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shallm、バレンタインに“Sweet”と“Bitter”な思いを届ける「自分の“Bitter”な気持ちを大切にしていくよ」

shallm(Photo:蛸島有闘)
8分前2026年02月17日 3:02

shallmが2月14日に東京・Spotify O-EASTにてワンマンライブ「shallm ONEMAN LIVE ~No Sweetness Within~」を行った。

「No Sweetness Within」はshallmにとって、昨年7月から8月にかけて開催された全国ツアー「shallm 1st LIVE TOUR 2025 一揆」以来、約半年ぶりのワンマンライブ。楽曲を“Sweet”と“Bitter”という2つの視点に分けた2部構成で、shallmの内側にあるリアルな感情をバンドサウンドに昇華する熱いステージが繰り広げられた。

“Sweet”な開幕

ライブはテレビアニメ「阿波連さんははかれない season2」のエンディングテーマとして書き下ろされたミドルテンポのラブソング「トワイライト」で幕を開けた。lia(Vo)が「この先の未来も君と隣を歩いていたい」という甘酸っぱい願いを込めたフレーズを歌い上げて切ない雰囲気を演出したかと思えば、続いて披露された「ふたりぶん」では疾走感あふれるバンドサウンドに自然とクラップが沸き起こる。指占いをモチーフにした「アイ・ラブ・ジェー・ケー・キス・デート」では軽快なビートとメロディが響き、観客の熱気が高まってゆく。

“Sweet”なラブソングを3曲続けたあと、liaはライブ当日がバレンタインデーであることにちなんで「今日は食べるほうのチョコは用意してないんですが、新曲『chocolate』をはじめ、いろんな楽曲たちや思いを持ってきました」と挨拶。続いて「世間のアチアチバレンタインムードを超えるくらい熱く熱く盛り上がっていきましょう!」と呼びかけると、2023年9月にリリースしたメジャーデビュー曲「センチメンタル☆ラッキーガール」と、テレビアニメ「姫様“拷問”の時間です」のオープニングテーマ「まっさかさマジック!」を披露し、高揚感あふれるバンドサウンドで会場を沸かせる。満員のフロアからは「オイ! オイ!」という声とともに、クラップやコールが響いた。
「音楽で言う“Sweet”はプラスな気持ちから生まれた曲で、“Bitter”はマイナスな気持ちから生まれた曲。次の曲は、“Sweet”と“Bitter”、どちらも含んでいる、“Sweet”から“Bitter”への橋渡しの曲です」という言葉を経て披露されたのは、「コンビニアイス」。liaは観客1人ひとりと目を合わせるかのようにフロアを見渡し、「みんながんばってるよ!」と声を張り上げる。彼女は「起きたばっかで髪はボサボサ スマホの通知も放置したまま」とリアルな日常の様子を歌いながら、そんな日々への “小さなご褒美”であるコンビニアイスを題材にした楽曲で観客にエールを送り、ステージをあとにした。

一緒に怒ったり泣いたりしてあげられるような音楽を

バンドメンバーによるインストが披露されたのち、ピンクと白を基調にしたワンピースから全身ブラックのパンツルックに着替えたliaが再登壇。視覚的にも“Sweet”から“Bitter”へ変化するコンセプトを表現しながら、ソリッドなギターとセンチメンタルなピアノのサウンドが交錯する新曲「chocolate」を歌い上げる。そこからドラマ「恋愛禁止」のオープニング曲として書き下ろされた「虚飾のキス」へと続け、甘い恋愛とそれを包み込む嘘やまやかしをテーマとした2曲を連続で届けた。「ハイドレンジアブルー」ではメロディアスでクールなギターとliaの力強いファルセットボイスが絡み合い、会場が楽曲の持つ張り詰めた空気感に包まれた。

ここでliaは「No Sweetness Within」というライブタイトルに触れ、「『内側に甘さはない』という意味なんですが、元気だったり、元気じゃない日を繰り返しながら生きてきた半年の中で見つけた、私の中での大切な気付きがあります。それは、“Bitter”な気持ちを大切に生きてきたんだなということです」と明言。そして「普段は表に出さない、1人で抱え込みがちなマイナスな気持ち。落ち込んでたり、怒ってたり、悲しんでたり。そんな隠されてしまいそうな感情を言葉や音で伝えたい。一緒に怒ったり、一緒に泣いたりしてあげられるような音楽を作りたいなって、この半年で改めて思いました」と続けると、観客から温かく大きな拍手が送られた。

湧き上がる衝動のままに

「私をみくびるなって思って書いた曲です」という言葉とともに披露されたのは「G2G」。この曲を皮切りに、攻撃的なロックナンバーが立て続けにプレイされる。エレキギターのカッティングとボーカルのみで始まった「白魔」でストレートな歌声を響かせる一方、「stardust」では「さあ、まだまだ盛り上がっていきましょう」と呼びかけ絶唱するliaの姿が、観客の視線を釘付けにした。

インディーズ時代にライブハウスで必ず歌っていた「stardust」について「その時代から、自分のマイナスの感情から生まれたものを原動力に変えて叫び散らすのが大好きだったのかなと思いました」と明るい笑顔で振り返ったliaは、「憧れを持って、新たな1歩を踏み出して飛び立つ曲です」と紹介し、自身が書いた短編小説とリンクした「閃光バード」を歌唱。ステージ後方から眩い光に照らされながら、情感を込めた歌声を届けた。

その後、ピアノの伴奏とともにしっとりと始まり2番から情熱的なバスドラムが入る「if 1/2」、ヘビーでラウドなロックナンバー「境界戦」、liaが特に大切にしている感情だという“怒り”をテーマにした「脳内ディストーション」と続きフロアのボルテージがさらに上昇したところで、ライブはいよいよクライマックスを迎える。ラストを飾ったのは前回のツアーでも最後に披露された「暴動」。liaとバンドメンバー、オーディエンスが自身の内側から湧き上がる衝動の赴くままにジャンプし、拳を突き上げ、声を張り上げ、盛大な高揚感ともにライブは締めくくられた。

自分の“Bitter”な気持ちを大切にしていくよ

アンコールでは未発表の新曲「何なんですか?」がサプライズで初披露された。「何なんですか?」というフレーズを繰り返しながら怒りをポップに昇華するロックナンバーを笑顔でパフォーマンスすると、liaは本公演を振り返り、「これからもっと自分の“Bitter”な気持ちを大切にしていくよ」と宣言。「私は一緒に泣いたり怒ってたりしてあげられるアーティストになりたいという、決意表明のライブでした!」と明言し「私は心の底からみんなが前に進む活力になればいいなと思って、曲を書いてます」と語ると、フロアから大きな拍手と歓声が上がった。

歓声の中、liaは「この先も一緒に笑ったり、泣いたり、怒ったり、楽しんだりしながら、人生の中で忘れられない1日というやつをみんなでたくさん作っていきましょう! 私、まだまだやりたいことたくさんあります。みんなに見せたい景色もいっぱいあります。その未来でも、皆さんどうぞよろしくお願いします!」と声を張り上げる。そして前ツアーで披露し話題を呼んだ「ゾンビ」を披露。観客のシャウトとクラップが会場を埋め尽くし、熱狂の渦の中でライブの幕が閉じた。

セットリスト

「shallm ONEMAN LIVE ~No Sweetness Within~」2026年2月14日 Spotify O-EAST

01. トワイライト
02. ふたりぶん
03. アイ・ラブ・ジェー・ケー・キス・デート
04. センチメンタル☆ラッキーガール
05. まっさかさマジック!
06. コンビニアイス
07. chocolate
08. 虚飾のキス
09. ハイドレンジアブルー
10. G2G
11. 白魔
12. stardust
13. 閃光バード
14. if 1/2
15. 境界戦
16. 脳内ディストーション
17. 暴動
<アンコール>
18. 何なんですか?
19. ゾンビ

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