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Blume popo上京後初の自主企画、ダイナミックな熱演で観客を圧倒

Blume popo「essais vol.6」の様子。
9か月前2026年01月27日 12:02

Blume popoが1月12日に大阪・Yogibo HOLY MOUNTAIN、17日に東京・TOKIO TOKYOで自主企画「essais vol.6」を開催した。

Blume popoは、当時中学生だった幼少期からの友人が集まって2015年に結成された滋賀出身のオルタナティブロックバンド。2019年に活動を休止するもコロナ禍を挟んで再始動し、ドイツと日本を行き来する2拠点体制から東京へ活動の軸足を移した2025年、初のフルアルバム「obscure object」をリリースした。

「essais vol.6」はアルバムのリリースを記念して行われたもので、大阪公演には揺らぎ、東京公演にはcephaloがゲスト出演。この記事では東京公演の模様をレポートする。

多彩なルーツが垣間見える楽曲

開演時刻の19:00を迎えると会場は後方まで観客でいっぱいに。そこに登場したcephaloは、2023年に結成され、シューゲイザー、ドリームポップシーンで注目を浴びる若手ロックバンドだ。音楽性も近いBlume popoとは、お互いを刺激し合う存在であり、iVyでも活躍するfuki(Vo, G)はBlume popoのアルバムから受けた衝撃をMCで語った。

cephaloが幻想的かつ壮絶な演奏を50分にわたって繰り広げたのち、Blume popoの横田檀(G)、今西龍斗(G)、水谷航大(B)、サポートメンバーの諏訪清太郎(Dr)がステージへ。最後に野村美こ(Vo)が素足で現れる。ノイズビートがプツプツと流れる中、野村がスッと息を吸って歌い始めたのは、アルバムのオープニングナンバーである「in your mind」だ。演奏はボーカルに寄り添って始まりこそ穏やかだったが、徐々に激しさを増し、ダイナミックな展開で観客を揺さぶっていく。

続けてBlume popoは、壮大なサウンドに乗って野村が伸びやかなロングトーンを響かせる「遠い国」、荒れ狂うような激しいビートの「画家」とアルバムの収録曲を曲順通りに演奏。楽曲ごとに大きく変わる雰囲気からメンバーの多彩なルーツが垣間見え、「画家」では頭を振って盛り上がる観客の姿も印象的だった。

変幻自在に豹変するボーカル

「すでに楽しいですね」と微笑んだ野村が「一緒に楽しんでいきましょう」と呼びかけるとBlume popoは、EP「Test for Texture of Text」から「彼方高さから躰放ったあなた」「渦つむぐ冬」を続けて披露する。EP「Test for Texture of Text」は、特定の母音のみで歌詞全編を構成する楽曲5曲を収めた実験的な作品。タイトルからわかる通り「彼方高さから躰放ったあなた」はア段、「渦つむぐ冬」はエ段の音のみで作詞されており、独特なグルーヴが生み出される。

その後もBlume popoはバラエティに富んだ楽曲で観客を魅了。アルバムの中でも一際ポップな「ふわふわ」で軽快なムードを生み出したかと思えば、「二月」ではテンポを落とし、観客をじっと聴き入らせる。楽曲に合わせて、野村のボーカルも別人のように豹変し、全身で楽曲を表現。「笑う月」では身振りを交えながら起伏のあるメロディを熱唱し、観客を圧倒した。

音楽で輪を広げていきたい

ライブ終盤、昨年秋にメンバーそれぞれが上京してきたことを振り返った野村。その暮らしの中で、みんな同じしんどさの中で生きている味方なのだと実感し、家族の本質を理解したと語る。「音楽で輪をもっともっと大きくしていきたいんです」と言葉を続けた彼女は、上京後初の自主企画に込めた思いを言葉にすると、「最高の1日を一緒に作ってくれて感謝してるし、これからもBlume popを楽しんでほしいし、要するにこれからもよろしくお願いします」とファンにその思いを伝えた。

アルバム収録曲「月夜銀河へ」を繊細かつ力強く演奏し、EP「Test for Texture of Text」からエ段の「痙攣」、オ段の「底」をシームレスにつなげる形でライブ本編を終えたBlume popo。アンコールで再びステージに現れると、延期となっていたワンマンライブを4月5日に東京・O-nestで開催することを伝え、ファンの拍手を集める。そしてBlume popoは最後に「溺レル」を披露。5人は音楽への思いを爆発させるように熱演し、エネルギッシュにうねる音の波で会場を包み込んでいった。

撮影:タカギタツヒト @tatsuhito_tkg

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