luvが渋谷CLUB QUATTROをダンスフロア化、新曲の初パフォーマンスにファン熱狂

17分前2025年07月14日 8:01

luvのライブツアー「Already Movin'」が、6月12日に東京・渋谷CLUB QUATTRO、7月13日に大阪・梅田CLUB QUATTROで開催された。この記事では東京公演の模様をレポートする。

今年2月に初のミニアルバム「Already」を発表し、3月から4月にかけて行われた本作のリリースツアーを全公演ソールドアウトで終えたluv。追加公演として企画された初のCLUB QUATTROツアー「Already Movin'」も早々にチケットが完売となり、音楽シーンにおける彼らの注目度の高さがうかがえた。大きな歓声を浴びてステージに姿を見せたluvは、1曲目にポップなダンスチューン「Send To You」をセレクト。銭湯が舞台のラブストーリーというHiyn（Vo, G）独自のセンスが光る歌詞と、抜群のコンビネーションで紡ぐグルーヴィなアンサンブルでのっけから観客の体を揺らしていく。続く「Lee Un Vile」ではメンバー紹介を兼ねて、それぞれがその腕前を見せつけるようにテクニカルなソロ回しを披露。4曲目にプレイされたメジャーデビュー曲「Fuwa Fuwa」の演奏が終わる頃には、場内は高揚感に満ちたダンスフロアと化していた。

中盤のブロックでは、Zum（B）とSho（Dr）が刻む重厚なビートと、Rosa（Key）が奏でるジャジーなキーボードの音色が心地よく絡み合う新曲の初披露や、THE TIMERSによるThe Monkees「Daydream Believer」の日本語カバー「デイ・ドリーム・ビリーバー」のパフォーマンスも。その後は、バンドのルーツを感じさせる温かなソウルナンバー「胃袋ラブストーリー」の演奏が始まると、フロアから自然とハンドクラップが沸き起こるなど、一体感のあるステージが繰り広げられた。

RosaとOfeen（DJ）が柔らかなタッチでキーボードを連弾する「LUV」により、場内がドリーミーなムードで満たされたところでライブは終盤へ。luvは浮遊感漂うネオソウルナンバー「Gum i」で場内をチルなムードで満たしたかと思うと、その余韻を断ち切るように「Motrr」「Ozone」といったアップチューンを披露。Hiynの「誠に本日はご来場いただきありがとうございました。また夏とかどっかのフェスで会いましょう。luvでした！ありがとうございました！」の言葉を合図に「Rear」が届けられると、フロアから大合唱が沸き起こり、ピースフルな空気の中でライブ本編が終了した。

アンコールでluvは11月から全国5都市を巡るツアー「Magical Spell Tour2025」を開催することをアナウンス。そして年内にまとまった作品のリリースを予定していることをほのめかすと、その中からバンドの新基軸を感じさせる新曲を初パフォーマンスしてファンを喜ばせた。高揚したムードの中、luvはこの日の締めくくりに「Spare」をパフォーマンスし、充実した表情でステージをあとにした。

セットリスト

luv「Already Movin'」東京公演 2025年6月12日渋谷CLUB QUATTRO

01. Send To You
02. Lee Un Vile
03. Jamlady
04. Fuwa Fuwa
05. 柔軟剤DOPE
06. 新曲（※タイトル未発表）
07. Stevlay
08. Cooen
09. デイ・ドリーム・ビリーバー
10. 胃袋ラブストーリー
11. LUV
12. Gum i
13. Motrr
14. Ozone
15. 好人紀行
16. Rear
＜アンコール＞
17. 新曲（※タイトル未発表）
18. Spare