佐久間宣行が総合プロデュースを務めるアイドルグループ・ラフ×ラフのデビュー3周年を記念したワンマンライブ「ラフ×ラフ 3rd Anniversary LIVE」が、3月9日に神奈川・KT Zepp Yokohamaで開催された。
デビュー3周年を念願のZeppで
2023年3月9日、東京・池袋サンシャインシティ噴水広場でステージデビューを飾ったラフ×ラフ。バラエティ畑の佐久間プロデューサーが中心となって作り上げたグループとあって、大喜利を取り入れた楽曲など極めて独自性の高いアイドルとしてスタートを切った彼女たちだが、3年間の活動の中で楽曲のバリエーションも増え、昨年12月には全15曲の1stフルアルバム「わたしファンファーレ」を発表した。3周年ライブの幕開けを飾ったのは、「R-1グランプリ2025」王者・友田オレが作詞したサマーチューン「夏の覚悟を今決めろ!」。学業専念のため活動休止中の吉村萌南を除く、齋藤有紗、佐々木楓菜、高梨結、永松波留、夏目涼風、日比野芽奈、藤崎未来の7人は、初披露の新衣装に身を包み、元気いっぱいにステージへと飛び出した。
オープニングから「AKO~明るく可愛く面白く~」「クライアント」「パッパッ」と4曲を連続で歌ったところで、7人は「みんなに笑顔をちょこっとお届け、ラフ×ラフです!」と声をそろえて挨拶。1人ひとりの自己紹介に、会場のラフり隊(ラフ×ラフファンの呼称)は色とりどりのペンライトを振って応えた。会場となったKT Zepp Yokohamaはメンバーが「いつかはワンマンでZeppに立ちたい」と願っていた待望のステージ。この日のライブはニコニコ生放送を通じて生中継されており、7人はカメラの向こうのラフり隊にも笑顔を送った。
3年間の成長を見せるバラエティに富んだステージ
「超めっちゃ“キュン”でしょ?」「On Your Mark」でクールなパフォーマンスを見せたラフ×ラフ。続く「ドラマみたいに言わなきゃ」では曲中にセリフとそれを読み上げるシチュエーションの指示が出され、メンバーが即興で演じていく。「そばにいるよ」というセリフを「泣いてる人に向けて」「ブチ切れながら」「好きな人に向けて」「幽霊のように」と指示に従って演じるメンバーの様子にどよめきや笑いが起きるなど、ラフ×ラフのライブならではの光景が広がった。「君がNo.1」では曲中に登場する「海老」の読み方、「Shrimp」の和訳という出題にメンバーが回答し、珍回答の目立った夏目に“No.1”の称号が与えられた。
3年間でさまざまな成長を遂げたラフ×ラフだが、メンバーの佐々木が作詞作曲の才能を開花させたことはグループにとって大きな強みとなっている。ライブ中盤には佐々木が書いた「カラフルタイム」が披露され、「かわいいスイッチ」では日比野と藤崎によるデュエットに合わせてリーダー齋藤がサックスを演奏。「消えたくなるほど君が好きだ」では作者である佐々木が高梨とのデュエットで2声のハーモニーを響かせた。また、永松と夏目はアコースティックギターを手に「Re:myself」を弾き語り。活動の中でさまざまな武器を身につけたラフ×ラフの成長ぶりがステージ上で示された。
8人そろって「何満開」
メンバーそれぞれのソロダンスを経て再び集結した7人は、デビュー曲「100億点」でライブ後半戦へ。「ラズベリーサイダー」ではメンバーがステージを飛び出し、客席を回りながらラフり隊との交流を楽しんだ。佐々木の初めてのオリジナル曲「君ときゅんと♡」ではフロアや2階席に散ったメンバーがサインを入れた星形のボールを投入。再び7人がステージに集い、佐々木が書いたエモーショナルなナンバー「消えたくなるほど君が好きだ」でライブがクライマックスへと導かれる中、「ワタシイロ光る」では予想外の出来事が起こった。大サビの直前、曲が突然ブレイクすると、ステージには活動を休止していた吉村の姿が。ラフり隊の盛大な「もなみん!」コールを受けながらひさびさに全員で集まったラフ×ラフは、涙を流しながら8人分の笑顔を見せた。
「もなみーん! おかえりー!」の声に感極まりつつ「懐かしいー!」とステージからの景色を眺めた吉村は、ひさしぶりの決めゼリフ「み~んな、もなみん催眠術にかかっちゃえ!」を放ち、ラフり隊とメンバーは「とろ~ん」ととろける。復活のステージがラフ×ラフ史上最大規模の会場だったこともあり、浦島太郎状態の吉村は「ラフり隊ってこんなにいるの?」と素朴な驚きの声を上げた。「今日からラフ×ラフは4年目になります。これからもいろんなことがあるかもしれない。でも、どんなことがあっても、私たちは何万回だって8人で立ち上がります。見ていてください!」という吉村の言葉に続いて披露されたのは、たむらぱんこと田村歩美がアルバム「わたしファンファーレ」のために書き下ろした「何満開」。ライブにおけるキラーチューンとして早くも定番化しているこの曲が、ついに8人全員で歌われた。そして最後は佐々木がメンバーとの絆を描いた「一期八会」を、やはり初めての8人バージョンで熱唱した。
もっと上の景色をみんなと一緒に
アンコールを受けて再度登場した8人は、すぐにステージを飛び出し、「考える時間をください」を歌いながらフロアで大喜利に挑戦。日比野がこのライブに臨むうえで掲げていた公約「至るところで大喜利する」を実現させた。8人のライブはこれでは終わらず、さらにもう1曲、たむらぱん書き下ろしの最新楽曲「Yondanda」を初披露。この曲が4年目の第一歩として4月25日に15作目のデジタルシングルとしてリリースされること、これに伴い各地でリリースイベントが行われることを発表した。最後にメンバーは1人ずつ挨拶し、9歳でデビューして今年芸歴15周年を迎える日比野は「地下の地下からやってきて、この環境が本当に当たり前じゃないことを誰よりも自覚しているので、本当に感謝の気持ちでいっぱいですし、何より15年も続けさせてくれている家族に感謝です」と述べたうえで、「だからこそ、今のままじゃ正直ダメだと思うことが多くて。Zeppも達成して、どんどん上を目指していかなくちゃいけない。もっと上を目指して、みんなと一緒に上の景色を見に行けたら」と胸に秘めた熱い思いを語った。
なおニコニコ生放送のアイドル専門チャンネル「ニコドル」では、生中継されたライブの模様が4月8日23:59まで全編アーカイブ配信されている。
セットリスト
「ラフ×ラフ 3rd Anniversary LIVE」2026年3月9日 KT Zepp Yokohama
01. 夏の覚悟を今決めろ!
02. AKO~明るく可愛く面白く~
03. クライアント
04. パッパッ
05. 超めっちゃ“キュン”でしょ?
06. On Your Mark
07. ドラマみたいに言わなきゃ
08. 君がNo.1
09. カラフルタイム
10. かわいいスイッチ
11. 消えたくなるほど君が好きだ
12. Re:myself
13. 100億点
14. ラズベリーサイダー
15. 君ときゅんと♡
16. 消えたくなるほど君が好きだ
17. ワタシイロ光る
18. 何満開
19. 一期八会
<アンコール>
20. 考える時間をください
21. Yondanda
公演情報
ラフ×ラフ 15thデジタルシングル「Yondanda」リリースイベント
2026年4月25日(土)神奈川県 横浜(※会場は後日発表)
2026年4月26日(日)東京都 汐留シオサイト地下歩道
2026年5月4日(月・祝)東京都 ヴィレッジヴァンガード 渋谷本店
2026年5月16日(土)東京都 タワーレコード新宿店 9Fイベントスペース
2026年5月17日(日)東京都 タワーレコード錦糸町パルコ店 店内イベントスペース
2026年5月31日(日)埼玉県(※会場は後日発表)


