アイナ・ジ・エンドが歌舞伎町に起こした嵐、サプライズライブで「革命道中」熱唱

約1か月前2025年09月05日 12:05

アイナ・ジ・エンドの最新シングル「革命道中」のリリースを記念したサプライズフリーライブ「新宿で暴れちゃうじゃんよ at 新宿東急歌舞伎町タワー前シネシティ広場」が、本日9月5日に東京・新宿歌舞伎町タワー前シネシティ広場で開催された。

「お客さんに事前に何も言えない」サプライズならではのやきもき

「革命道中」はテレビアニメ「ダンダダン」第2期オープニングテーマとしてアイナが書き下ろした楽曲。9月6日付のBillboard Global 200にチャートインするなど、国内外のチャートを席巻し高い注目を集めている。今回のフリーライブの開催は「ダンダダン」のSNS公式アカウントで9月3日に匂わされていたものの、アイナのSNS公式アカウントで正式に告知されたのは開演1時間前の18:00。台風15号の影響による雨も夕方には止み、会場にはアナウンスを受けて駆けつけたファンや歌舞伎町を行き来していた人々など約3000人が集まった。

ライブを前にして報道陣の取材に応えたアイナは、開演直前で雨が止んだことを「今年の夏はライブをいっぱいしてるんですけど1回も雨に出会わなくて。今日は初めての雨かな、と思っていたんですけど“虹女”なので力を発揮できた気がします」と喜ぶ。そして歌舞伎町のど真ん中でパフォーマンスする心境を「新宿や渋谷はまだ、何回行っても慣れない場所という気持ちがあるので。そこでライブができるのはすごく“東京に来た”感がありますね」と明かした。

サプライズでのライブパフォーマンスということで「今日みたいに雨がすごく降って『できるかできないかわからない』となっても、お客さんに事前に何も言えないのが……野外フェスとかならお客さんに『雨だからカッパを用意して』とか言えるけど、今日はみんなはライブがあることも知らないので」と、ファンに事前に呼びかけられないことにやきもきした様子も見せたアイナ。自らのファンだけでなく通りすがりの人々も集まるステージに向け「空間を牛耳れるように波動を出しまくります！」と意気込んだ。

“大きな路上ライブ”で熱唱し「こんな幸せなことはない」

台風の名残の強風が吹き荒れるステージにバンドメンバーやダンサーたちとともに現れたアイナは、最初に「革命道中」を披露。力強いボーカルであっという間にオーディエンスを惹きつけ、その歌声に導かれるように広場にはさらに多数の観客が集まる。「Frail」の間奏では「新宿の皆さん、お仕事おつかれ！」と笑顔で呼びかけて和ませる一方、「Love Sick」では鬼気迫るパフォーマンスを展開。その表現力の幅広さを見せつけた。

MCでは強風に三つ編みの髪をなびかせながら「すごい嵐！私は“虹女”なんです。虹をかけにきたんです」と語ったアイナは空を見上げて「（虹が）ないなあ。だけど晴れたよ！」と天候に恵まれたことを喜び、観客の拍手を浴びる。そしてステージ上であぐらをかくと「10年前くらいに中野で路上ライブをしてました」とBiSHの結成前にカバー曲で路上ライブをしていた当時を振り返り、「今日は大きな路上ライブで、自分たちの作った曲を歌ってます。こんな幸せなことはないです」と充実した表情を見せた。

あぐらをかいたまま歌い始めた「アイコトバ」で美しい歌声を響かせたあとは「サボテンガール」をキュートにパフォーマンス。ここでライブが終わるかと思いきや、アイナはステージから階段を降りて「あれって『ダンダダン』のターボババアとセルポ星人じゃん！」と指を指した。ステージに招かれたターボババアとセルポ星人を加え、最後にアイナは「革命道中」を再び披露。そして12月20日に東京・東京ガーデンシアターでワンマンライブ「nukariari」を行うことを発表し、ファンを大喜びさせてステージをあとにした。