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INABA/SALASが8年ぶりのツアー開催、最後の最後までピースフルな時間

「INABA/SALAS TOUR 2025 -Never Goodbye Only Hello-」神奈川・横浜BUNTAI公演の様子。©VERMILLION
1年以上前2025年04月03日 9:04

2月に3rdアルバム「ATOMIC CHIHUAHUA」をリリースしたINABA/SALASが全国ツアー「INABA/SALAS TOUR 2025 -Never Goodbye Only Hello-」を開催。その最終公演が3月30日に神奈川・横浜BUNTAIにて行われた。

2020年に2ndアルバム「Maximum Huavo」を携えたツアーを予定するもコロナ禍で中止になっていたため、INABA/SALASがツアーを行うのは実に8年ぶり。さらに事前に「2ndツアーにしてFarewell TOURとなるかも知れない」とオフィシャルサイトで告知されていたこともあり、場内には開演前からただならぬ熱気が渦巻いていた。

セッション感満載の「正面衝突」

定刻になり、ツアーロゴが描かれた紗幕が落ちると同時にライブがスタート。無数のミラーボールが回るディスコのようなステージで「Burning Love」を投下して勢いよくライブの口火を切ったINABA/SALASは、続く「U」でステージの端まで行ってオーディエンスを煽って熱狂を加速させる。「Violent Jungle」では合唱が巻き起こり、スティーヴィー・サラス(G)のギターソロから始まった「OVERDRIVE」ではラストに稲葉浩志(Vo)の高音シャウトが響き渡った。

サム・ポマンティ(Key)のシンセパッドが幻想的な音色を奏でる「Boku No Yume Wa」では、リバーブのかかった稲葉のドリーミーな歌声に会場中が酔いしれる。かと思えばアルマンド・サバルレッコ(B)のスラップベースにサラスのカッティングギターが絡む「ERROR MESSAGE」ではグルーヴ感満載のサウンドが観客の体を自然と揺らす。陽気なムードを高めるようにマット・シェロッド(Dr)のパワフルなドラムソロから稲葉のソロ曲「正面衝突」へ突入。この曲ではブルースハープを手にした稲葉とサラスが向かい合い、まるで音で会話するかのようにセッションを楽しむ。さらに曲中にはサラスのソロ曲「Do Your Own Thang」がシームレスに差し込まれるひと幕も。ライブアレンジが施されたスキルフルな演奏を存分に堪能したファンは大盛り上がりで、この日のハイライトの1つとなった。

MCで稲葉は「我々のグルーヴは届いてますか? 今日は遠慮せずにやっちゃってください」と呼びかける。そして「2枚目のアルバムのときに組んでいたツアーがコロナで中止になり、2025年の今、実現できました。時間がかかりましたけど、できてよかった」と感慨深そうに述べてから、コロナ禍のときにサラスとリモートで披露した「IRODORI」を演奏。曲が終わるとライブを待ちわびていたファンから万雷の拍手が贈られた。その後、ステージ上は稲葉とサラスの2人きりに。アコースティックギターに持ち替えたサラスが奏でるアルペジオの調べに乗せて、稲葉は「ONLY HELLO part1」を情感たっぷりに歌い上げ、続いて2人はステージ前方のモニタに腰掛けてブルージィな「マイミライ」をパフォーマンスした。

すべての曲が終わったのに……

サポートメンバーの紹介を経て、ライブは後半戦に。「Demolition Girl」「YOUNG STAR」「Mujo Parade ~無情のパレード~」というアッパーチューンが3連発されたあと、INABA/SALASは「KYONETSU ~狂熱の子~」で会場をさらなる熱狂へと導く。「EVERYWHERE」では音の波が観客を圧倒し、ミラーボールが回る中「SAYONARA RIVER」で本編は終了した。

Gパンとデニムシャツに衣装チェンジした稲葉は、「AISHI-AISARE」でアンコールをスタート。オーディエンスの大合唱が1分以上にわたって続いた「TROPHY」では稲葉が客席を指差しながら弾けるような笑顔を見せる。ラストはゴスペル風の壮大なコーラスが印象的な「ONLY HELLO part2」で感動的なフィナーレを迎えた。すべての曲を終え、稲葉は「始まるとあっという間のツアーでいろんなことがありましたが、このメンバーで楽しくできました。本当に最高のツアーでした。INABA/SALASのことを忘れないでください」と挨拶。そしてステージ上で記念撮影をするためメンバーを集めようとするも、マットが「TROPHY」のコーラスを歌い始め、すぐさま客席もそれに追従。サラスはドラムを叩き始めるなど収拾がつかなくなり、会場は再び熱狂。最後の最後までピースフルかつにぎやかな空気で満たされたまま、“Farewell TOUR”とは思えない期待を抱かせながら幕を閉じた。

セットリスト

「INABA/SALAS TOUR 2025 -Never Goodbye Only Hello-」2025年3月30日 横浜BUNTAI

01. Burning Love
02. U
03. Violent Jungle
04. OVERDRIVE
05. Boku No Yume Wa
06. DRIFT
07. ERROR MESSAGE
08. 正面衝突
09. IRODORI
10. ONLY HELLO part1
11. マイミライ
12. Demolition Girl
13. YOUNG STAR
14. Mujo Parade ~無情のパレード~
15. KYONETSU ~狂熱の子~
16. EVERYWHERE
17. SAYONARA RIVER
<アンコール>
18. AISHI-AISARE
19. TROPHY
20. ONLY HELLO part2

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