乃木坂46岩本蓮加＆冨里奈央なりの現実逃避とは？ダブル主演作の役柄は「自分とそっくり」

20分前2025年10月03日 21:05

9月17日に東京・歌舞伎座タワーでドラマ「ふたりエスケープ」の第1話先行試写会イベントが行われ、ダブル主演を務める乃木坂46の岩本蓮加と冨里奈央が登壇した。

出演オファーを受けたときの心境は

「ふたりエスケープ」は田口囁一（ex. 感傷ベクトル）の同名マンガを実写化したドラマ作品。無職でゲーム好き、かわいいが取り柄の“先輩”と、締切に追われるマンガ家の“後輩”の2人が思い立ったら即行動で現実逃避を繰り広げる。

第1話の先行上映後、劇中の衣装を身にまとって登場した岩本と冨里。過去にもドラマや映画への出演経験を持つ岩本は、今作への出演が決まったときの心境を聞かれ「今までこんなに平和な作品に出演したことがなかったのですごく新鮮で。しかも1人ではなくメンバーと、しかも後輩の奈央とということで新しい挑戦になりました」と答える。一方、今作で地上波ドラマ初出演＆初主演となる冨里は「これまで演技のお仕事をあまりしたことがなかったので、ものすごく不安だったですし、いきなり主演ということで『これ私できるのかな……』と思って」と打ち明けつつ、「ただ同じ乃木坂46で先輩後輩っていう関係の蓮加さんと一緒に主演ができると聞いて、すごくうれしくて。不安だった気持ちも楽しみに変わりました」と喜びをあらわにした。

“プロの無職”として一緒に暮らす後輩を現実逃避に連れ出すクールな先輩を演じた岩本は、自身の役どころについて「本当に自分とそっくりすぎて。演技なんですけど、ほぼ素で演じてたような感覚で、奈央との関係性とかもドラマのまんまです」と笑顔で話す。常に締切に追われる“限界マンガ家”の後輩を演じた冨里も、役柄が自分に重なる部分があると回答。「後輩ちゃんはマンガを締切ギリギリになって提出しちゃう子なんですけど、私も高校生のときは課題とか夏休みの宿題を期限の前日に一気にやったりしてたので、そういうところが似てると思います」とその理由を明かした。

素の2人が楽しめるアドリブパート

同じ乃木坂46のメンバーであり、先輩後輩という関係の岩本と冨里。冨里とのダブル主演が決まったときの心境を聞かれ、岩本は「私が引っ張らなきゃというプレッシャーもありつつ……でも奈央だから（笑）。奈央はすごい先輩に甘えるのが上手だし、どうしてもかわいがりたくなっちゃうような後輩なので。この作品を一緒にやることによってより距離が縮まるし、それがグループの仕事に戻ったときにいい影響になるんじゃないかなって、すごいうれしくなりましたね」と振り返る。また撮影を通して冨里の新しい一面にも気付いたそうで「奈央はずっとふわふわしてるんですけど、実は緊張しいだったり『どうしようどうしよう』って考え込んじゃったりするところもあって。そういう部分が愛しいなって思いつつ……でもヘラヘラしてる子なので（笑）。後輩能力がすごい高い子ですね」と明かす。冨里はドラマ出演が決まった際に岩本から食事に誘われ、悩みや不安を親身に聞いてもらったというエピソードを披露。岩本に対し「本当にもう大好きです」と満面の笑顔を見せた。

撮影時の印象的なエピソードとして岩本は「もう全部印象的なくらい個性的な作品なんですけど……」と前置きしつつ、「カメラを長回している間のアドリブ」を挙げた。第1話の中で先輩と後輩がテレビで映画を観ているシーンの会話はすべてアドリブで、2人の素が出ているという。冨里は「私たち普通に笑ってますもんね」と目を細め、岩本は「本当にゲラゲラ笑っちゃってるので大丈夫かなって不安になりました（笑）。もしほかにもそんな場面があったら、『あ、これ素なんだな』って思っていただけたら」と呼びかけた。冨里も印象的なシーンとして映画鑑賞の場面を挙げ、スナック菓子を開ける際に誤って中身をぶちまけてしまったというハプニングを告白。「でも現場の皆さんがすごく笑ってくださって、本当に温かい現場で毎日楽しかったです」と振り返った。続けて苦労した点として冨里は「私はセリフを覚えるのが苦手で……」と切り出し、第1話に登場する長ゼリフについて「台本が届いてからはそのセリフを毎日音読してがんばって覚えたので注目してほしいです」とアピールした。

2人が明かす自分なりの現実逃避とは

会見の終盤、ドラマの内容にちなんで「自分なりの現実逃避」について尋ねられると、岩本は「この先輩とまったく一緒なんですけど、ゲームが大好きなので、お家でゲームしてる時間が現実逃避になってると思います。あとは高校生ぐらいまでずっと地元に住んでいたので、地元の友達からごはんに誘ってもらって、友達と会ってるときが私の現実逃避ですね」と回答。冨里は「うーん……寝てるときかなって思うんですけど（笑）。いっぱい寝ると本当にめっちゃ元気になるので」と答えて記者陣の笑いを誘う。「あと最近は親友とお家で一緒に料理を作ることにハマってて。この間は一緒にオムライス作ったり、シチューを作ったりしたので、そういうのが現実逃避になっているなって思います」と付け加えた。

最後に冨里は「私は演技のお仕事がこれまでなかったので、すごく不安な気持ちもあったんですけど、蓮加さんだったり、現場のスタッフの皆さんが本当に温かくて。そんな温かい空気感が映像に乗って皆さんに届いたらいいなと思います」とコメント。岩本は「今回の作品は現実逃避がテーマなので、日常やお仕事で大変な経験してる方が観たらすごく癒されると思いますし、私たちのアドリブとかで素の部分や新しい一面が見つかると思うので、そういうところにも注目していただけたらいいなと思います」とドラマをアピールして会見を締めくくった。

ドラマ「ふたりエスケープ」は本日10月4日深夜よりテレビ大阪、TVQ九州放送、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道にて順次放送される。