JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイト「ジョイオンプー」LINEスタンプ販売中

NEK! × komsume、若手ガールズバンドが見せた白熱の下北沢ツーマン

NEK!とkomsume。
7分前2025年06月05日 10:04

NEK!とkomsumeのツーマンライブ「NEK!/komsume TWO-MAN SHOW powered by Diggin' Sound」が、6月2日に東京・下北沢SHELTERで開催された。

満員の下北沢SHELTERで

本公演は「新たな音楽に出会う」「新しい才能を発掘する」をコンセプトとする、PCI MUSICと楽天ブックスの共催イベント。7月18日には大阪・LIVE SQUARE 2nd LINEでも行われることが決まっている。若手ガールズバンド2組による競演ということで、東京公演のチケットは完売。フロアいっぱいに集まった観客が彼女たちの勇姿を見届けた。

komsume

先攻のkomsumeは、2022年に結成された兵庫・神戸発の3人組ガールズバンド。日本テレビ系「バズリズム02」にて、新春恒例のブレイクランキング「2025年コレがバズるぞ!BEST10」で3位にランクインするなど、注目度が上がっている。彼女たちのライブはヘビーなベースリフで始まる「衝動」で幕を開け、あゆみ(Vo, G)が「うちらが神戸からkomsume!」と声を上げた。続く「百発百中」では鋭いビートと、グルーヴィなスカビートの緩急がフロアの興奮を誘う。パンキッシュな「最低」では苛立ちを解放させるような尖った言葉を、あゆみが力強く、吐き出すように歌った。

NEK!と2度目の競演を喜んだkomsumeは、1ステージ50分の長尺も、ソールドアウトで迎えるライブも今回が初めてだと語る。成長途上の彼女たちは、普段のライブではセットリストにあまり組み込まないという「雨音」などバラードも披露した。終盤には「アネモネ」を熱く届け、アップテンポなショートチューン「TREASURE」でフィニッシュ。自由な雰囲気でオーディエンスを盛り上げ、NEK!にバトンを渡した。

NEK!

NEK!は2024年2月に結成された4人組ガールズバンド。バンド名の由来である“ネキ=頼れるアネキ”を体現するように、ネットスラングを織り交ぜた歌詞で“スラングロックバンド”と称される。活動開始からわずか1年半で注目を浴びる彼女らは、デビュー曲である「Get Over」でライブを勢いよくスタートさせ、フロアの熱を一気に高めた。続く「ENDLESSGAME」はメランコリックなダンスロックで、テクニカルな演奏とクセになるメロディが盛り上がりを加速させた。さらに「MAZE」でキャッチーでダークなサウンドが炸裂すると、ファンが飛び跳ね、声を上げるエネルギッシュな光景が広がった。

MCでは、先攻のkomsumeを称賛しつつ、初の私服でのステージであることを明かしたNEK!。メンバーたちは下北沢で服を探したエピソードを軽快に語り、ふわっとしたトークで観客を和ませた。そして6月4日に新曲「OOAK」(オーク)を配信リリースすることを発表したあと、バンドはミディアムテンポのポップなサウンドの新曲を披露した。ライブ後半、Hika(Vo, G)がハンドマイクで「Fool」を歌い、観客との距離を縮める。そして「これがアタシ達です」とバンドとしてのスタンスを歌う人気曲「Dreams!!!!」では、NEK!らしいメロディアスな旋律に合わせたシンガロングが沸き起こった。ラストナンバーはバキバキなサウンドのスラップベース、手数の多いドラムフィルにエッジィなギターリフが重なる「zero-sum」。畳みかけるようなHikaのボーカルも炸裂し、熱狂のままにライブは締めくくられた。

公演情報

「NEK!/komsume TWO-MAN SHOW powered by Diggin' Sound」

2025年7月18日(金)大阪府 LIVE SQUARE 2nd LINE
<出演者>
NEK! / komsume

JOYSOUND
JOYSOUND.COMカラオケ歌うならJOYSOUND

関連記事