網守将平、大沢伸一、パソコン音楽クラブがロッテのWeb企画「Shu-Chew Beats」にオリジナル楽曲を提供した。
ロッテは2023年以降急速に高まっている日本企業の出社回帰の流れを受け、コロナ禍で普及したリモートワークから一転して、慣れないオフィス勤務での集中に関する実態を調査すべく全国のオフィスを対象にアンケートを実施。この結果、約8割がオフィスで集中できていない一方で、集中状態をつくるための対策をしている人はわずか4人に1人であることが明らかになった。
そこでロッテはガムを噛むことによって集中効果を最大化し、現代人の集中状態を作る“脳の準備運動”を噛むリズムでサポートするため、脳科学者の枝川義邦教授監修のもとガムを使った新しい集中専用ツール「Shu-Chew Beats」を制作することに。この取り組みに賛同した網守、大沢、パソコン音楽クラブが提供した“ガム専用BGM”が「Shu-Chew Beats」のWebサイト、ロッテのYouTube公式チャンネルで公開された。
3組はガムを噛むリズムと楽曲のリズムをかけ合わせ、オフィスワーカーの集中を促すことを目的に“ガム専用BGM”を制作。作業の種類に応じ、それぞれ集中状態に入るために最適なBPMが存在するという事実に基づき、パソコン音楽クラブは作業の処理速度を向上させるという「BPM140 / Extreme」、大沢は作業の効率向上を狙う「BPM120 / Hyper」、網守は作業の正確性向上のための「BPM66 / Chill」という楽曲を作り上げた。
パソコン音楽クラブ コメント
BPM140は、作業のスピードを上げるテンポだと聞き、締め切りに追われている人や、ここぞという瞬間に力を入れたい人たちに向けて、エネルギーを届けるような気持ちで作りました。ぜひぼくたちの曲を聞きながらガムを噛んで作業に挑んでみてください。
大沢伸一 コメント
BPM120は、ある意味ダンスミュージックにとって最もスタンダードな値であり、特にリズムの基本となるバスドラムが1小節に4つ並ぶ「4つ打ち」は、まさに基本中の基本。今回は、音数を極力削ぎ落とし、ソリッドでミニマルな音空間を目指して制作しました。
網守将平 コメント
BPM66は複雑な作業への集中に向いているテンポとのことです。とはいっても複雑な作業に集中するのは大変なので休憩も必要ですよね。むしろ休憩も含めた断続的な集中にピッタリなBPMなのかもと、勝手な解釈も思い描きながら制作しました。焦らずじっくり、ガムとか噛みつつ、たまに散歩とかしつつ、お仕事がんばってください。
「Shu-Chew Beats」監修 枝川義邦氏 コメント
働き方が変化しているいま、いつでもどこでも、望んだ場面で集中できることがより重要になってきています。しかし、多くの職場は集中が妨げられやすく、高い生産性を維持することが難しいのではないでしょうか。大きな成果は得たいけれど、思うように集中できない。多くのビジネスパーソンが頭を悩ませていることでしょう。今回のShu-Chew Beats企画は、そんなビジネスパーソンに向けて、ガムを噛むことにより生まれるリズムと、音楽のリズムを組み合わせて、最強の集中を手に入れることを目指しています。ガムの咀嚼によるリズム運動には、集中力を向上させる効果があることが研究により知られています。その“噛む”というリズム運動に加えて、“集中すること”に特化して開発された楽曲のリズムが組み合わされることで、さらなる集中を促すことが期待されるのです。そして、何かをするときに聴く楽曲のテンポ(BPM)には、それぞれに適した種類の作業があるということも分かっています。ぜひ、ご自身が手に入れたい集中の種類に合わせて、このShu-Chew Beatsというコンテンツを活用してみてください。
