中島健人が登壇する、京成スカイライナーの新CM発表会が本日11月12日に東京・時事通信ホールにて行われた。
新生KENTY SKYLINERはクール
京成電鉄が運行する京成スカイライナーのイメージキャラクターを2019年から務める中島。今回の会見は、彼が出演する新テレビCM「走る先に、夢がある」編が明日13日から放送されることを記念して行われた。CMのコンセプトは「京成スカイライナーに乗り込んだ瞬間から、新たな夢が始まる」。今年3月末にSexy Zoneを卒業し、アーティストとして新たなるステージへ踏み出した中島の真剣な表情を捉えた、ドキュメンタリー風の映像が届けられる。前作では“京成王子”として乗客をもてなす役を演じた中島だが、今回彼はスカイライナーの利用者を象徴する存在として登場。楽曲制作からダンスまでの創作活動に全身全霊で打ち込むなど、CM内では特定の“役を演じる”のではなく、自身のバックグラウンドとシンクロするような姿を見せている。
新CMに合わせて中島をモチーフとした特別装飾の車両「KENTY SKYLINER」もリニューアルされ、11月23日から運行を開始する。リニューアル後の車両について、中島は「カジュアルな表現になってしまうのですが……こんなにクールでイケメンな特急があるでしょうか?」と感嘆し、「乗る方の夢が広がるスカイライナーになっている」と“新生”KENTY SKYLINERを表現した。
すぐ振付覚えて、すぐにMV撮る環境
従来の“京成王子”のコンセプトから一新し、“中島健人”自身の自然な姿を映し出した新CMについて、中島は「これまで京成スカイライナーのCMでは『京成王子』というキャラクターを全力で演じることが多かったのですが、今回は僕のありのままの姿が映されています」「普段の僕にフォーカスしていただいたことで、“中島健人”として京成スカイライナーをプロモーションできるんだと感じ、少し大人のステップを踏んだ気がしました」としみじみ述べた。トーク中にはCM撮影の合間にソロデビュー作の歌詞を執筆した、というエピソードが明かされ、彼が「データを集約する用のスマホと、歌詞を書く用のスマホを持って制作していました。スカイライナーのおかげで歌詞が浮かんだといっても過言ではありません」と晴れやかな表情で語るひと幕があった。
CM内で中島がダンスや楽曲制作に取り組む姿がフィーチャーされていたこともあり、会見ではアーティスト活動に関する話題が多く上がった。ダンスの話題に関連して、中島が1曲の振付を覚えるのに約6時間ほどじっくり時間をかけることを明かすと、司会から「振付を覚えるには短いと感じたのですが……」と驚きの声が上がる。これに対し、中島は恐縮しつつ「10代から『すぐに振りを覚えて、すぐにミュージックビデオを撮影し、すぐに歌番組に出演する』という環境で育ってきたので、時間の感覚はほかの方とは異なるのかもしれません」と、自身のアイドルとしてのキャリアを振り返った。
旅のお供3点セットをご紹介
京成スカイライナーが、世界へ向かうターミナル駅・成田空港へとつながる車両であることにちなみ、会見の後半では、中島が壇上に運び込まれた白いスーツケースの中から海外旅行の必需品を紹介するコーナーが設けられた。“旅のお供”として紹介されたのは、サングラス、Vlog用カメラ、そして黒のトップスとグレーのボトムスからなるスウェットセットの3点。中島はサングラスについて「目から発せられるオーラをしっかりガードするために……冗談です」とおどけつつ、「サングラスショップでスタッフの皆さんにプレゼントしたことがあり、みんなでサングラスをかけてロデオドライブを歩いたんです」とエピソードを披露した。黒のスウェットは「I AM U」というロゴが入った、彼のオリジナルグッズ。「背中のプリントもかわいいんですが、今日は京成スカイライナーさんのステージなので……」と前面のみを見せる形で自慢のアイテムを紹介した。
京成スカイライナー is cool
さらに中島は海外を訪れた際に撮影したプライベート写真3枚も公開。「『京成スカイライナー is cool』だと思うので、今日はクールな写真を持ってきました」と、それぞれの写真を紹介する場面もあった。
最後に中島は、「今年は僕自身、大きな変化を迎えた1年でした。多くの夢を見つけ、さらに夢を広げたいと思うようになりました。この京成スカイライナーは、そんな自分の夢をさらに加速させてくれる特急だと感じています。僕はもちろん、僕の周りの方や応援してくださる皆さんも、そして京成スカイライナーも、夢に向かって超特急で走り続けたいと思っています。今後とも応援よろしくお願いいたします」とまっすぐコメント。凛とした表情で報道陣に一礼して会見を締めくくった。