櫻坂46田村保乃もうすぐ26歳、2nd写真集で「大人に少し近付けた…かな？」

約1年前2024年10月18日 3:05

櫻坂46の田村保乃の2nd写真集「隣の席になりたい」が10月22日に発売される。刊行に先駆け、田村がメディア取材に応じた。

がんばりすぎていた今までの自分

「隣の席になりたい」はアメリカ・ニューメキシコ州のサンタフェで撮影された、田村にとって約3年ぶりの写真集。2021年発売の1st写真集「一歩目」からの時の流れ、彼女の成長を感じられるような1冊となっている。

本書を制作するにあたり、絵画のような美しさを表現したいとスタッフに伝えつつ、「あえてお任せするところを多く作ってみよう」と考えたという田村。その理由について、彼女は「ちょっと余裕を作りたかったというか。活動全般に言えることですが、今までの自分はちょっと根を詰めてがんばりすぎていた気がするんです。それが顔にも出てしまっていたように思います」と明かす。続けて「今回の写真集では少しゆとりができて、表情も柔らかくなったと思います。それが大人っぽさにもつながっているのかな」と冷静に分析した田村は、「3年前の私ではこの写真集でしているようなファッションやメイクが似合わなかったと思うし、きっとサンタフェに自信を持って来られなかったとも思っていて。ある意味、スタッフさんから信頼していただけたのかなと、すごくうれしい気持ちになりました」と自身の成長の実感を語った。

水着やランジェリー姿も本書の見どころのひとつ。田村は前作制作時、撮影に向けて体重を7kgほど落とし、ストイックに体作りを行ったそうだが、今作では普段通りに過ごして撮影に臨んだという。「日々アイドルとして活動をしているので体作りをするのは当たり前だと思っていて。撮影に向けて特別にがんばることはなかったです」という言葉からも、前作からの意識の変化がうかがえた。

「顔が変わる」という魅力

印象深い撮影エピソードを聞くと、田村は衣装と間違えてスタッフの私物のデニムジャケットを羽織ってしまったハプニングや、アメリカサイズのアイスクリームに驚いたことなどを楽しげに回想。お気に入りの1枚には、到着日にテスト的に撮った夕暮れ時のナチュラルな写真を選んだ。「始まりのカットです。まだ何もわかっていない、『どんな感じになっていくんだろう？』とふわふわした状態でした」と振り返った彼女は、「この1枚を見て、こういう写真集になっていくんだろうなと方針が見えたんです」と本書において重要なシーンだったと説明した。

「髪型やメイクが少し違うだけで顔が変わる」とよく言われるという彼女は、それを「アイドルとしてはどうなのか？」と気にしていたが、モデルの仕事を通じて自身のよさであると思えたと話す。「この写真集でも変化が大きく出ていると思います。前髪を上げたり、眉毛やアイラインを変えたりしただけで、ガラリと印象が変わるので」「メンバーはカチューシャで前髪を上げたカットが好きと言ってくれました」と千変万化な魅力に胸を張った。

田村保乃が考える「大人」とは

本書の発売前日、10月21日に26歳の誕生日を迎える田村。この取材中、何度か「大人」というワードを口にした彼女が考える「大人」の定義とはなんなのか。「年齢に関係なく、余裕がある人のことを大人だと思います」と語った田村は、余裕を意識したと最初に語った本書の制作を通じて「大人に少し近付けた……のかな？という感じです」とほほえんだ。そして田村は「隣の席になりたい」について「前作からの3年も、アイドルになってからの時間の流れもすごく感じて、ずっと応援してくださっている方にも楽しんでいただけると思います。新しく知ってくださる方も、『この写真のここがなんか好き』みたく、1つでも残るものがあればいいなと思うので、いろんな方に1枚でも見ていただきたい、知っていただきたい、届けられたらいいなと思う写真集です」とアピールした。

「幸せ」「うれしい」「ありがとう」と口に出せる櫻坂46

11月23、24日に千葉・ZOZOマリンスタジアムで4周年ライブ「4th YEAR ANNIVERSARY LIVE」を行う櫻坂46。現在はオーディションが進行中で、近い将来に新たなメンバーを迎えることが決定している。4周年ライブへの意気込みを聞くと、田村は「櫻坂46は『幸せ』『うれしい』『ありがとう』と思ったら口に出せる人たちが集まっているんじゃないかと思うんです。それをこれからも伝え続けて、さらにグループとして大きくなれるように、希望を持てるようなアニバーサリーライブにしたいと思っています」とコメント。年長組としての気負いはあるか？という質問には「まったくないですね」とキッパリ返し「グループの中で誰がどのポジションというのが決まっていないのが、櫻坂46のすごくいいところだと思っています」と力強く語った。