ko-dai(Vo)の発声障害の治療に専念するため、ソナーポケットがライブ活動を一時休止する。
2011年頃から発声障害を患っていたko-dai。「当時は、発声障害というものが世の中に認知されておらず、ただただ歌が下手くそになったと周りにも思われていたし、病院で声帯の検査をしても問題がなく自分も何が何だか分からない状況でした。テレビやライブに出れば、『歌が上手くない。』『下手くそ。』そんな書き込みが飛んでくるのが、もう怖くて怖くて、それでまた萎縮して声が出なくなって。約一年後に「過緊張性発声障害」と診断され、ようやく肩の荷が降りました」とこれまでの苦悩を明かす。発声障害と診断されてからは症状が知られないように活動してきたものの意図せず声が震えたり声帯が痙攣を起こしてしまうことがあるという。
ko-daiは治療の専念という決断に至った理由について「今年に入り、発声障害の海外の研究チームに参加している、この病のスペシャリストと出会いました。ここでライブ活動をお休みして、一度しっかりと声の治療とトレーニングに専念し、この病を完治させたいと決意を固めました」と説明。「完全無欠のヴォーカリストになって、みんなの前に帰って来るつもりです。少しの間、待っていてください。いつも、支えてくれてありがとう」とファンに呼びかけた。
ソナーポケットはラジオのレギュラー番組など、ライブ以外の活動はこれまで通り実施する。また6月15日に熊本・熊本県立劇場 演劇ホールにて開催予定のデビュー15周年ツアー「Sonar Pocket 15th Anniversary Tour ~僕たちの未来~」ファイナル公演は予定通り行われる。
ko-dai(Vo)コメント
メジャーデビュー15周年と言う節目を迎え、より一層、歌と真剣に向き合うことが多くなりました。
その中で、どうしても自分の思うように声帯が動いてくれず、発声障害の症状に何度も悩まされました。
2011年頃、自分の歌声がデビューした頃と違って来ていて、少し違和感を感じていました。声が詰まってしまう。上手く出せない。高い声が出ない。そんな時に当時のスタッフさんから「喉の調子は大丈夫?」と心配され、ますます悩んでいったのを思い出します。
当時は、発声障害というものが世の中に認知されておらず、ただただ歌が下手くそになったと周りにも思われていたし、病院で声帯の検査をしても問題がなく自分も何が何だか分からない状況でした。
テレビやライブに出れば、「歌が上手くない。」「下手くそ。」そんな書き込みが飛んでくるのが、もう怖くて怖くて、それでまた萎縮して声が出なくなって。
約一年後に「過緊張性発声障害」と診断され、ようやく肩の荷が降りました。病気と言われ安心するのも変な話だと思いますが、自分の中では気持ちが軽くなりました。
その日から、症状が出ないように、症状がバレないように、自分なりの努力を続けてきました。
発声障害というものが、世間的にあまり知られていない中で、どう向き合っていけばいいのかわかりませんでした。
正直周りに理解者が居ないことがとても苦しくて、何十回も何百回も辞めたかったし、辞めたら楽になれるんじゃないかと思っていました。
そんな自暴自棄になっていた時期も、eyeronとmattyはいつも近くにいてくれました。
どんな状況でも、ソナーポケットを守るために止まらずに活動を続けてきて、なかなか発声障害だと気がつかれないぐらいまで頑張って来たつもりです。
ただ、まだ皆の知らないところでは声が震えてしまったり、意図せず声帯が痙攣を起こしてしまうことがあるんです。
今年に入り、発声障害の海外の研究チームに参加している、この病のスペシャリストと出会いました。ここでライブ活動をお休みして、一度しっかりと声の治療とトレーニングに専念し、この病を完治させたいと決意を固めました。
eyeronとmatty、周りのスタッフさんが自分の思いを受け入れてくれて、このような発表となりました。
完全無欠のヴォーカリストになって、みんなの前に帰って来るつもりです。
少しの間、待っていてください。
いつも、支えてくれてありがとう。