「第76回NHK紅白歌合戦」の出場歌手発表会見が、本日11月14日に東京・NHKで行われた。
「つなぐ、つながる、大みそか。」をテーマに放送される今年の紅白歌合戦。司会は綾瀬はるか、有吉弘行、今田美桜、鈴木奈穂子アナウンサーの4名が務める。このたび出場が決定した歌手は紅組20組、白組17組、特別枠2組の計39組。会見には初出場となるアイナ・ジ・エンド、幾田りら、CANDY TUNE、ちゃんみな、HANA、ハンバート ハンバート、FRUITS ZIPPER、&TEAM、M!LK、そして特別企画「放送100年 紅白特別企画」に出演する堺正章が登壇し、aespaはVTRコメントで参加した。
アイナ・ジ・エンド
2021年にBiSHとして出場したが、ソロとしては初となるアイナ・ジ・エンド。「紅白歌合戦は伝統のある番組で、みんなが1年に1回楽しみにしている偉大なお祭りだと思うので、恥ずかしくないパフォーマンスをしたいです」とコメント。前回の出場を振り返り、「BiSHで出させていただいたとき、緊張のあまり歌詞を噛んでしまったことがずっと悔しかったんですよ。なので今回は絶対にやりきるぞ!と思っています」と意気込みを語った。
幾田りら
YOASOBIとしては過去3回出場経験のある幾田りらは、「今年1年、ソロとしてもいろいろがんばってきて、それが1年を締めくくる紅白歌合戦に出場できるということにつながってとてもうれしいです。お茶の間の希望になれるような優しい強い歌を歌えたらいいなと思います」と述べた。また記者からの質問で2026年の野望を聞かれた幾田は「今年以上に貪欲に、1つひとつに真摯に向き合っていけたら」と笑顔で答えた。
&TEAM
&TEAMはスケジュールの都合で不参加となったJOを除くメンバー8人で登場。代表してFUMAが「紅白歌合戦出場が僕たちの目標であり、夢でした。今回出場させていただけることになって本当に光栄です。デビューから約3年、ここに来るまでに応援してくださったファンの皆さんに誇りに思ってもらえるように、そして番組の歴史に恥じないように、一瞬一瞬を大切にパフォーマンス楽しみたいと思います」とコメントした。初めての紅白に向けて楽しみにしていることについてHARUAは「毎年家族と楽しみに観ていた番組なので、家族や友人からの反応が楽しみですね」と語り、NICHOLASは「『けん玉チャレンジ』企画が好きなので挑戦してみたい!」とアピールした。
CANDY TUNE
CANDY TUNEは、まず村川緋杏が「1年間がんばって走り続けてきた先で、事務所の先輩であるFRUITS ZIPPERの皆さんと紅白の大舞台に立つことができるのがとてもうれしいです。私たちは初出場なので、フレッシュに倍の倍にがんばっていきたいと思います」と、ヒット曲「倍倍FIGHT!」にちなんで挨拶。さらに「紅白出場の知らせを今朝、事務所で聞いたんですけど、何かの試合に負けたんじゃないかというむせび泣きで(笑)。それで場が和みました」と明かした。
ちゃんみな
今年1年を「変化という言葉がもっとも似合う1年」だと振り返るちゃんみなは、「光のような存在である紅白歌合戦に、私自身が光として立てることに光栄に思います。私の人生にも、皆様の人生にも残るようなステージを作っていけたら」とコメント。自身がプロデュースしたグループ・HANAとともに紅白初出場を果たせることについては、「ホントにホントに幸せです。まっすぐに努力と向き合った子たちが伝統ある紅白に出るのはすごく意味のあること。大きく咲いてほしいと思っていたけれど、こんなに早く大きくなるとは……自分のことよりうれしい」と喜んだ。
HANA
ちゃんみなに温かいコメントをもらったHANAは、まずMOMOKAが「紅白歌合戦というステージは私たちにとって1つの目標で、とっても輝かしい大きな舞台。この舞台に立てるのは、私たちを応援してくださってるファンの皆さん、そして愛をくださる方々のおかげだと心から思っております。2025年を締めくくり、2026年に向かって少しでも勇気を皆さんに届けられるように精一杯がんばります」と挨拶。一方で紅白出場の知らせを聞いて泣いたというCHIKAは、会見の裏で「ちゃんみなさんとお会いしてまた泣きました(笑)。皆さんに支えられてこの場に立てていることに本当に感謝しています」と感激した様子だった。
ハンバート ハンバート
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の主題歌を担当したハンバート ハンバートは佐野遊穂(Vo, Harmonica)が「まだ信じられない。実感がない」と、紅白出場に驚きを隠せない様子。「紅白歌合戦はテレビの前で観るものだと思っていましたので、まさか自分たちが出るということはまったく考えていなくて本当に驚いています。すごく緊張してしまって、寿命が縮むんじゃないかな」と冗談交じりにコメント。さらに夫婦そろって紅白出場することになった気持ちを尋ねられた遊穂は「『あの家は留守だ』と空き巣に狙われないように気を付けます」とチャーミングに答えた。
FRUITS ZIPPER
FRUITS ZIPPERの鎮西寿々歌は「私たちは今年1年、紅白歌合戦に出場するという目標を掲げて、チームやファンの皆さんたちと一致団結して歩んでまいりました。その思いが実を結び、こうして大きな舞台に立つことが決まって、本当に心からうれしく思います。妹分であるCANDY TUNEと一緒に日本をかわいく明るく飾りたいと思います!」と明るくアピール。さらに「KAWAII LAB. に所属する4グループは、それぞれ異なる“カワイイ”を発信していて、FRUITS ZIPPERは『にゅーかわいい』がコンセプト。紅白で新しい“カワイイ”を発見してもらえたらいいなと思っています!」と述べた。
M!LK
今年の「新語・流行語大賞」で「イイじゃん」の歌詞「ビジュイイじゃん」がノミネートされ、記者からさっそく「今日のビジュはいかがですか?」と決めゼリフを求められたM!LK。初出場の興奮を語るメンバーだが、佐野勇斗は連続テレビ小説「おむすび」のキャストとして昨年の紅白に出場していたと話し、「(紅白では)先輩だから。俺についてきな!って感じ」と得意げにアピールした。さらに紅白共演者の中で「ビジュイイじゃん」ポーズをやってほしい人を尋ねられ、「司会の綾瀬はるかさん。以前共演したことがあって、M!LKを応援してくれているので」と回答する場面もあった。
堺正章
過去にソロ歌⼿として紅⽩に6回出場し、司会も3回務めた堺正章は、今回26年ぶりの出場。特別企画「放送100年 紅白特別企画」に、元男闘呼組のメンバーである成田昭次、高橋和也、岡本健一、前田耕陽を中心に結成されたロックバンド・Rockon Social Clubとともに出演する。どんなパフォーマンスになるかという質問に対し堺は、「僕に何ができるだろうと考えたときに、表現できるのは“昭和”だと。昭和の歌はみんなのものだったんです。1つの歌を津々浦々いろんな人が口ずさんでいた。今はセパレートされているというか、個々のものになっていますよね。それが少し悲しい思いがありますので、老若男女が同じように歌える歌がたくさんあった“昭和”を表現できたらと考えています」と展望を描いた。
aespa(VTR)
会見に登壇することができなかったaespaはVTRでコメントを寄せた。ジゼルは「私たちエスパの大きな夢の1つ、紅白歌合戦の舞台に立つことができるのはとても光栄です」と述べて、ニンニンも「皆さんに感謝を伝えるために一生懸命準備しています」と紅白への思いを語った。
第76回NHK紅白歌合戦 出場歌手(五十音順・カッコ内は出場回数)
紅組
- アイナ・ジ・エンド(初)
- あいみょん(7)
- ILLIT(2)
- 幾田りら(初)
- 石川さゆり(48)
- 岩崎宏美(15)
- aespa(初)
- CANDY TUNE(初)
- 坂本冬美(37)
- 髙橋真梨子(7)
- ちゃんみな(初)
- 天童よしみ(30)
- 乃木坂46(11)
- HANA(初)
- Perfume(17)
- ハンバート ハンバート(初)
- FRUITS ZIPPER(初)
- MISIA(10)
- 水森かおり(23)
- LiSA(4)
白組
- &TEAM(初)
- ORANGE RANGE(3)
- King & Prince(6)
- 久保田利伸(2)
- 郷ひろみ(38)
- サカナクション(2)
- 純烈(8)
- TUBE(3)
- Number_i(2)
- 新浜レオン(2)
- Vaundy(3)
- BE:FIRST(4)
- 福山雅治(18)
- 布施明(26)
- Mrs. GREEN APPLE(3)
- 三山ひろし(11)
- M!LK(初)
放送100年 紅白特別企画
- 堺正章
- 氷川きよし
「第76回NHK紅白歌合戦」の番組情報
放送日時
NHK総合ほか 2025年12月31日(水)19:20~23:45
※BSプレミアム4K、BS8K、ラジオ第1でも放送
※NHK ONE(新NHKプラス)で同時・見逃し配信、NHKラジオ らじる★らじるで同時・聴き逃し配信
※中断ニュースあり


