赤西仁の全国ツアー「JIN AKANISHI LIVE TOUR 2025 "REDWEST"」が11月2日に東京・東京ガーデンシアターで閉幕した。この記事では1日に同会場で行われたセミファイナルの模様をレポートする。
レーザーライトに彩られたオープニング
2023年のファンクラブツアー以来、約2年ぶりとなる赤西の単独ツアー。赤西は全国7都市を舞台に計9公演を行った。
スタンドマイクの前に立った赤西がそっと歌い始めたのは、エモーショナルなラブソング「Mi Amor」。グリーンのレーザーライトが激しく交錯する中、その景色に溶け込むようにネックが光る“レーザーギター”をかき鳴らす。そして彼はバンドメンバーが生み出すグルーヴィなサウンドをバックに「Shattered」や「Yesterday」を次々と歌い、オーディエンスの心を熱く高ぶらせた。観客が一斉にペンライトを左右に振って楽しんだ「Lucky」を経て、赤西はトロッコに乗り込み、客席を移動しながら「Good Time」を軽やかに歌唱。ライブ序盤から会場をヒートアップさせ、サマーソング「Summer Loving」を爽快に披露した。
トークタイムでは赤西にとって約18年ぶりの国内ドラマ出演となった作品「匿名の恋人たち」の話題も。国内のみならず、Netflixの非英語シリーズの週間グローバルランキングでトップ3位にランクインして世界的にも話題になっている本作。撮影された赤西のベッドシーンがあまりにもセクシーだったためにすべてカットになったことも大きな話題となっている。ベッドシーンに関する監督とキャストのトークを記事で見たという赤西は「ベッドシーン自体はそんな感じでもないと思うんだけどね」と笑い、監督とプロデューサーには『どうにか出せないですか?』とは伝えておきました。まだドラマを観ていない方はぜひ観てください」と呼びかけた。さらに赤西は前日の10月31日に終えたばかりの主催イベント「NO GOOD TV "HALLOWEEN" FES」や、11月22日に中国・上海で開催予定のイベント「N/A LIVE 2025 "THE MEN IN THE ARENA" 上海公演」についても触れ、「今年はめちゃめちゃ働いたなあ。来年もがんばろう」とつぶやく。「アルバムは?」という声が客席から上がると、「今、作ってますから。来年はそのアルバムを引っさげてツアーをできたらいいなと企んでいます。のんびり待っていてください。曲はもう全部できていて、あとはレコーディングだけです」と述べてファンを喜ばせた。
ラストにプレゼントした新曲「Summer Sun」
赤西は長年使ってきたスケルトンギターを携えて「Care」でライブを再開。温かみのあるバンドアンサンブルを紡ぎ、「Baby」ではメロディアスな鍵盤の音色に乗せて切ない歌声を響かせた。イントロでひと際大きな歓声が上がったのは懐かしいナンバー「Oowah」。軽快なリズムに合わせて、客席から楽しそうな掛け声が沸き起こった。
ライブ後半を迎え、赤西はいくつものスポットライトが生み出す美しい光に彩られながら「Blessèd」「Fill Me Up」をスケール感たっぷりにパフォーマンスしていく。さらに「In The Sky」をクールに披露したあと、「Dayum」でスラップベースが印象的なアグレッシブなサウンドをバックにリリックを放った。
「THANK YOU」を通してオーディエンスに感謝の思いを伝えた赤西。「Hey What’s Up?」で観客の愛のこもった歌声を受け取った彼は「あっという間ですね。最高ですね。終わりたくないなあ」と名残惜しそうに言葉にした。最後に赤西が披露したのは、現在制作中のアルバムに収録される予定の新曲「Summer Sun」。ひさしぶりの日本語詞となるこの曲で心地のいいさわやかなサウンドを届け、赤西はステージを去って行った。
セットリスト
赤西仁「JIN AKANISHI LIVE TOUR 2025 "REDWEST"」2025年11月1日 東京ガーデンシアター
01. Mi Amor
02. Shattered
03. Yesterday
04. Back to Me
05. Can I
06. Lucky
07. Good Time
08. Summer Loving
09. Care
10. Baby
11. HIGH LIFE
12. ME
13. Oowah
14. Blessèd
15. Fill Me Up
16. In The Sky
17. Dayum
18. THANK YOU
19. Hey What’s Up?
20. Summer Sun


