JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイト「ジョイオンプー」LINEスタンプ販売中

Laura day romanceがアルバムの世界を円環させた初ホール公演、満員の会場で示した最新のローラズ

「Laura day romance oneman live 2025 wonderwall」東京公演の様子。(撮影:小杉歩)
約1か月前2025年05月03日 3:06

Laura day romanceのワンマンライブ「Laura day romance oneman live 2025 wonderwall」の東京公演が4月29日に東京国際フォーラム ホールCで行われた。

今年2月に、2部作のアルバムの前編にあたる作品「合歓る - walls」をリリースし、高い評価を得ているLaura day romance。アルバムともリンクしたタイトルが冠されたこの公演は、大阪・大阪城音楽堂と東京国際フォーラム ホールCにて行われた。東京国際フォーラム ホールCでのライブはローラズにとって初のホール公演ながら、チケットは完売。およそ1500人のオーディエンスの前で、約2時間にわたってじっくりパフォーマンスが繰り広げられた。

開演時刻を迎えるとステージが暗闇に包まれ、街行く人の足音や電車の走行音のようなSEが流れ出す。そして鈴木迅(G)と礒本雄太(Dr)がバンドメンバーとともに姿を現し、やや遅れて井上花月(Vo)が。Laura day romanceは観客の不意を突くようにいきなり今回のライブのために書き下ろした楽曲「不思議の壁」を披露し、ゆったりとライブの幕を開ける。そして「mr.ambulance driver | ミスターアンビュランスドライバー」を軽快に続け、心地よいアンサンブルを響かせていく。フリルの付いた白を基調とした衣装に身を包んだ井上は、時に体を揺らしながら軽やかな歌声を届けた。続けて「透明」「sweet vertigo」と、ポップさとシリアスさを併せ持つ楽曲が披露され、より深いローラズの世界へと観客は引きずり込まれていった。

ホール会場ならではの多彩な照明演出も見どころの1つとなったこの日のライブ。「Amber blue | アンバーブルー」ではステージ後方の幕が真っ赤に染まる一方で、舞台上には青いライトがドット模様を作り出し、独特なサイケデリアが醸し出された。また、たびたびステージ前方からメンバーに光が当てられ、背後の幕にそれぞれのシルエットが大きく映し出された。

その後も「ether | 満ちる部屋」「転校生 | a new life!」「waltz | ワルツ」など、最新アルバムの楽曲と過去曲とを織り混ぜながら披露し、新たな物語を編み込んでいくLaura day romance。「brighter brighter」では井上が力強く伸びやかな歌声をこだまさせ、歌詞と呼応するようにステージが眩い光に包まれた。スモーク漂う幻想的な空間で「subtle scent | 微香性」を演奏したのを皮切りに、ローラズは「合歓る - walls」終盤の楽曲を収録順に演奏。アルバムの最後を飾る「渚で会いましょう | on the beach」まで、「合歓る - walls」の世界をじっくり届けていく。そしてラストにローラズは、アルバムの世界を円環させるかのように、「合歓る - walls」冒頭の楽曲「5-10-15 I swallowed | 夢みる手前」「Sleeping pills | 眠り薬」をパフォーマンス。深い余韻を残したまま舞台を去っていった。

アンコールを求める拍手に応えて、Laura day romanceは再びステージに登場。井上の「ありがとうございます。タイトルにちなんでカバーをやりたいと思います」という言葉に続けてOasis「Wonderwall」を演奏する。無骨で乾いたアンサンブルを響かせたかと思えば、続く最新曲「heart」では一転して温く瑞々しいサウンドを鳴らしていく。優しさと繊細さの中に凛とした強さが宿ったような、ローラズならでのポップネスを届け、そのまま最終曲「リグレットベイビーズ」を演奏。近年の楽曲で固めたセットリストで最後までオーディエンスを魅了し、最新のローラズを提示したワンマンの幕を下ろした。

なおLaura day romanceは10月から11月にかけて全国ツアー「Laura day romance tour 2025 a perfect review」を開催。ファンクラブ「只今より、古参」では5月6日までチケットの先行予約を受け付けている。

セットリスト

Laura day romance oneman live 2025 wonderwall

01. 不思議の壁
02. mr.ambulance driver | ミスターアンビュランスドライバー
03. 透明
04. sweet vertigo
05. Amber blue | アンバーブルー
06. ether | 満ちる部屋
07. lookback&kicks
08. 転校生 | a new life!
09. waltz | ワルツ
10. Young Life
11. brighter brighter
12. 深呼吸=time machine
13. subtle scent | 微香性
14. プラットフォーム | platform
15. smoking room | 喫煙室
16. 渚で会いましょう | on the beach
17. 5-10-15 I swallowed | 夢みる手前
18. Sleeping pills | 眠り薬  
<アンコール>
19. Wonderwall(オリジナル:Oasis)
20. heart
21. リグレットベイビーズ

公演情報

Laura day romance tour 2025 a perfect review

2025年10月3日(金)北海道 cube garden
2025年10月19日(日)宮城県 darwin
2025年11月2日(日)大阪府 BIGCAT
2025年11月9日(日)福岡県 BEAT STATION
2025年11月16日(日)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2025年11月23日(日・祝)東京都 Zepp Shinjuku(TOKYO)

JOYSOUND
JOYSOUND.COMカラオケ歌うならJOYSOUND

関連記事

スピッツ

スピッツが9月に東京、大阪、宮城で恒例イベント ラインナップも一挙公開

4日
マイティマウンテンズ

マイティマウンテンズが雷音レコードから7inchリリース、本秀康によるポスタージャケット仕様

6日
「RUSH BALL 2025」出演アーティスト一覧

「RUSH BALL」に梅田サイファー、KUZIRA、ローラズ、bokula.ら22組追加で全出演者発表

約1か月
片岡健太(sumika)

sumika片岡、imase、Da-iCE大野、FANTASTICS中島ら参加のFM802春キャンペーン曲MV公開

約1か月
「メトロック2025 独占生中継!」告知ビジュアル ©AbemaTV, Inc.

「METROCK」生中継決定、舞台裏の様子伝えるコーナーも放送

約1か月
「SWEET LOVE SHOWER 2025」出演アーティスト告知画像

「ラブシャ」にミセス、aiko、クリープ、Suchmos、サウシー、フィッシュマンズら23組追加

約1か月
「Laura day romance tour 2025 a perfect review」告知画像

Laura day romanceが秋に全国ツアー

約1か月
「LuckyFes'25」メインビジュアル

「LuckyFes」でT.M.R.と西川貴教が同日出演!日向坂46、郷ひろみ、えびちゅう、しなこら27組追加

約1か月
「WILD BUNCH FEST. 2025」ラインナップ

山口「WILD BUNCH」にRADWIMPS、スカパラ、Suchmos、あいみょん、エルレら63組

約2か月