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Caravanがあまりの美しさに涙した場所は

Caravan
6か月前2024年05月22日 9:03

5月16日は松尾芭蕉が奥の細道に旅立ったことから“旅の日”に制定されています。多くの人にとって人生における大切な要素である“旅”。5月16日にスタートしたこの連載では、旅好き / ツアーなどで各地を飛び回るアーティストに、旅先での思い出やとっておきのスポットを教えてもらいます。最終回は旅をライフワークにしているCaravanさんが登場。Caravanさんセレクトの“移動中に聴きたい旅プレイリスト”とともにお楽しみください。

構成 / 丸澤嘉明

これまでに旅した場所で、特に印象に残っている場所とその理由

モロッコのサハラ砂漠で迎えた朝日は
今でも忘れられない風景です。
黄金に輝く砂漠の中で、
砂の一粒になったように思えるほど自分の存在を小さく感じました。
果てしなく広大な砂漠に耳を澄ますと
風の音だけが聞こえて、
自分の鼓動まで聞こえるような静寂でした。
音楽活動においても私生活においても
転機のようなタイミングだったので、
長く深い漆黒の夜を溶かすように
広大な砂漠を照らす朝日を見たとき、
もう一度生まれ変わったような不思議な感覚を覚えて涙があふれたことを覚えています。

旅先で実際にあった忘れられないエピソード

ニューメキシコのタオスで、
自称 伊達政宗の守護霊を持つという不思議な人に出会いました(笑)。
日本にとても関心があり話しかけてくれたようです。
いろんなモノが見えるようで、僕には遠い昔の宣教師と、小さな子供と、一羽の鷲が憑いているから旅が好きなんだと言われました。
いろいろと話してくれたのですが、あまり覚えていません。でも旅のエピソードとして忘れられません。
ニューメキシコには、いつかまた行きたいと思っています。

本当は人に教えたくない、お気に入りのスポットやお店

ネパールのナガルコットという場所の
裸電球一つしかない小さな食堂で食べたモモが
感動的にうまかったです。
教えたいのですが名前を覚えていません。
場所は覚えているので気になる方は聞いてください。
いろんな場所で食べたけどダントツで一番でした。

欠かせない旅のお供

以前はカメラ、メモ帳、音を録音するためのレコーダー、いろんな物を持ち歩いていました。
今は味気ないですがスマホですかね。
ちょっとロマンがないですが、位置情報も知れて何かと頼ってしまいます。

旅の魅力

知らず知らずに張り付いた固定観念を壊すためのものであったり、
帰る場所を再確認するためのものであったりします。

いろんなことが便利になった現代で、
匂いや温度や雑踏の音を肌で感じることで、
体に刻まれる記憶があるように思います。

また訪れた場所が増える度に、
出会う人が増える度に、
他人事が減っていく感覚があります。
知らない何処かの出来事ではなく、
あの時の あの場所。あの人達。
自分の一部が増えていくような感覚を覚えます。

移動中に聴きたい旅プレイリスト Selected by Caravan

01. Down by the River / ニール・ヤング
02. Kind & Generous / ナタリー・マーチャント
03. Love's Gonna Walk Out On Me / Toots & The Maytals
04. Suitcase / ジョー・パーディ
05. Journey Through The Past / ジェイムス・マーサー
06. With The Notes In My Ears / ピーター・ブロデリック
07. Take Care of Yourself / Owen
08. Orange Sky / アレクシ・マードック
09. Face the Day / Grand Fiction
10. Trouble / レイ・ラモンターニュ
11. Follow the Sun / ザヴィエル・ラッド
12. This Time Around / ジョナ・ヤノ
13. In the Morning / The ballroom thieves
14. Here With Me / d4vd

Caravan

1974年生まれの男性シンガーソングライター。幼少時代を南米ベネズエラで過ごす。高校時代にバンド活動を開始し、2001年にソロアーティストに転身。全国各地を旅しながら弾き語りライブを行い、2004年に1stアルバム「RAW LIFE MUSIC」をインディーズレーベルからリリースする。2005年10月にはシングル「DAY DREAM / Dynamo」でメジャーデビュー。独自の視点でつづられた歌詞、エバーグリーンなサウンドで幅広く支持を獲得するほか、YUKIの「ハミングバード」「WAGON」、SMAPの「モアイ」など、他アーティストへの楽曲提供でも評価を高める。2012年春に自主レーベルSlow Flow Musicを設立。同年6月にアルバム「The Sound on Ground」をリリースしたのを皮切りに、コンスタントに作品を発表している。最新作は2023年9月リリースのアルバム「1974」。
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