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「音楽と行こう」で04 Limited SazabysとWurtSが化学反応起こした一夜

04 Limited Sazabys(Photo by AZUSA TAKADA)
2か月前2025年03月17日 3:01

KDDI主催のライブイベント「音楽と行こう SUPER LIVE Presented by au」が3月12、13日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)で開催された。

「音楽と行こう」は配信ライブをはじめとした映像コンテンツを通じて全国各地の魅力を発信するプロジェクトとして2022年にスタートし、昨年は有観客のツーマンライブとして行われたイベント。今回は1日目にcoldrainとハルカミライ、2日目に04 Limited SazabysとWurtSが出演し、ツーマンライブを繰り広げた。ここでは2日目の模様をレポートする。なお、フォーリミとWurtSがツーマンを行うのはこの日が初となった。

WurtS

先攻を務めたのは、作詞、作曲、アレンジはもちろん、ジャケットやミュージックビデオなどのビジュアルプロデュースも自身で手がけつつ、ライブ活動も精力的に行っているWurtS。彼はその多才さをライブでも発揮し、さまざまなスタイルでパフォーマンスを繰り広げた。

開演時間を迎え、WurtSはサポートメンバーの佐藤亮(G)、城戸紘志(Dr)、黒川バンビ(B / アカシック)、ウサギ(DJ)とともに登場。1曲目にセレクトされたのはヒップホップ調の「ライフスタイル」だ。WurtSはチルアウトムード漂うこの曲を、ハンドマイクスタイルで軽やかに歌い上げる。さらに「エヴォリューション」では、ヒップホップのアプローチを軸に、グルーヴィなギター、華やかなホーン、ソリッドなシンセサイザー、ボイスエフェクトのかかった歌声などさまざまな要素を混ぜ合わせたサウンドでオーディエンスの体を揺らした。

MCではWurtS が「フォーリミさんとの対バンということで、お越しいただきありがとうございます!」と来場者を歓迎しつつ「これまでたくさんの対バンを経験してきて、やっぱり対バンの魅力はその場で起こる化学反応なのかなと。WurtSのライブを初めて観る方も楽しめるようにやっていきたいなと思うので、皆さん今日はよろしくお願いします!」と意気込んだ。そしてWurtS、城戸、ウサギの3人編成でエレクトロなビートが印象的な「SWAM」をパフォーマンス。WurtS がDJコントローラーを楽しげに操作し、会場にはレーザーの光が飛び交い、フロアはまるでクラブのような空間に変貌した。

WurtSが「しっとり聴ける曲」と前置きしたのは「BACK」。この曲で彼はアコースティックギターを弾きながらじっくりと歌唱し、会場をエモーショナルな空気に染め上げる。ここから彼はギアを一段上げるように、四つ打ちが印象的なロックナンバー「NOISE」「マイティーマイノリティ」を連投。エレキギターをかき鳴らしつつ、気だるげな歌声を響かせた。終盤にヒット曲「分かってないよ」のイントロが鳴った途端、観客は待ってましたと言わんばかりに歓声を上げ、サビでシンガロング。熱気が満ちたところで、最後にWurtSはダンサブルな「リトルダンサー」をドロップし、場内に一体感を生み出してフォーリミにバトンを渡した。

04 Limited Sazabys

交友関係が広くさまざまなアーティストと対バンしたり、多数の夏フェスに出演したりと、ライブバンドとして知られるフォーリミ。事前に実施された、本公演に向けてのインタビューでは、GEN(Vo, B)が「ライブという世界で生きてきたキャリアで言えば僕たちが圧倒的に長いので、その差を見せつけたい気持ちはあります。圧勝したい」と意気込んでいた。その言葉通り、フォーリミはライブバンドとしての泥臭くも熱い貫禄を見せ付けた。まずメロデュックパンクチューン「Now here, No where」で勢いを付けると、さっそくクラウドサーファーが続出。さらにツービートが疾走感を生み出す「My HERO」を叩き込み、オーディエンスを熱狂させた。

フォーリミは2023年に沖縄で実施されたオンラインライブ「音楽と行こう」にも出演。GENは当時のことを振り返り「『音楽と行こう』、音楽と一緒にいいとこ行きましょう! KDDIさん以前は沖縄に連れてっていただきありがとうございました」と感謝を述べつつ、WurtSについて「本当にいい子でね、本当に人格者。温かい家庭で育ったんだろうなって感じがする」と絶賛した。

中盤でフォーリミは「fiction」「Finder」といった重低音が唸る攻撃的なロックナンバーを連投し、会場の熱気をみるみる上昇させる。「midnight cruising」では星がきらめく夜空を彷彿させるサウンドが奏でられ、ミラーボールが放つ光によって会場に美しい景色が広がる。ここから一転、フォーリミは「soup」「Honey」と穏やかなテイストの楽曲を続け、会場をピースフルなムードで満たす。本編ラストには1月にリリースされた約2年半ぶりの新作「MOON」より、王道メロデュックチューンの新曲「magnet」が披露され、明るい曲調ながらもどこか切ない歌詞とサウンドが会場を駆け抜けた。

アンコールではGENが「皆さんの未来に光が差しますように! KDDIの未来に光が差しますように!」と前置きして人気曲「swim」をエネルギッシュに演奏。そして最後に「monolith」を投下して晴れやかな表情でステージをあとにした。

セットリスト

「音楽と行こう SUPER LIVE Presented by au」2025年3月13日 Zepp Haneda(TOKYO)

WurtS

01. ライフスタイル
02. BOY MEETS GIRL
03. エヴォリューション
04. Talking Box(Dirty Pop Remix)
05. 大人になるのは
06. SWAM
07. コズミック
08. BACK
09. ブルーベリーハニー
10. NOISE
11. マイティーマイノリティ
12. 分かってないよ
13. リトルダンサー

04 Limited Sazabys

01. Now here, No where
02. My HERO
03. Kitchen
04. Warp
05. Milestone
06. Jumper
07. fiction
08. Finder
09. midnight cruising
10. soup
11. Honey
12. Squall
13. magnet
<アンコール>
14. swim
15. monolith

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