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DEZERT企画「PARTY ZOO」で豪華セッション続々!MUCC、AKi、Ken、INORANら猛獣がお祭り騒ぎ

「DEZERT Presents SUMMER PARTY ZOO 2025」出演者たち。
約1年前2025年08月08日 13:05

「夏祭り」をコンセプトに掲げるDEZERT企画のライブイベント「DEZERT Presents SUMMER PARTY ZOO 2025」が、8月2日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)にて行われた。

昨年初開催され、今年で2回目となる「SUMMER PARTY ZOO」はDEZERTのSORA(Dr)がオーガナイザーを担当。自らさまざまなアーティストに声をかけ、所属事務所やバンドの枠を超えて、この日限りの特別なセッションを実現させている。この記事では開場時のパフォーマンスを含む約7時間におよんだイベントの模様を写真とともに紹介する。

会場時 / AKi / ~YOSHIAKI with Friends~そして輝くウルトラサマーセッション~

来場者がフロアのドアを開けると、ステージにはリラックスした様子で談笑する千秋(Vo / DEZERT)、団長(Vo / NoGoD)、小柳(Vo / 夕闇に誘いし漆黒の天使達)の姿が。本来はこの日の出演者たちに関連した楽曲を披露する“おもてなし”が行われるはずだったが、3人は気ままにトークを続け、突然観客にリクエストを募ったり、熱唱している最中も全員がフロアに背を向けたり、「ちょんまげ」なる珍曲を生み出したりとやりたい放題。ひたすら爆笑を巻き起こし、スタッフから巻きの指示が入ると、団長の「『PARTY ZOO』はーじまーるよー」という開幕宣言とともにステージをあとにした。

SORAの丁寧な影アナを経て、トップバッターとして登場したのはAKi。昨年の「PARTY ZOO」と同様にたっぱ(G)とYOUSAY(G)というおなじみのメンバーに、SORAを加えた布陣を組み、パーティの始まりにふさわしいアッパーチューン「Vermillion」を届ける。さらに享楽的なムードを醸し出す「OVERRUN」や、ハイボルテージなデジタルチューン「Rasen -螺旋-」でオーディエンスを焚き付ける。「のっけからみんな最高です。これは去年を超えるんじゃないかな」と満足げな笑みを浮かべたAKiは、灼熱の季節にぴったりな「狂奏夏」をラストナンバーとして投下。百戦錬磨の“猛獣”たちがステージで大暴れする1日の幕開けを華やかに飾った。

AKiに続いたのは、オリジナルTシャツまで用意するこだわりを見せたセッションバンド・VISUAL杉並~So...90s あの頃の僕らは~。ミヤ(G / MUCC)、JiMYY(G / MAMA.)、seek(B / Psycho le Cému)、吉田トオル(Key / DISCO VOLANTE)、村田一弘(Dr)、SORA(Dr / DEZERT)からなる楽器隊は、自らの血肉となってきたヴィジュアル系バンドの名曲を水を得た魚のようにプレイし、90年代の空気をZepp Hanedaに吹き込む。猛者たちのアンサンブルに乗せ、逹瑯(Vo / MUCC)は櫻井敦司(Vo)への思慕をあふれさせつつBUCK-TICK「唄」を、ガラ(Vo / メリー)はそのしゃがれた声を生かしながら黒夢「for dear」とZIGZO「ひまわり」を、田澤孝介(Vo / Waive、Rayflower、fuzzy knot)は見事なハイトーンをさく裂させつつX JAPAN「Silent Jealousy」を熱唱。逹瑯は去り際にガラとハイタッチを交わし、盟友との競演に喜びをにじませていた。

ヴィジュアル系界隈の出演者たちの中で、一際異彩を放っていたのが田辺由明(G / マカロニえんぴつ)率いるYOSHIAKI with Friends~そして輝くウルトラサマーセッション~。SEの久石譲「Summer」が流れ出した瞬間、それまで漂っていた退廃的なムードが消え去り、BAAD「君が好きだと叫びたい」のカバーが始まるや否や場内をさわやかな空気が満たす。弟である田辺弘明(Dr)が刻むタイトなビートに乗せ、ミラ(Vo / 東京メルヘン倶楽部)の圧倒的な歌唱力を引き立てるように、愛機のフライングVを楽しげに奏でる田辺由明。V系だらけの出演者の中で「緊張してます……」と言いながらも、普段通りのテクニカルなプレイでオーディエンスを魅了し、T.M.Revolution「HOT LIMIT」の演奏中にミラにマイクを向けられると「ヨシアキ的にもオールオッケー!」と笑顔を弾けさせた。

MUCC / 野薔薇団 -今宵は乱れ咲け!- / SONIC DIVE

ヒットチャートをにぎわせたサマーチューンでセットリストを固めたYOSHIAKI with Friends~そして輝くウルトラサマーセッション~から一転して、MUCCは1曲目の「invader」から観客を耽美な世界へと引きずり込んでいく。「愛の唄」では逹瑯が腰をくねらせ、長い指先を下腹部へと滑らせながら、甘やかに艶かしく歌い上げる場面も。このとき時間はまだ17:00過ぎ。目もくらむようなパフォーマンスに観客の視線はステージに釘付けになる。しかし、ミヤが「DEZERTが担いだ神輿、一緒に担げるのか? 俺らは担ぐぜ」と高らかに宣言したことを機に場の空気は一変。「ニルヴァーナ」でオーディエンスのテンションを高めた3人は、ライブに欠かせない「蘭鋳」で会場に一体感をもたらし、この日のMUCCとしての出番を終えた。

20代から60代まで幅広い年齢層のメンバーで構成された・野薔薇団 -今宵は乱れ咲け!-の選曲は、実にバラエティに富んだものに。亡きオジー・オズボーンへの追悼の意味を込めてセレクトされた「Bark at the Moon」は、Ken(G / L'Arc-en-Ciel)が鋭いカッティングを聴かせ、JACK(B)とSORAが盤石のグルーヴを奏でる中で、ロックフェス「NEW HORIZON FEST」から駆け付けたばかりの(sic)boyが絶唱する形に。続くJourney「Separate Ways」には団長も加わり、(sic)boyとのツインボーカルがフロアを沸かせる。その後KenとJACKの“大人組”が抜け、千秋、Sacchan(B / DEZERT)、田辺由明がステージに合流。さらに千秋やSORAにとっての青春の音楽であるBUMP OF CHICKEN「天体観測」のカバーになだれ込む展開に、オーディエンスは熱狂した。

INORAN(G / LUNA SEA)が春に開催していた対バンツアーのタイトルと同じ名前を冠したSONIC DIVEには、ASH(Vo / ASH DA HERO)、Miyako(G / DEZERT)、Ken、ミヤ、AKi、Sacchan、SORAがメンバーとして名を連ねた。(sic)boy同様に「NEW HORIZON FEST」出演後に駆け付けたASHは、フルスロットル状態でステージへ。「最高の夏祭りにしようぜ!」と叫ぶと、凄腕たちが奏でるアンサンブルを浴びながら、マイケル・ジャクソン「Beat It」を皮切りに、Mötley Crüe「Live Wire」、Bon Jovi「It's My Life」と“アメリカ縛り”の楽曲を貫禄たっぷりに絶唱する。さらに「このメンバーがいないと完成しない!」とKen、ミヤを呼び込み、クアトロギター編成でPantera「Cowboys From Hell」のカバーへとつなげる。INORANとKenがステージの両翼に立ち、ギターを弾き倒すというレアな景色は、観客に喜びを持って受け入れられた。

この日の転換時間には、団長司会のもと出演者たちのトークセッションが行われており、SONIC DIVEのライブ終了後にはINORANがASHやSORAとともに再びステージへ。INORANが「引き続き何かやりません?」とSONIC DIVE継続に意欲を見せると、ASHが「お願いします! なんでも歌います!」と叫び、SORAも「なんでも叩きます!」と続くなど先輩アーティストからの誘いに感激しきりの様子だった。

DEZERT / ~Kenにまつわるエトセトラ~シーズン2~

「あなたと1対1の勝負をしに来ました」。そんな千秋の言葉からDEZERTのステージが「真宵のメロディー」で始まる。出ずっぱりのSORAはもちろん、各セッションにも参加していたメンバーたちもすっかり温まっている状態。序盤からギアをトップに入れた状態で、新旧の楽曲をフロアに叩き付けていく。DEZERTのターニングポイントとなった「TODAY」が始まると、Miyakoの横にKenのシルエットが浮かび上がる。彼は自身のシグネチャーモデルのギターで流麗な旋律を奏で、後輩DEZERTの代表曲に彩りを添える。そして、深い余韻が残る中で千秋を抱き寄せ労ったのち、優しい眼差しをMiyako、Sacchan、SORAに向けた。

いよいよイベントも終盤に突入し、「PARTY ZOO」の目玉であるKenにまつわるエトセトラ~シーズン2~の出番に。その名の通り、ときには本人を交えながら、KenにまつわるL'Arc-en-Cielの楽曲を出演者が入れ替わり立ち替わりカバーするこのセッション。照明が美しい虹を描く中、(sic)boyがボーカルをとった「虹」を皮切りに、観客を熱狂させるパフォーマンスが続出した。

Kenの鋭利なカッティングギターが冴えわたる「Lover Boy」では、逹瑯と団長が息ぴったりのデュエットを聴かせる。Kenが去ったあとに届けられた「HEAVEN'S DRIVE」では、アフロのカツラを被り、サングラスをかけたSacchanが見事なコーラスで、千秋のボーカルの魅力を引き立たせる。またこの曲では、田辺由明がKen、YUKKEがtetsuya(B / L'Arc-en-Ciel)へのリスペクトを込めたプレイを披露。そこからシームレスに続いた「YOU GOTTA RUN」のカバーには、MUCC、AKi、DEZERTの3組がそろい踏み。トリプルベースの異色編成でL'Arc-en-Cielの最新曲を豪快に響かせた。目まぐるしいセッションを締めくくったのは、INORANが所属するLUNA SEAの初期ナンバー「BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー」。INORAN本人もセッションに加わり、楽しそうに後輩たちと音を重ねる。

終始ハッピーな空気で満たされた7時間超におよぶイベントは、演者全員そろっての記念撮影でフィナーレへ。KenとINORANが笑顔で抱き合う様子も見られ、「PARTY ZOO」ならではの光景に誰もが笑顔に。三々五々に出演者たちがステージをあとにしていると、千秋が突然「1曲だけDEZERTやっていいですか? もう少しあなたと音楽をしたい!」とおねだり。DEZERTの単独ステージでも披露した「『変身』」を“おかわり”する特別パフォーマンスで、お祭り騒ぎ続きの「PARTY ZOO」に幕を下ろした。

「Kenさんを楽しませたいと思って「PARTY ZOO」を企画したのですが、Kenさんは『SORAが楽しいことが僕が楽しいこと』と言ってくださって。僕が楽しいのは、皆さんの楽しそうな顔を見ることなんです」と去り際に口にしていたSORA。彼はフロアに広がる笑顔を前に、「また開催できるよう種蒔きしていきますので、これからもよろしくお願いします」感無量の表情で「PARTY ZOO」の継続を誓った。

セットリスト

「DEZERT Presents SUMMER PARTY ZOO 2025」2025年8月2日 Zepp Haneda(TOKYO)

AKi

01. Vermillion
02. Idiots
03. OVERRUN
04. Rasen -螺旋-
05. 狂奏夏

VISUAL杉並~So...90s あの頃の僕らは~

01. 唄 / BUCK-TICK
02. for dear / 黒夢
03. ひまわり / ZIGZO
04. Silent Jealousy / X JAPAN

YOSHIAKI with Friends~そして輝くウルトラサマーセッション~

01. 君が好きだと叫びたい / BAAD
02. HOT LIMIT / T.M.Revolution
03. You'll be the champion / TUBE
04. ultra soul / B'z

MUCC

01. invader
02. ファズ
03. 愛の唄
04. ニルヴァーナ
05. 蘭鋳

野薔薇団 -今宵は乱れ咲け!-

01. Bark at the Moon / Ozzy Osbourne 
02. Separate Ways / Journey
03. 天体観測 / BUMP OF CHICKEN

SONIC DIVE

01. Beat It / マイケル・ジャクソン
02. Live Wire / Mötley Crüe
03. It's My Life / Bon Jovi
04. Cowboys From Hell / Pantera

DEZERT

01. 真宵のメロディー
02. 「君の子宮を触る」
03. 「変身」
04. TODAY
05. 僕等の夜について

Kenにまつわるエトセトラ~シーズン2~

01. 虹 / L'Arc-en-Ciel
02. Lover Boy / L'Arc-en-Ciel
03. HEAVEN’S DRIVE / L'Arc-en-Ciel
04. YOU GOTTA RUN / L'Arc-en-Ciel
05. BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー / LUNA SEA

DEZERT

01. 「変身」/ DEZERT

撮影:冨田味我 / Yuto Fukada / KOUME

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