虹のコンキスタドールが3月15日に東京・ステラボールでワンマンライブ「虹のコンキスタドール ONE-MAN LIVE『これこそが愛のパワーっ!!』」を開催した。この公演をもって大和明桜と蛭田愛梨がグループを卒業した。
大和は2015年、12歳のときにお披露目され、それ以降初期メンバーの1人として約11年にわたって活動。ムードメーカーとしての一面を持ち、虹コンのアイデンティティの一部を担ってきた。一方の蛭田は2016年に12歳で予科生としてグループに加わり、2017年に正規メンバーに昇格。グループの中で一段と際立つビジュアルを武器に、グラビアでも活躍してきた。ステラボール公演は、そんな2人の集大成を示す熱量の高いステージとなった。
際立つ大和と蛭田の存在感
ライブは「やるっきゃない!2018」で幕を開け、序盤から大きな熱気と一体感が場内に満ちる。虹コンの代名詞である夏曲も惜しみなく披露され、「限りなく冒険に近いサマー」の間奏では大和と蛭田への愛のこもった口上がこだました。いきなり6曲をノンストップでパフォーマンスした虹コンは、最初のMCで順番に自己紹介。大和は「今日も4946(シクヨロ)レボリューション!」というおなじみのフレーズを力強く響かせ、蛭田は「今日は10年間の集大成を皆さんに見せたいと思います!」と意気込みを語った。
続く「↓エイリアンガール・イン・ニューヨーク↑」のイントロでは、宇宙人に扮し、ステージ中央で白目を剥き出しにする大和が強い存在感を放つ。また「†ノーライフベイビー・オブ・ジ・エンド†」では、蛭田がクールかつアグレッシブなセリフと咆哮を轟かせて観客を圧倒した。その後も多彩な楽曲が緩急の効いた曲順で届けられていく中、「ずっとサマーで恋してる」のパフォーマンスが始まると会場の熱気が一段と上昇。観客は手でハートの形を作り、一斉にジャンプした。
盛大なコール、あふれ出る涙
会場の盛り上がりが最高潮に達したかと思いきや、蛭田が「みんなの愛ってまだまだこんなもんじゃないよね!?」と煽るなど、メンバーはまだまだギアを上げていく。今年2月にリリースされたロックなバレンタインソング「決戦はチョコレートナイト」や、虹コンが誇るキラーチューン「トライアングル・ドリーマー」を通してステージと客席の間を行き交うエネルギーが増大していった。その一方で、壮大なメロディラインやストリングスが印象的な「Aurora Orchestra」や、節目のライブで歌われてきた「心臓にメロディー」が披露されると得も言われぬエモーショナルなムードが充満。「心臓にメロディー」では初期メンバーの的場華鈴が思わず涙を見せる場面もあった。
大和の「10年間の皆さんのエールをパワーでお返しします!」という声を合図にライブはラストスパートへ。虹コンは「響け!ファンファーレ」や「サマーとはキミと私なりっ!!」をエネルギッシュにパフォーマンス。「すべてが虹になるサマーっ!」の曲中にはメンバーの煽りを受けて盛大な「あお!」コールと「あいり!」コールが響き渡り、この流れを受けて大和の目から涙があふれ出た。そして彼女たちは事務所の先輩であるでんぱ組.incから継承したサマーアンセム「プレシャスサマー!」を意気揚々と歌唱し、ライブ本編を締めくくった。
的場華鈴、リーダー再就任に号泣
大和と蛭田のこれまでの歴史を振り返る映像を挟み、ライブはアンコールへ突入。「キミは夏のレインボー!」「平成令和ネバーエンドサンバースト」のパフォーマンスを経て、大和と蛭田がそれぞれ挨拶の言葉を述べた。蛭田は「うれしいときも悲しいときも、どんなときでもあなたたちがいたからここまで私は走ってこれました」と切り出すと、「がんばってかわいくなってビジュで名を馳せることを目標にしてるので、虹コンを外から見守りながら目標に向かって走っていきたいと思います。みんなが幸せでいることが私の幸せです。なので、たくさんみんなも幸せになってください。健やかに育ってください」とファンに呼びかけた。
また大和は「普通の子供から宇宙人、クソガキ、妖怪バラエティモンスター時代と私のアイドル時代には多くの歴史がありますが、今では虹コンの大黒柱と言ってもらえるようになるなんて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と感慨深い思いを口に。「私にとって虹のコンキスタドールは誇りであり、宝物です」「これからも一緒にアイドルを楽しみ、またどこかで会いましょう。これからも4946レボリューション!」とおなじみのフレーズをマイクに乗せた。
さらに大和は的場に向けたメッセージを語り始め、「改めて虹のコンキスタドールのリーダーとしてよろしくお願いします!」と的場のリーダー就任をこの場で発表。的場はかつて虹コンのリーダーを務めていたが、2022年に一度グループを卒業した際にそのポジションからも離れていた。的場は感極まって号泣しつつ、「この2人が卒業したら虹コンはどこに行くんだろうなって、よく残るメンバーと話すこともあるんですけど、何よりも私たちは2人が作ってきてくれた虹コンが好きで、ここでアイドルをしたいと思って虹コンに来たみんなだと思うから、私たちも2人が守ってきたものを全力で守りたいと思います」「私がリーダーじゃなくなったときに、もっと周りを頼るんだと、この2人もすごい教えてくれたから、これからはこの2人に教えてもらったことを全力でやって守っていきたいと思います」と決意を表明した。
新体制の道筋を示したところで、虹コンはラストに「世界の中心で虹を叫んだサマー」を披露。曲の終盤に大和と蛭田に花束が渡され、再び涙と笑顔があふれた。
セットリスト
「虹のコンキスタドール ONE-MAN LIVE『これこそが愛のパワーっ!!』」2026年3月15日 ステラボール
01. やるっきゃない!2018
02. in(door) the Summer
03. 限りなく冒険に近いサマー
04. キミは無邪気な夏の女王 ~This Summer Girl Is an Innocent Mistress~
05. 愛をこころにサマーと数えよ
06. Boom!Boom!サマーっ♡
07. ↓エイリアンガール・イン・ニューヨーク↑
08. †ノーライフベイビー・オブ・ジ・エンド†
09. ジャスナウ!
10. パラダイスな片思い
11. chaos and creation
12. ずっとサマーで恋してる
13. 決戦はチョコレートナイト
14. パラドキシカル・コンプレックス
15. トライアングル・ドリーマー
16. サマーエンドシンフォニー
17. Aurora Orchestra
18. 心臓にメロディー
19. 響け!ファンファーレ
20. サマーとはキミと私なりっ!!
21. すべてが虹になるサマーっ!
22. プレシャスサマー!
<アンコール>
23. キミは夏のレインボー!
24. 平成令和ネバーエンドサンバースト
25. 世界の中心で虹を叫んだサマー


