JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

にしなが薄暗い照明の下でファンと歌い踊る、ツアー「SUPER COMPLEX」で表現した音楽の楽しみ方

にしな(Photo by Tatsuki Nakata)
11か月前2024年11月29日 12:05

にしなが本日11月29日に大阪・Zepp Nagoyaで全国ツアー「ZEPP TOUR 2024『SUPER COMPLEX』」の最終公演を開催した。この記事では27日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で行われたセミファイナルの模様をレポートする。

定刻を迎え客電が落ちると、ステージ後方のスクリーンに「SUPER COMPLEX」のコンセプト映像が映し出される。「ネガティブもポジティブも恥じることなく、誰の目も気にすることなく、細胞分裂を繰り返すように、どうぞご自由に遊び、歌い、踊り、焼き付けていってください」というアナウンス、細胞分裂を連想させるカラフルなアニメーション演出に会場の熱気が高まる中、にしながバンドメンバーを従えてステージに登場。彼女は1曲目に「plum」をセレクトすると、クールなボーカルを響かせて一気に場内のムードを支配していく。にしなの「東京、楽しむ準備はできてますか? 次の2曲はライトを光らせて!」という呼びかけで披露されたダンスナンバー「bugs」「FRIDAY KIDS CHINA TOWN」では、オーディエンスがツアーグッズの「照らすcomplex ring」やスマートフォンのライトを点灯し、場内には幻想的な光景が広がっていた。

「SUPER COMPLEX」では、薄暗い照明の下でライブが進行していく。にしなはこの演出を取り入れた理由を「後半に向けて明るくはなっていくけど、人の目を気にせずに一緒に楽しんでもらえたらなと思って」と説明。そして「ライブにルールはないから、自由に好きなように動いて声を聞かせてくれたらうれしいです。一緒に遊びましょう」とファンに優しく語りかけた。ライブ中盤、美しいキーボードと温かなアコースティックギターの音色を合図に披露されたのは「ワンルーム」。にしなは表現力豊かなボーカルで楽曲の主人公の繊細な心情を描き、会場全体を感動的なムードで包んだ。

代表曲の1つ「ヘビースモーク」を経てライブは終盤戦へ。にしなは「ここからはみんなのパワーを発揮していただくフェーズに入っていくんですけど、大きい声は出せますか!? セミファイナルですけど大丈夫そうですか!?」と観客を煽ってコミュニケーションを楽しみつつ、「次の曲は一緒に歌いたいんですけど、大きい声で歌ってくれますか?」と告げて「It's a piece of cake」を披露。ピースフルなムードが会場を包む中、観客は両手を打ち鳴らしてリズムを刻み、にしなとともに「It's a piece of cake」を楽しそうに歌い上げた。

にしなはその後、余韻を断ち切るように「ケダモノのフレンズ」「東京マーブル」などダンサブルな楽曲を次々とプレイ。「シュガースポット」ではこの日一番のエネルギッシュなステージングで会場のテンションを最高潮に導いた。そしてライブ本編のラストに披露されたのは、にしなが愛の意味について模索する中で生まれたという「わをん」。彼女は「みんなのこれからの人生に優しい気持ちがあふれることを祈っているし、応援しています。今日は本当にありがとうございました」と呼びかけ、ファン1人ひとりに愛を伝えるように「わをん」をじっくりと歌い、会場に深い余韻を残してステージをあとにした。

鳴り止まないアンコールを受けて再び姿を見せたにしなは、まず「ダーリン」を情感たっぷりに歌唱。彼女はドラマ「つづ井さん」のエンディング主題歌「ねこぜ」で、オーディエンスに2番の歌詞にある「ほっとけーっ!」のフレーズをともに歌うよう促して一体感のあるステージを作り上げた。そして、この日最後に披露された「アイニコイ」では、ステージ後方スクリーンに観客の様子が映し出される演出も。にしなは観客たちが体を揺らしたり、ともに歌ったりと思い思いに楽曲を楽しむ映像をバックに、駆け抜けるようにアッパーなステージを繰り広げてライブを締めくくった。

セットリスト

にしな「ZEPP TOUR 2024『SUPER COMPLEX』」2024年11月27日 Zepp DiverCity(TOKYO)

01. plum
02. bugs
03. FRIDAY KIDS CHINA TOWN
04. スローモーション
05. 夜になって
06. 真白
07. debbie
08. 透明な黒と鉄分のある赤
09. ワンルーム
10. ヘビースモーク
11. It's a piece of cake
12. ケダモノのフレンズ
13. ランデブー
14. 東京マーブル
15. クランベリージャムをかけて
16. シュガースポット
17. わをん
<アンコール>
18. ダーリン
19. ねこぜ
20. アイニコイ

JOYSOUND
JOYSOUND.COMカラオケ歌うならJOYSOUND

関連記事

「COUNTDOWN JAPAN 25/26」ロゴ

「CDJ」第1弾にサカナクション、NiziU、クリーピー、ano、佐野元春、リーダーズ、ホルモンら

約24時間
「FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025」ビジュアル

「レディクレ」第2弾発表で6年ぶり出演のサカナクションら追加、田淵智也の生誕40周年企画も

1日
KizunaAI「Homecoming」キービジュアル

KizunaAIの6年ぶりアルバム発表 Daoko、柴田聡子、yonkey、北村蕗ら参加曲収録

約1か月
Mrs. GREEN APPLE

ミセス、ヒゲダン、セカオワ、aikoら出演!30周年の「ラブシャ」8万5000人が来場

約2か月
水曜日のカンパネラ

水曜日のカンパネラ「らんま1/2」第2期OP担当、にしな「パンダガール」がEDに

約2か月
にしな「輪廻」MVより。

にしな本日発表の新曲「輪廻」MVを今夜プレミア公開、全国10カ所巡るワンマンツアー開催決定

約2か月
「カタラッシュボール」告知ビジュアル

「RUSH BALL」出演者が他アーティスト曲を語る企画、FM802で連日OA

2か月
にしな

にしな、大切な人との永遠の別れを歌う

2か月
「RUSH BALL 2025」ロゴ

大阪「RUSH BALL」タイムテーブル公開、メインステージのトリは[Alexandros]とSiM

3か月
「SWEET LOVE SHOWER 2025」出演アーティスト第3弾告知ビジュアル

「ラブシャ」にリーダーズ、OKAMOTO'S、きゃりー、TenTwenty、Tempalayら21組追加

4か月