弓木奈於(乃木坂46)の1st写真集「天使だったのか」が明日7月23日に発売される。これを記念して弓木がメディア取材に応じた。
「ふわやか」その心は
写真集のテーマは弓木自身が提案した「ふわやか」。その意味について、「自分が作り出した言葉だと知らなかった」という彼女は「柔らかくてふわっとしていて、手が届きそうで届かないみたいな感じです」と説明する。そんな“ふわやかさ”が最も現れたカットとして、弓木は布団に包まれた1枚を指しながら「私の素顔のような、安心した表情を引き出していただいて、これがナンバー1“ふわやか”ですね」と紹介した。
ちゃんと凹凸があったんだ!
写真集発売が決定した際、自分が作品の軸になることに緊張や不安を覚えたという弓木。しかし撮影を経た彼女は「本当にいろんな表情を撮ってくださり、自分も知らなかった自分に出会わせていただけて、自信満々に周りの人に見てもらえる写真集になりました」と誇らしげだ。「自分も知らなかった自分」の具体例を挙げてもらうと「私は平面顔だと思っていて、それがコンプレックスだったのですが、横顔の写真を見たときにちゃんと凹凸があったんだ!と感じました」と新たなチャームポイントの発見を明かす。さらにランジェリー姿、水着姿など初挑戦となった大胆なカットに対し「写真集ならではの特別が詰まっています」と照れ笑いを浮かべた。
タイ・プーケットで撮影された本書は、エキゾチックな雰囲気も魅力の1つ。弓木が象2頭に挟まれたカットは先行公開されるとファンに大きなインパクトを与えた。「ファンの方から『象の写真集 with 私』なのではと心配されました」と明かしつつ、彼女は「象のお肌はすべすべなのかなと思いきや、毛が1本1本自立していてけっこうチクチクして、初めての感覚でした」と貴重な体験を振り返り、「背中に乗せてもらったときにけっこう揺れるので、ずっと乗っていたら腹筋が鍛えられそうだなと思いました」と茶目っ気たっぷりに語った。
バラエティで大活躍、乃木坂46を深く考えるように
バラエティ番組やラジオ番組などグループ外でも活躍し、天然なキャラクターで確実に爪痕を残している弓木。彼女をきっかけに乃木坂46に興味を持つ人も少なくないはずだ。そんな中で弓木は以前に増してグループのことを深く考えるようになったと言い「乃木坂46の素敵なところをもっとたくさんの人に知ってもらうにはどうしたらいいんだろう?とか、乃木坂46の第一印象がこうだったらいいなとか、そういう自分の気持ちをキャプテン(梅澤美波)にも伝えられるようになったのが、私の中で変わったことです」と自身の変化を明かす。後輩の5期生について聞くと「無理に強く見せてもメッキが剥がれてしまうと思うので、自然体で接していて。今ではなんでも私から話しかけられるようになりました」と良好な関係性が明かされた。
弓木は個人仕事のテレビ収録などで緊張した際、思い出す言葉があるという。テレ東系の乃木坂46のレギュラー番組「乃木坂工事中」の中で設楽統(バナナマン)が言った「やらないで後悔するより、やって失敗したほうがいい」という言葉だ。「私はどの現場でも変わらずにいようとしています。でも私に技量があるわけではなくて、たくさんのスタッフさん、共演者の方に助けてもらっていて。その中で成長できたらいいなと思います」と語った彼女は、「私が出演している『ラヴィット!』(TBS系)を観てミート&グリートに来てくださる方がいたりして、すごくうれしいので、そういった実感を持ってこれからもがんばっていけたらと思います」と意気込んだ。
今の私の全部
36thシングル発売、毎年恒例の全国ツアーなど今夏も乃木坂46はトピックが盛りだくさん。どんな夏にしたい?という質問に弓木は「今年はツアーでドーム公演も予定していて、それは先輩方が培ってくださって今があるので、それを大切にしつつ、新しく乃木坂46を知ってくださった方にも楽しんでいただける、そんな夏にしたいです」と回答した。そして彼女は写真集を「今の私の全部です。私のことをよく知らない方も、手にとっていただけたら『いいじゃん!』と思ってもらえるような、“楽しい”が詰まった1冊なので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います」とアピールした。