muqueの楽曲「Level up」のミュージックビデオがYouTubeで公開された。
「Level up」は8月に配信リリースされた楽曲。MVは「バンドを“無垢”にもう一歩進め、新しい挑戦をしたい」というmuqueの思いから、Gemini、Veo 3、Nano Bananaなど最新のGoogle AIをフル活用して制作された。監督は田向潤が務めた。
“超ダンス”をテーマに制作されたMVでは、田向の「1割の真実と9割の嘘」という発想から、メンバーの1拍だけの踊り(真実)をベースに、Geminiによって“超人的な”ダンス(嘘)を生成。メンバーにダンス経験はないが、驚きの表現が実現した。メンバーの動きだけでなく周囲の美術までもが予期せぬ形で弾け出す工夫が凝らされ、生命力と躍動感に満ちた映像に仕上がっている。
GoogleのYouTube公式チャンネルではMVのメイキング映像が公開された。
muque コメント
今回のMVは、「超ダンス」をテーマにGeminiとともに制作に挑みました。それぞれメンバーが新しいことにチャレンジし、それをどうGeminiが表現してくれるのか。今までで一番完成形が想像できない中での制作になりましたが、期待感を抱きながら取り組むことができました。今までのmuqueの表現から“Level up”したMVを、ぜひ皆さんお楽しみください。
田向潤 コメント
プロンプトという言葉をインターフェイスにしたAI生成の作業は、言葉そのものの曖昧さを痛感し苦戦する日々でした。しかしあるとき、それっていつもの人間のVFXアーティストとのやりとりと同じなのでは?と気づいた時から「技術は高いが素直すぎて突っ走る傾向がある若者」みたいな人格をAIから感じられるようになりました。とたんに作業は捗るようになり、最後にはビールでも奢ってあげたいような気さえしてきました。面白いヤツです。


