シンガーソングライター・井上杜和の1stフルアルバム「冗句冗談」が本日7月24日にCDと配信でリリースされた。
井上杜和は1999年生まれのシンガーソングライター。2021年より東京を中心にライブ活動を行なっている。初のフルアルバム「冗句冗談」の制作には、柴田聡子や幾何学模様の作品に携わってきた君島結(ツバメスタジオ)が参加。バンドメンバーは八島陸(G)、瀬戸太一(B)、桑畑怜吾(Dr)、茅根信一郎(Key)という、井上にとっておなじみの面々が務めている。また「ど忘れ」「湯船に乗って」では濱野夏椰(Gateballers、GOD)がラップとスティールギター、「星T」「許してくれて謝謝」ではかなふぁん(kiss the gambler)がコーラス、「ドンチー」「脱皮」では和田地球(くぐり)がテナーサックスを担当している。
井上は「冗句冗談」リリースを記念して、8月より自身初のツアーを開催。大阪と京都では弾き語りライブを行い、真舟とわ、いちやなぎをそれぞれゲストに迎える。バンド編成でのライブとなる愛知公演には、内村イタル(ゆうらん船)とのうへるが出演。同じくバンド編成の東京公演には、アルバムにも参加している濱野と和田がメンバーに加わる。
また本作のリリースを受けて、ライター・松永良平、やまのは(KiQ)、そして濱野と和田のコメントが公開された。
井上杜和「冗句冗談」収録曲
01. 許してくれて謝謝
02. 何が出るかな?
03. ドンチー
04. かににさされた!
05. 洞脈
06. がてらに
07. 星T
08. ど忘れ
09. 湯船に乗って
10. 脱皮
松永良平(リズム&ペンシル)コメント
なんだろうか。かつてロックには、ひねくれないと愛せないタイプってのがあってさ。でもこの音楽はまっすぐにひねくれている。許してくれて謝謝とは? かににさされたとは? がてらにがてらにとは? 予測変換不能でストロングスタイルの変態なのに、このおかしな日本語ロックがアウトサイドからハートの真芯に飛び込んでくるんだ。すました顔して相当おかしなシンガー・ソングライターにして、根本的に痛快無比なメロディメイカーでロックンローラー。井上杜和がいれば、ロックの歴史はこの先もすくすくと続いていけるんじゃないか、ビザールなままで。
やまのは(KiQ)コメント
井上杜和の隠されていた変態性がようやくパッケージングされました。
いわゆる1stアルバムが1番良いアーティストにならずに、これを超えるアルバムを何枚も作る事を約束してくれるような、“ガチャガチャ”な楽曲がごった煮になった内容です。
でもどんな曲をやっても井上杜和が唄えば井上杜和の楽曲になるのが彼の凄いところ。当たり前にみんなが出来る事では無いです。
バンドのアレンジ、技術に逃げないポップスの強度をお楽しみ下さい。
今ならまだ古参アピール出来ます。
濱野夏椰(Gateballers、GOD)コメント
高橋留美子とソウルミュージックに向けた花束 AORの果てに石神井公園のワニがかににさされた!
和田地球(くぐり)コメント
アルバムを通して、何かミュージカルか、ショーか、そんな情景が浮かびます。
とわくんにスポットライトが当たって、ついつい歌声に耳を澄ませてしまうような。曲ごとの舞台の書き割りまで思い浮かんできます。
そういう想像力をちゃんと許してくれる丁寧なバンドの演奏と、歌っていることばのやさしさと、とにかく温もりで一杯なアルバムになっていると思います。
サックスでこのアルバムに参加できたことを、本当に誇りに思います。アルバムを通して聞いてみると、これが本当に自分なのかと疑うくらい、でも紛れもなくその時の自分のサックスの音で、こんな経験はやっぱりなかなかできないですな。
本当にありがとう!!
素敵なアルバムです!!
井上杜和1stフルアルバム“冗句冗談”発売記念ツアー「夜食巡」
2024年8月10日(土)大阪府 cafe&bar O'hara
<出演者>
井上杜和 / 真舟とわ
2024年8月11日(日・祝)京都府 エンゲルスガール
<出演者>
井上杜和 / いちやなぎ
2024年8月16日(金)愛知県 K.D ハポン
<出演者>
井上杜和 / 内村イタル(ゆうらん船) / のうへる
2024年9月12日(木)東京都 青山 月見ル君想フ
<出演者>
井上杜和