6月28日から配信されるアニメ「タコピーの原罪」のオープニングテーマがanoの新曲「ハッピーラッキーチャッピー」、エンディングテーマがTeleの新曲「がらすの線」に決定した。
タイザン5のマンガを原作とするアニメ「タコピーの原罪」は、“宇宙にハッピーを広めるため”に旅をしているハッピー星人が、笑わない少女・しずかちゃんと地球で出会ったことから始まる物語。もともと原作を読んでいたというanoは、書き下ろした新曲「ハッピーラッキーチャッピー」について、「作品が抱える重く苦しい部分に共感するところがあったからこそ、今回お話をいただいて、どんなふうに曲にしたらいいのかすごく悩みました。自分の中学生時代、周りに色がない感覚だった時のこと、そしてそれは今でも陥ること、それをありのまま書きました」と語っている。この曲は6月4日にリリースされるanoの2ndアルバム「BONE BORN BOMB」に収録される。
一方、Teleは楽曲について「この作品に出てくる人物は、誰もが酸欠の魚みたいに喘いで生きている。僕が彼らにできるのはこの曲を書く事だけだった。まるで旧知己へ手紙を送るように音を重ねていった。そんな気持ちにさせてくれる作品に関われて大変光栄です」とコメント。YouTubeではアニメのPVが公開されており、オープニングテーマとエンディングテーマの一部を聴くことができる。
ano コメント
「タコピーの原罪」のオープニングテーマを書かせていただきました。もともと原作を読ませていただいていて、作品が抱える重く苦しい部分に共感するところがあったからこそ、今回お話をいただいて、どんなふうに曲にしたらいいのかすごく悩みました。
自分の中学生時代、周りに色がない感覚だった時のこと、そしてそれは今でも陥ること、それをありのまま書きました。
アニメを観る方や、助けを求めたり素直な気持ちを吐き出しづらい今に、この曲が少しでも寄り添える楽曲になれば嬉しいです。
僕自身も観るのを楽しみにしています。
Tele コメント
タコピーという存在に自分を重ねてしまう。
ある一面では音楽だってハッピー道具みたいなものだから。
漫画を読み返す度にわかる、と言ってあげたくなる。
何にもわからないのに「ただ救いたい、力になりたい」という感情だけがある苦しみ。
見えない相手の手を握ろうとする事はなによりも難しい。
だからこの曲の間だけは穏やかに呼吸して欲しいと思って作った、っていうかタコピーに限らず。この作品に出てくる人物は、誰もが酸欠の魚みたいに喘いで生きている。
僕が彼らにできるのはこの曲を書く事だけだった。まるで旧知己へ手紙を送るように音を重ねていった。そんな気持ちにさせてくれる作品に関われて大変光栄です。本当にありがとうございます。
