JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイト「ジョイオンプー」LINEスタンプ販売中

石崎ひゅーい、ホールワンマンで“Season2”の幕開け飾る「今日から新たな旅の始まり!」

笑顔の石崎ひゅーい (Photo by Ayumu Kosugi)
9分前2025年07月30日 11:03

石崎ひゅーいのワンマンライブ「石崎ひゅーい LIVE 2025 - Season2 -」が7月25日に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて開催された。

「Season2」弾き語りで幕開け

昨年、音楽ナタリーのインタビューで自身の歌い方について「初期の石崎ひゅーいの歌は演劇的でした。歌が演劇で言うステージだとしたら、歌い手である自分は役者なんじゃないかと。そう思いながら、『僕がこの物語の主人公だ』『どう演じよう』という意識で歌っていました。だけど最近は逆にしようと思っていて。『あなたがこの物語の主人公です』というふうに人にステージを与えられるような立ち位置から歌うことは、自分にとってかなり挑戦なんです」と語っていた石崎。その言葉通り、東阪2カ所で行われた今回のホールワンマンではこれまで以上にファンの心に寄り添うような歌声を響かせ、ホール会場にふさわしいスケール感のあるパフォーマンスを届けた。

2012年7月25日にミニアルバム「第三惑星交響曲」でメジャーデビューした石崎にとって、この日はデビュー13周年の記念日。開演時刻になると、おなじみのSEに乗せてステージ後方のスクリーンに彼のこれまでの歩みを振り返る写真や映像が映し出され、否応なく期待感が高まる。やがて時計の針の音が響き、コツコツと足音を立てながら石崎が1人でステージに登場。キーボードの前に腰掛け、弾き語りで「Season2」をしっとりと歌い始めた。ピンスポットライトに照らされ静謐な音像を紡ぐ中、途中からサポートメンバーの真壁陽平(G)、長島涼平(B)、澤村一平(Dr)、山本健太(Key)が合流。1曲目を終え、石崎がアコースティックギターを手にしてドラマ「いつか、ヒーロー」の主題歌「HERO」へなだれ込むと、観客も立ち上がってクラップを打ち鳴らす。そして「ワスレガタキ」「Sunny Days」といった近年発表されたアップテンポなナンバーが続けざまに披露され、場内の熱気を高めていった。

バラエティに富んだ新旧の楽曲

石崎は「今日は自分にとって大切な日で、そんな日に来てくれてありがとう。みんなの幸せそうな顔を心とこの目に焼き付けて帰りたいと思います」とファンへの感謝を述べ、「ガールフレンド」をドロップ。「みんなの声を聴かせてもらっていいですか!」と呼びかけてから始まった「ファンタジックレディオ」では「baby baby baby」の大合唱に思わず笑みをこぼす。幻想的な雰囲気の中で披露された「宇宙百景」、温かく心に染みる「アヤメ」と続き、デビュー当時から歌い続けられてきた「花瓶の花」では、13年分の思いを乗せるように、1つひとつの言葉が丁寧に紡がれた。

ライブ中盤は硬質なロックナンバー「Flowers」、ジャジーなイントロにアレンジされた「ピーナッツバター」、素朴かつメロウな「ナイトミルク」など、バラエティに富んだ楽曲が披露される。「愛らしく」では温かな歌声に誘われるようにオーディエンスが体を揺らし、祝祭感あふれる「アンコール」では照明演出も相まって、光に包まれたような幻想的なムードが演出された。続く「しょうが焼き」は、近所の定食屋でしょうが焼きを食べているときに自然とメロディが浮かんできたという、7月にリリースされたばかりの最新曲。石崎らしい温かさがにじむ別れの歌のあとは、胸がはち切れんばかりの失恋ソング「ピリオド」が畳み掛けられ、オーディエンスは息を呑んでその歌声に聴き入った。

今日から新たな旅の始まり

MCでは「今回は石崎ひゅーいの新たな音楽、Season2が始まるよと告げてきました。あまり欲がない僕が、なぜ音楽を続けているのか。それはみんなに会いたいからです。だからもっとすごいところにみんなを連れていきたい。みんなの自慢になりたい。今日からチーム石崎ひゅーいの新たな旅の始まりです。ついてきてください!」と宣言。その言葉に彼の強い覚悟がにじむ。コール&レスポンスで会場の熱気を高めてから投下された「夜間飛行」を経て、“寄り添い系応援ソング”の「僕がいるぞ!」でさらに熱気は上昇。ラストはキラーチューン「さよならエレジー」が爆発的なエネルギーを持って奏でられ、オーディエンスの興奮は最高潮に達した。

すべての曲を終えた石崎は「ありがとう。Season2がんばる!」と挨拶し、深々と頭を下げる。その頭上には、ライブを堪能し、これからも彼の音楽を応援し続けることを約束するようなファンの拍手が降り注いでいた。

なお石崎は11月15日より全国ツアー「石崎ひゅーい TOUR 2025-2026 Season2 -Acoustic Set-」を開催する。イープラスでは8月3日までチケットの先行予約を受付中。

セットリスト

「石崎ひゅーい LIVE 2025 - Season2 -」2025年7月25日 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

01. Season2
02. HERO
03. ワスレガタキ
04. Sunny Days
05. ガールフレンド
06. バターチキンムーンカーニバル
07. ファンタジックレディオ
08. 宇宙百景
09. アヤメ
10. 花瓶の花
11. Flowers
12. ピーナッツバター
13. ナイトミルク
14. 愛らしく
15. アンコール
16. しょうが焼き
17. ピリオド
18. 虹
19. 夜間飛行
20. 僕がいるぞ!
21. さよならエレジー

石崎ひゅーい TOUR 2025-2026 Season2 -Acoustic Set-

2025年11月15日(土)東京都 恵比寿ザ・ガーデンホール
2025年11月21日(金)熊本県 Restaurant Bar CIB
2025年11月22日(土)福岡県 福岡レソラホール
2025年11月24日(月・祝)宮城県 Rensa
2025年11月28日(金)福島県 郡山HIP SHOT JAPAN
2025年11月29日(土)茨城県 水戸市民会館ユードムホール(中ホール)
2025年12月6日(土)大阪府 GORILLA HALL OSAKA
2025年12月7日(日)愛知県 今池ガスホール
2025年12月13日(土)新潟県 新潟県民会館・小ホール
2025年12月14日(日)富山県 富山県民小劇場・オルビス
2026年1月17日(土)広島県 LIVE VANQUISH
2026年1月18日(日)岡山県 YEBISU YA PRO
2026年1月30日(金)北海道 札幌PENNY LANE24
2026年1月31日(土)北海道 帯広MEGA STONE

JOYSOUND
JOYSOUND.COMカラオケ歌うならJOYSOUND

関連記事

石崎ひゅーい「しょうが焼き」PVより。

石崎ひゅーい「しょうが焼き」が映画主題歌に?予告編のようなプロモーションビデオ完成

14日
甲斐バンド

「MUSIC FAIR」で甲斐バンドが石崎ひゅーい&ISSAとコラボ、aoenは初出演

22日
「KOYABU SONIC 2025」ロゴ

「KOYABU SONIC」出演者第1弾で氣志團、ふるっぱー、レキシ、かまいたち、ツートライブら

2か月
左から宮世琉弥、石崎ひゅーい、桐谷健太。

石崎ひゅーい「いつか、ヒーロー」撮影現場で主題歌披露、桐谷健太&宮世琉弥を激励

2か月
Mrs. GREEN APPLE

「Mステ」にミセス、XG、King & Prince、中島健人、=LOVE、CANDY TUNEら

2か月
「New Acoustic Camp 2025 ~わらう、うたう、たべる、ねっころがる。~」出演者第2弾

「New Acoustic Camp」にSUPER BEAVER、石崎ひゅーい、清春、9mmら

3か月
「LuckyFes'25」メインビジュアル

「LuckyFes」にスキマ、The BONEZ、edhiii boi、レンジ、なとり、ジェジュンら17組追加

4か月
上白石萌歌が演じるEIKO。

「パリピ孔明」上白石萌歌演じるEIKOのアルバム「Count on me」リリース、豪華アーティスト参加

4か月
石崎ひゅーい

石崎ひゅーい、桐谷健太主演「いつか、ヒーロー」主題歌を担当

4か月