ヤバイTシャツ屋さんが昨日3月30日に東京・Spotify O-EASTにてワンマンツアー「ヤバイTシャツ屋さん “赤ちゃん” リリースツアー 2026」のファイナル公演を開催した。
母になったありぼぼ、パワフル過ぎる
このツアーはありぼぼ(B, Vo)が2025年10月に第1子となる女児を出産したことを記念して行われたもの。ありぼぼは8月からライブ活動をセーブし、出産後の昨年12月にステージ復帰を果たした。フェス出演などを経て、2月にありぼぼの地元の大阪・高槻から始まった顧客(ヤバイTシャツ屋さんファンの呼称)待望のワンマンツアー。ファイナルの地となったSpotify O-EAST公演では、全25曲のパフォーマンスを通じて、出産を経てよりパワフルになったありぼぼの姿を、そしてますます演奏力と結束力を増した今のヤバTの姿を顧客に強く印象付けた。
ステージに登場したこやまたくや(G, Vo)、ありぼぼ(B, Vo)、もりもりもと(Dr, Cho)。こやまが「さあどんな感じになるのか? やるよ!」とすし詰め状態のフロアの様子をうかがい、3人は春の訪れを感じさせるロックチューン「Blooming the Tank-top」や、「バブバブ赤ちゃん…」という歌詞がこのツアーにぴったりな「泡 Our Music」、ヤバTブレイクのきっかけとなったパーティチューン「あつまれ!パーティーピーポー」などを矢継ぎ早に届けていく。開始15分足らずで5曲を駆け抜け、フロアを爆発的な盛り上がりに導いたヤバT。こやまは「まずはおめでとう! 無事赤ちゃんをリリースされたとのことで。赤ちゃんは今自宅待機?」と問いかけ、ありぼぼは「自宅警備員。ニート」と回答。もりもとは「あんまりそうは言わんよ」と、赤ちゃんは無職で自宅にいることが普通であることを補足した。
パックマンの回答を捏造
こやまは「みんな新しめの曲聴いてる? 俺あんまり聴かへんねん」と問題発言を繰り出したのをフリにして、「恐竜 ~Dynamite Soul~」をきっかけに5曲連続で近年リリースした曲を披露すること予告。パックマンの45周年を記念して昨年リリースした「PAC-MANISM」ではパックマンが登場し、ダンスでステージを盛り上げる。3人は曲が終わって帰ろうとするパックマンを引き止め、この日の昼ごはんが「大きなグミ」であることや一番好きな食べ物が「ちっちゃなスイカ」であること、ヤバTの曲の中で一番好きな曲が「ゆとりロック」であることをパックマンのジェスチャーから解釈し、事実を捏造していた。
浸透してない“キショいダンス”に不服
哀愁漂うメロディにこやまの艷やかな美声が響くミドルテンポのナンバー「週10ですき家」で始まった後半戦。自主制作盤の収録曲「天王寺経由してなんば」というレア曲中のレア曲の盛り上がりを見て、こやまは「全然できてない! パーじゃなくてグーやろ!」と歌うのをやめてしまう。ありぼぼともりもとから「配信されてない曲だから当たり前やろ」と促され、両手をグーにして上下させる独特なサビの振り付けや歌詞の内容を改めてレクチャーしたこやまは、「天王寺経由してなんば」を歌い直し、フロア一面の“キショいダンス”を見てご満悦の様子だった。レア曲の連続によって焦らされたフロアを沸騰させたのは、ヤバT最大のヒット曲「ハッピーウェディング前ソング」。ライブのここぞという場面で幾度となく披露されてきたキャッチーな楽曲が放たれると、フロアの盛り上がりはピークを迎えた。
子供産んでこんなライブできるやつおらんよ
その後、フロアからの「(“赤ちゃん” リリースツアーの)第2弾待ってるよ!」の声にこやまは「また産まれたらな! 俺やもりもとの子が産まれるかもしれへんし。子供が産まれたらリリースツアーやりましょうね」とさらりとコメント。しかし直後には「適当にしゃべってるけど今日ソノダマン(年間100本以上のライブに足を運んではレポートをブログにアップしている人物)と音楽ナタリー来てるから」と、ライブレポートに適当な発言が書かれることを危惧していた。
旅立ちの春にぴったりな曲「hurray」を晴れやかに歌ったあと、ヤバTは「Tank-top Festival 2019」や「癒着☆NIGHT」など、ライブアンセムを畳みかけていく。沸騰状態のフロアには次々とダイバーが出現し、オーディエンスはヤバTの演奏を全身で受け止め、もみくちゃになりながら熱唱。「Tank-top of the world」でフロアの温度も湿度もグングン上昇し、「NO MONEY DANCE」では息の合った掛け声が観客から繰り出される。残り1曲を残したところでこやまは「子供産んで(半年足らずで)こんなライブできるやつおらんよ」と20曲以上フルスロットルで演奏しても余裕の笑顔を見せるありぼぼを讃え、本編最後にキラーチューン「ヤバみ」を投下。盛り上がりに応えるようにハイエナジーなステージを繰り広げて本編を終えた。
ヤバT完全復活、5月には3度目の志摩スペイン村
アンコールを終え、ありぼぼは「夫とされているどんぐりたけしのサポートやったり、休んでいる間にサポートしてくださったWiennersをはじめ、さまざまなバンドの皆さんに助けられて、一番はヤバTチーム、そしてメンバーに支えられて復帰できました。顧客の皆さんにも気にかけていただいて、おかげさまですっごく楽しいツアーになりました。またライブハウスでいっぱいライブができるように皆さんもいっぱい来てください」と挨拶。こやまは「ヤバイTシャツ屋さん完全復活でした。ありがとうございました!」と誇らしげに語り、もりもとは特大の投げキッスをフロアに送ってステージをあとにした。
ヤバTは5月9、10日に3年目となる三重・志摩スペイン村を舞台にした主催ライブ「ヤバイTシャツ屋さん “Tank-top Festival 2026” in 志摩スペイン村」を開催。1日目はワンマン形式、2日目は「WACHA-WACHA SHOW」と題したフェス形式で実施する。
なお本日3月31日はありぼぼの誕生日。2022年より年齢は非公表としている。
セットリスト
「ヤバイTシャツ屋さん “赤ちゃん” リリースツアー 2026」2026年3月30日 Spotify O-EAST
01. Blooming the Tank-top
02. 泡 Our Music
03. Tank-top in your heart
04. KOKYAKU満足度1位
05. あつまれ!パーティーピーポー
06. 恐竜 ~Dynamite Soul~
07. Searching for Tank-top
08. k.r.k.r.
09. ええがな
10. PAC-MANISM feat.パックマン
11. 週10ですき家
12. まじで2分で作った曲
13. 俺の友達が俺の友達と俺抜きで遊ぶ
14. 天王寺経由してなんば
15. ハッピーウェディング前ソング
16. hurray
17. Tank-top Festival 2019
18. 癒着☆NIGHT
19. NO MONEY DANCE
20. Tank-top of the world
21. 無線LANばり便利
22. ヤバみ
<アンコール>
23. すこ。
24. とりあえず噛む
25. かわE
公演情報
ヤバイTシャツ屋さん “Tank-top Festival 2026” in 志摩スペイン村
2026年5月9日(土)三重県 志摩スペイン村パルケエスパーニャ
OPEN 9:30 / START 16:00
<出演者>
ヤバイTシャツ屋さん
2026年5月10日(日)三重県 志摩スペイン村パルケエスパーニャ
OPEN 9:30 / START 12:00
<出演者>
シベレス広場
打首獄門同好会 / ORANGE RANGE / 四星球 / HEY-SMITH / ヤバイTシャツ屋さん
エンバシーホール
Wienners / サバシスター / シンガーズハイ / 超能力戦士ドリアン
コロシアム
滝音 / 令和ロマン


