米津玄師のワールドツアー「KENSHI YONEZU 2025 WORLD TOUR / JUNK」が、4月6日(現地時間)にアメリカ・ロサンゼルスのYOUTUBE THEATERで千秋楽を迎えた。
2月27日に東京・東京ドームでファイナルを迎えた国内ツアー「米津玄師 2025 TOUR / JUNK」から、約1週間後の3月8日に上海のMERCEDES-BENZ ARENAで幕を開けた今回のワールドツアー。チケットは国内と同様に全箇所ソールドアウトし、上海、台北、ソウル、ロンドン、パリ、ニューヨーク、ロサンゼルスの7都市計10公演で9万人を動員した。約3カ月にわたって行われた「JUNK」は、米津にとって最大規模のツアー。最新アルバム「LOST CORNER」の楽曲を中心に24曲で構成されたこのツアーには、日本国内と合わせて合計44万人が参加した。
海外公演も国内と同様のセットリストで、代表曲「Lemon」やアメリカレコード協会(RIAA)からゴールド認定を受けるなど海外でも大ヒットを記録した「チェンソーマン」の主題歌「KICK BACK」、スタジオジブリの映画「君たちはどう生きるか」の主題歌「地球儀」、テレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」の主題歌「ピースサイン」、映画「シン・ウルトラマン」の主題歌「M八七」、朝の連続テレビ小説「虎に翼」の主題歌「さよーならまたいつか!」、映画「ラストマイル」主題歌の「がらくた」などが届けられた。ハチ名義で発表し、米津玄師名義でもリリースした人気曲「ドーナツホール」ももちろん披露。1つひとつの楽曲が始まるたびに大歓声が上がり、公演を待ち望んでいた各地のファンの熱気があふれんばかりに伝わるステージとなった。
アンコールではテレビアニメ「メダリスト」のオープニング主題歌「BOW AND ARROW」や、4月より放送がスタートしたテレビシリーズ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の主題歌「Plazma」といった最新曲もパフォーマンス。ラストは「LOST CORNER」で締めくくられ、ツアーは大団円を迎えた。
ロサンゼルス公演のMCで米津はワールドツアーを振り返りながら「これだけの人が集まってくれて、本当にうれしいです。日本語の歌で、言葉も何を言っているかわからないかもしれないけれど、それでも熱烈に迎え入れてくれるということに本当に感激しました」と、世界各国でライブを待ち望んでいたファンと対面できたことへの感慨を述べた。
