とたが新曲「予感」を4月9日に配信リリースする。
「予感」は、4月5日にNHK Eテレで放送がスタートするアニメ「アン・シャーリー」のオープニングテーマ。同アニメの主人公のアン・シャーリーが苦しい環境を持ち前の想像力で乗り切り、周囲の人たちと一緒に成長していく姿を想起させる楽曲に仕上がっている。YouTubeでは「予感」が使用された「アン・シャーリー」のPVを観ることができる。なお本ジャケットはとた本人が描き下ろした。
「アン・シャーリー」は「赤毛のアン」シリーズを原作としたアニメ作品。アン・シャーリーの声優は井上ほの花、監督は川又浩が務める。
とた コメント
「アン・シャーリー」のオープニングテーマに決まったときの感想
赤毛のアンという作品に幼い頃から触れていたので、参加させていただけると決まった時はすごく驚きました。アン・シャーリーを観る人の中には、「この作品につかまり立ちをするような子供もいるのかな」と思うと、どんな子も支えられるような揺るがない曲にしようと背筋が伸びる思いでもありました。このお話を頂いた時の私は、幼少期を思い返しながら過去のコンプレックスと向き合う時間を過ごしていたので、導かれたようなタイミングでアンと交わらせていただけたことにとても嬉しく思っています。
楽曲に込めた思い
「予感」という曲は日常の景色を変えるための曲です。目まぐるしい現代の生活では、変えようの無い現実を前にして悲観的になりがちだと思います。ですがどんな事象も悲観的なことばかりではない、他の側面から捉えることも出来ると思います。私はアンという少女の、様々な困難を前にしてもそれをポジティブに読み替える姿に勇気づけられました。アンという存在が、皆様がしゃがみこんだ時にも立ち上がる支えになってくれる、そんな予感がしています。この曲もそんな存在になれたら嬉しいです。
視聴者へのメッセージ
制作にあたり改めて「赤毛のアン」を読み返した私は、アンのポジティブさがすごく眩しい...と思ってしまいました。幼少期にこの作品に触れていた頃の方が、より近い目線で素直に受け止めていた気がして寂しくもなりました。ですが、アンほどポジティブに読み替える力がある子でもコンプレックスを抱えることだってある、というこの物語の前提に気付かされ慰められた気さえしました。日々ポジティブばかりではいられませんが、大切な人がいるすべての人に観て欲しい作品です。きっとふとした瞬間に、アンが心の窓を開けてくれると思います。その時「予感」も思い出してくれたら嬉しいです。待ってます。
