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ハク。とドミコの熱狂ツーマン終演 満員の大阪JANUSを揺らした5年目の「ハク。の日」

あい(ハク。)(撮影:石倉風輝)
6か月前2025年08月14日 9:04

ハク。が8月9日に自主企画イベント「ハク。の日」を大阪・Music Club JANUSで開催した。この企画は5年目を迎え、Music Club JANUSでは4年連続の開催となったが、今年はついにソールドアウトを記録。今年はドミコを迎えてライブが行われた。

ドミコ

King Crimson「Easy Money」を登場SEとして、ドミコのボーカル&ギター・さかしたひかるとサポートドラムの細川千弘がステージへ。2人だけなのに、そうとは思えないほどの歪みと鈍い音が鳴り響く。1曲目「ペーパーロールスター」から、すでにフロアでは拳が突き上がっている。シンプルなギターリフから「てん対称移動」へと続き、「なんて日々だっけ?」では赤と青の光が点滅する中、セッションのように音の鳴らし合いが繰り広げられる。

一転して「のらりつらり」では、ミドルテンポなムードあるメロディでしっかりと言葉を届けるさかした。「幽霊みたいに」でもミラーボールが回る中、一定のゆるやかなビートで歌う。「びりびりしびれる」では曲名の通り、ビリビリしびれるようなロックンロールが炸裂。激しさだけでないゆるやかさを持ち合わせた、幻想的でサイケデリックなサウンドが観客を魅了する。ラストナンバー「青の波浪」では唸りを上げるギターとドラムにより、持ち時間いっぱいのロングセッションを展開。50分間一度もMCを入れないストロングスタイルなステージを終えた。

ハク。

静かに流れるGeowulf「Saltwater」が観客の高ぶった気持ちを落ち着かせてくれる中、続いてハク。のメンバーが登場。あい(G, Vo)、なずな(G)、カノ(B)、まゆ(Dr)がドラムセットの前で静かに手を合わせて気合いを入れる。1曲目は「頭の中の宇宙」。ドミコ一色に塗り尽くされた舞台で、4人はいつも通りの自分たちのペースでライブを進行。2曲目「BLUE GIRL」では、あいの柔らかい歌声が歌い出しからまっすぐ聴く者の胸へと突き刺さる。

観客フロアはひしめき合っているが、そこへの過度な緊張も感じられない。あいの「気持ちいっぱい……このライブ中に自分の気持ちがどう動くか楽しみです」という言葉から、バンドがこの状況を目一杯に楽しんでいることを感じさせた。続く「あいっ!」は、フロントの3人がドラムのリズムに合わせ、体を揺らしながら歌う明るく開けた約2分間の楽曲。最後も「あいっ!」とかわいらしく締め、続けて「直感way」へ。淡々としつつひょうひょうとしたメロディとビートが、聴く者の心身にフィットしていく。

「ナイーブ女の子」でフロアの熱狂がこの日最初のピークを迎えたあとで、呼吸を整え披露されたのは、ゆったりしたリズムが要となる壮大なナンバー「無題」。真っ白な光に照らされながら、歌詞にある「息を吐く」という言葉の通り、息を吐くように自然に歌っていた。

MCでは、あいから2つの発表が。1つ目はニューシングル「それしか言えない」を9月10日にトイズファクトリーからリリースすること。2つ目は2026年3月に東名阪クアトロツアーを開催すること。いずれも客席から大きなどよめきが起きた。

あいが「うれしい、びっくり、感動が詰まった曲。混沌としたよくわからない気持ちを叫べるように作りました」と説明した「それしか言えない」では、普段は静かな彼女がエモーショナルに熱唱。後半は速射砲のような早口の歌が魂の叫びとなって炸裂し、観客を圧倒した。続けて「dedede」を畳みかけ、あいは観客を指差しながら感情をむき出しに。「回転してから考える」では覚醒したように、ギターを掲げながら髪を振り乱す。

本編ラストは「南新町」。さわやかなギターリフに乗せて「叫べ叫んでよ」と歌い、フロアを高揚感で満たした。アンコールでは「猫になってほしくて作った」という、かわいらしさと力強さを併せ持つ新曲「夢中猫」を披露。そして最後に青く回るミラーボールの下、「奥二重で見る」で今年の「ハク。の日」を締めくくった。

公演情報

ハク。「東名阪クアトロツアー(仮)」

2026年3月4日(水)東京都 渋谷CLUB QUATTRO
2026年3月6日(金)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2026年3月13日(金)大阪府 梅田CLUB QUATTRO

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