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GANG PARADE、名古屋の歌姫・May'nと中日ホールで魅せた特別な1日

GANG PARADEとMay'n。(撮影:大橋祐希)
21分前2024年10月03日 10:04

9月29日にGANG PARADEとMay'nによるツーマンライブ「ライブナタリー presents GANG PARADE SAY HELLO!2MAN'24」が愛知・中日ホールで昼夜2公演行われた。この記事では昼公演のレポートを掲載する。

名古屋が生んだ歌姫・May'nが中日ホールで熱唱

ライブナタリーとGANG PARADEのコラボレーションイベントとして、昨年に続いて2回目の開催となる本企画。今回は開催済みの東京公演にTEAM SHACHI、千葉公演にKOTOKO、大阪公演にFLOW、愛知公演にMay'n、そして10月5日の石川公演にthe telephones、翌6日の長野公演に超能力戦士ドリアンがゲストとしてラインナップされている。愛知公演のゲスト・May'nは2005年に15歳でデビューした名古屋出身の実力派女性シンガー。アニメ、ドラマ、映画、ゲームの主題歌を多数担当し、日本のみならず海外でもライブを行うほか、近年ではミュージカルに出演するなどマルチに活躍している。開演時間を迎え、May'nは2名のダンサーとともにステージへ上がり、信念めいた強い思いが込められたナンバー「LIES GOES ON」でさっそうとライブをスタートさせた。その後、ダンサーがステージを去り、「マクロスF」のエンディングテーマとして“シェリル・ノーム starring May'n”名義で発表された楽曲「ノーザンクロス」へ。May'nの伸びやかで説得力のある歌声が自身のファンのみならず、遊び人(GANG PARADE)ファンの呼称の心をがっちりとつかみ、大きく盛り上がった。

MCで自身がファンから「部長」と呼ばれており、ファンを「部員」と呼ぶことを遊び人に向けて説明したMay'n。彼女は「一番楽しいと思える時間がライブ」と述べつつ、「私とファンはライブを一緒に楽しむ部活動の部長と部員みたいな関係です」と補足した。また遊び人には「ここで出会えたからには、強制的に皆さん“ライブ部員”ですので!(笑)ギャンパレちゃんは昨日FLOWさんのライブがあって、今日は昼夜2公演だなんてすごくタフですね。さっきリハーサルのときにギャンパレちゃんがずっと観ててくださって、ついフルパワーで歌っちゃいました(笑)。なのでこの1部、私としてはもう本気のリハを経てすでに2公演目って感じです!」と気合いの入ったライブになっていることを明かした。

May'nは「私は名古屋出身なので中日ドラゴンズをすごく応援しています。今日のライブだってバレない程度にドラゴンズブルーの衣装を着てしまっています(笑)。次の曲はドラゴンズだけを応援する曲ではなくて、まだまだがんばりたいよねって思いを込めています。剛速球を投げていきたいと思います!」とタイトルコールし、「蒼の鼓動」を熱唱。「蒼の鼓動」は2022年にテレビ愛知の野球中継テーマソングに選ばれた楽曲だ。ダンサーを再び迎えたMay'nは、名古屋を彷彿とさせる歌詞、グルーヴィなエレクトロサウンドで構成された「B.H.U.」を披露。曲のエンディングで“名古屋の顔”として知られる名鉄百貨店の広告塔・ナナちゃんのポーズを決めるなど、名古屋でのライブならではのステージが展開された。

ギャンパレとの競演を心から喜び、この日を「特別な日」であると言及したMay'n。彼女が2008年に現在の名前に改名したあとに発表した大切な楽曲「ダイアモンド クレバス」を届けると、心のこもった歌声に場内からは大きな拍手が沸き起こった。そしてリリースしたばかりの最新シングル「ストロボ・ファンタジー」を披露すると予告したMay'nは、まず同曲の振付を来場者全員に指南。「遊び人ならきっと踊れる」との判断により、簡単とは言えないレベルの振り付けをMay'n直々にたっぷりと教えた。さらに「遊び人も腕に装着してるLEDライトを掲げて楽しもう」という呼びかけから曲が始まると、なぜかざわつく客席の様子に曲を止めたMay'n。「どうしたの?」という問いにフロアから「何色がいい?」という質問が飛んだ。思わず笑ったMay'nは「何色でもいいの。私はカラフルが一番好きだから!」と答えるなど、アットホームな雰囲気もありつつ、最後まで熱いライブを繰り広げた。

GANG PARADE、ココ「私、名古屋市出身なんです」

May'nのパッションあふれるパフォーマンスの余韻が残る中、続いてはギャンパレが登場。彼女たちはこの日、電波系アイドルソング「Happy Lucky Kirakira Lucky」でスタートダッシュを切り、間髪いれずに激しくもキャッチーなラウドロックチューン「Peace☆超パニック」へつなげてフロアを揺らす。名古屋出身のココ・パーティン・ココは「始まりました! 本日は名古屋の歌姫、May'nさんとご一緒させていただきます! リハーサルからすごいパワーで歌っていて。うちらがリハを観てたせいだったら申し訳ないくらいですが、感動しました!」と発言。そして「私、愛知県名古屋市出身なんです! ライブナタリーのツーマンツアーが名古屋で開催されるのは今回が初めてということでうれしいです。今日は最高の1日にしましょう!」と呼びかけ、「今日は私たちとMay'nさんのライブを楽しみつつ、名物もたくさんありますので、街ごと楽しんでほしいです!」と話した。なお、ギャンパレのメンバーは昼食で「矢場とん」のみそかつ弁当を食べたそうだ。

和風EDMチューン「躍動」で全力パフォーマンスを見せたギャンパレは、続く「涙は風に、思いは歌に」でも激しいダンスを披露。キラ・メイは「May'nさんとゆかりのある名古屋でツーマンライブをさせていただけて本当にうれしいです! ありがとうございます」と感謝の言葉を述べ、「次の曲『CAN'T STOP』はサビで私たちが一列になって手をつないで踊ります。部員の皆さんも遊び人のみんなも手をつないで、一緒に踊ってくれたらうれしいです!」と呼びかけた。そんな言葉の通り、ステージにいるギャンパレと同様、フロアの観客同士も手を取り合って踊り、心温まる光景が広がった。エンディングに向けて、ギャンパレは「BREAKING THE ROAD」を力強く届け、曲中にココが「ここに来てくれた全員でひとつになりたいです!」と熱く呼びかける。汗だくになる中、本ツアーにおけるアンセムとも言える情熱的ナンバー「ROCKを止めるな!!」でライブを締めくくった。

ローカルトークに花が咲いた終演後

ギャンパレと観客が「部長ー!」と叫び、May'nがステージへ。キャン・GP・マイカはリハーサルの全力ぶりに感動したことを伝え、「しかもかわいい!」と素直な感想を語る。また月ノウサギはMay'nの髪型がかわいかったという理由で、その日の髪型を真似したと明かした。May'nはアイドルとのツーマンライブがほとんどないため、「いい機会になった」と話してから、「ギャンパレちゃんはすごくカッコよくて! 『躍動』ヤバいですね! ああいう曲を作りたいと思いました!」とコメント。するとユイ・ガ・ドクソンが「そのとき後ろで踊ってもいいですか?」と即座に反応した。ココとMay'nは名古屋ローカルトークを展開し、会話の中から住んでいる地域が徐々に絞られていったことから、「続きは楽屋で」と笑い合った。

セットリスト

「ライブナタリー presents GANG PARADE SAY HELLO!2MAN'24」2024年9月29日 中日ホール

昼公演

May'n
01. LIES GOES ON
02. ノーザンクロス
03. 蒼の鼓動
04. B.H.U.
05. あはっててっぺん
06. ダイアモンド クレバス
07. ストロボ・ファンタジー
08. Chase the world

GANG PARADE
01. Happy Lucky Kirakira Lucky
02. Peace☆超パニック
03. SUPER PARTY PEOPLE
04. 躍動
05. 涙は風に、思いは歌に
06. CAN'T STOP
07. BREAKING THE ROAD
08. ROCKを止めるな!!

夜公演

May'n
01. LIES GOES ON
02. ノーザンクロス
03. 蒼の鼓動
04. B.H.U.
05. あはっててっぺん
06. ダイアモンド クレバス
07. ストロボ・ファンタジー
08. Chase the world

GANG PARADE
01. パショギラ
02. ブランニューパレード
03. Happy Lucky Kirakira Lucky
04. lol
05. INVOKE
06. Peace☆超パニック
07. Plastic 2 Mercy

公演情報

ライブナタリー presents GANG PARADE SAY HELLO!2MAN'24(※終了分は割愛)

2024年10月5日(土)石川県 Kanazawa AZ
<出演者>
GANG PARADE / the telephones

2024年10月6日(日)長野県 NAGANO CLUB JUNK BOX
<出演者>
GANG PARADE / 超能力戦士ドリアン

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