台のアクションシーンはどう演出されるのか、僕たち自身も楽しみにしつつ、稽古に、本番に体当たりしていきたいです。舞台は僕を育ててくれた“畑”のような場所。こうしてまた主演というかたちで立てるのは本当に嬉しいし、この作品を自分たちの代表作として、再演を重ねていければいいなと思っています。一寸の手抜きもなく、自分たちも、そしてもちろんお客様にも満足していただける作品にしていきます。
A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-
2024年6月24日(月)~7月8日(月)東京都 日本青年館ホール
2024年7月12日(金)~7月16日(火)大阪府 オリックス劇場
<出演者>
松倉海斗(Travis Japan)/ 川島如恵留(Travis Japan) / 青柳翔 / 岡田義徳 / 尾上寛之 / 上瀧昇一郎 / 清水優 / 中村まこと / 福井晶一 / 神保悟志 / 加藤照男 / 進藤ひろし / 松上順也 / 五味良介 / 羽鳥翔太 / 稲葉俊一 / 嶋村昇次 / 森野憲一 / 榊海搭