虹のコンキスタドールの結成10周年を記念したフォトブック「虹のコンキスタドール 10th ANNIVERSARY BOOK『Rainbow Memories』」。本作の発売に伴い、本日8月12日にマスコミ向けの取材会が行われた。
8月9日に発売されたこのフォトブックは、学校を舞台に「終わらない文化祭」というテーマで撮影された。グラビアに参加したのは、8月17日に開催される結成10周年ワンマンライブ「虹のコンキスタドール 10th Anniversary LIVE~すべてが虹になるサマーっ!~」大阪・NHK大阪ホール公演をもってグループを卒業する岡田彩夢、神田ジュナをはじめ、予科生を含めた総勢16名のメンバー。カラフルな水着のグラビアカット、厳選された歴代衣装34着の着用写真などが掲載されている。
「虹コンって虹コンなんですよ」
取材会では的場華鈴が「これまで虹コンは『フレッシュですよー』という顔で活動してきたんですけど、10周年を迎えたことを打ち出していくたびに『実はベテランなんじゃない?』とバレ始めまして(笑)。今でもピチピチにフレッシュに活動できているのは形や環境が変わってきたことの影響だと思うので、虹コンに関わってきた人全員で10年続いてきたことを誇っていきたいなと思っております!」と結成10周年を迎えた心境をコメント。10年間活動を続けることができた秘訣を聞かれると、鶴見萌は「一番の理由は虹コンが虹コンだからかな、と思います。虹コンって虹コンなんですよ……(笑)。虹コンって虹コンのメンバーしか入ってこなくて(笑)」と独特の語彙で言葉を紡ぎ、「今は“インドア系正統派アイドル”というコンセプトで活動しているんですけど、昔から内気でオタク気質な子たちが集まっていて、本当にみんな優しいんですよ。あとから入ってきた子たちも『こんなに仲いいと思わなかった』と言ってくれて。虹コンは入れ替わりが激しくていろんな時代があったんですけど、優しく温かい虹コンという雰囲気が変わらずあったことが、ここまで続けてこれた秘訣だと思います」と語った。
「これまでの活動における一番の思い出は?」という質問が飛ぶと、1期生の中村朱里は2022年4月の日本武道館公演を挙げ、「夢を叶えることができた瞬間は本当に今でも印象に残っていますし、すごく大切な思い出です」と回答。尾林結花は「この夏の『TIF』(『TOKYO IDOL FESTIVAL』)の3日間がすごくいい思い出で。今回の『TIF』はこのメンバー全員ですべてのステージに出演させてもらって、ファンの皆さんも含め『今の虹コン、すごく楽しいな』とお互いに感じられた瞬間がたくさんありました」と目を輝かせた。また「これまでの活動で大変だったことは?」という質問には、的場が「大変な時期のほうの比率がすごく高いグループで……(笑)。武道館まで8年かかりましたし、メンバーの入れ替えも多かったですし、ずっと壁を破りながら進んできたような10年間でした。その壁の数の分、虹コンは強くなったなと思っています」と答え、苦難を乗り越えてきたグループの強さについて言及した。
「なんといいフォトブックなんでしょう!」
話題がフォトブックに移ると、桐乃みゆは「最後のページまで見終わったあと抱きしめたくなるような、それくらい愛おしさを感じる1冊です」と話し、栗原舞優は「私は7周年記念のときのフォトブックを買って読んでいる側だったので、大切な10周年のフォトブックに自分が載っていることが本当にうれしいです。『これは私の宝物になるぞ』と感じました」と喜びをあらわに。隈本茉莉奈は「撮影したのが、虹コンの過去のミュージックビデオを撮った学校スタジオなんですよ。『このMVかな……?』と予想して当てていただきたいなと思っています」とアピールした。
「フォトブックのお気に入りカットは?」という質問には鶴見がメンバーを代表して回答。腕を組んで歩いている鶴見、隈本、石浜芽衣の後ろ姿のカットを挙げ、「撮った記憶がなくて、ただの移動中の後ろ姿なんですよね。このカットが後輩先輩関係なく仲がいいことの証明になっていると思います」とその写真について解説した。また「フォトブックを自分で採点するとしたら?」という質問に対しては、大和明桜が「24万2424.24点です!」と“虹”にかけた数字をところどころ噛みながら発表。「それくらい虹コン満載で、みんなかわいく美しいメンバーたちが写っていますし、このフォトブックで虹コンらしさがわかると思いますし、なんといいフォトブックなんでしょう!」とフォトブックの魅力を改めて強調した。
「虹のコンキスタドール大好きです」
卒業を目前に控えた岡田彩夢は「卒業する前にこの本を作ることができて本当によかったなと心から思います。日常の空間がそのまま切り取られているので、卒業したあとに見たら『あ、こんなんだったな』と思い出せるフォトブックになっているなと思います」としみじみと述べつつ、「私の棺桶にこのフォトブックを入れてもらえたらうれしいです」と隣にいた桐乃に自身の棺桶にフォトブックを入れるように依頼した。
神田ジュナも卒業前の現在の心境を語り、「私が加入したときが7周年のタイミングで、そのときのフォトブックには載ることができなくてさみしかったので、10周年のフォトブックに参加できてうれしかったです。卒業発表してから3カ月くらい経ったんですけど、この3カ月がアイドル人生で一番充実していて。これからまだ80年は生きる予定なんですけど、間違いなく人生で一番の思い出になったと思います。虹のコンキスタドール大好きです」とグループへの愛を口にした。