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東京メルヘン倶楽部がメジャーデビュー!最大規模のおゆうぎ会で見据えたさらなる景色

東京メルヘン倶楽部「漆黒のZepp」の様子。
7分前2026年04月12日 6:07

東京メルヘン倶楽部が4月8日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で“おゆうぎ会”「漆黒のZepp」を開催した。

バンド史上最大規模のおゆうぎ会

2021年に結成された東京メルヘン倶楽部は、ミラ(Vo)としずりん(Piano)の2人からなる“闇堕ち系おゆうぎバンド”。本公演はバンド史上最大規模のおゆうぎ会(ワンマンライブ)となった。

東京メルヘン倶楽部はうさぎさん(G)、ねこさん(B)、プードルちゃん(Dr)とともにステージに立ち、パラパラダンスを交えた「脈アリ♡spirits!」で軽やかにライブを開始。「連絡返して」では返信を切実に訴えるミラのハイトーンボイスとしずりんのデスボイスが響き渡る。「ドライアイ」や「マリトッツォ」ではフロアに激しいヘッドバンキングが広がった。

2人はZepp規模でのおゆうぎ会の開催をひとしきり喜んだあと、東京メルヘン倶楽部の魅力が詰まった“闇堕ち童謡メドレー”を展開。「いぬのおまわりさん」や「むすんでひらいて」といった誰もが知る童謡ソングをエモーショナルなバンドアレンジで届けていく。「カエルのうた」ではヘヴィなサウンドと熱いシャウトが響き渡った。

今日ここから見てる景色は絶対忘れない

おゆうぎ会中盤を迎えた頃、“どうぶつさんたち”が体力の限界を迎えたということで、ミラとしずりんの2人のみでEDMナンバー「猫犬兎」を披露。続く「猫犬兎2」でOYUUGI担当(東京メルヘン倶楽部ファンの呼称)が「猫犬兎!」と叫ぶと、ウサギさん、ネコさん、プードルちゃんが再びステージに戻り、「トライアングル」でアグレッシブな演奏を繰り広げて会場を沸かせた。

その後も「ハバネーロ ハラペーニョ」と全員で叫ぶ「辛味Holic」や、怒りを鎮める心理トレーニング・アンガーマネジメントを取り入れたナンバー「逆アンガーマネジメント」などユニークなナンバーが続く。そしてキャッチーなダンスが印象的な「はむろち~ハムスター6兆匹分のかわいい~」を経て披露されたのは、東京メルヘン倶楽部の名が広まるきっかけとなった大切な楽曲「V系っぽいハム太郎」。しずりんがメロディアスな鍵盤の音色を紡ぐと、どうぶつさんたちが堰を切ったかのように重厚なサウンドを放つ。ミラはパワフルな歌声を会場いっぱいに響かせた。

しずりんは「私は長い間ピアノやみんなの前に立つということを続けてきたので、いろんなことがありました。ピアノで音楽大学に入ったんですけど、自分よりうまい人がいっぱいいて、私はきっと学年で一番下手で。アイドルをやらせてもらったこともあったんですけど、かわいい女の子はこの世にたくさんいた。あきらめ悪くみんなの前に立ち続けてきたけど、すごい人がたくさんいて。私は才能がないのかな、あきらめたほうがいいのかなと思ったこともあったけど、どうしてもあきらめきれなくて、もがき続けていたら、ミラちゃんに出会えました。ミラちゃんに出会えたことは、あきらめ悪く続けてきた私へのご褒美」とこれまでの道のりを振り返る。そして彼女は「あきらめ悪く続けていたら、Zepp DiverCityに立てました! 今日ここから見てる景色は絶対忘れないと思う。夢みたいな光景なんですけど、わがままを言ってもいいですか? 東京メルヘン倶楽部、Zeppじゃ全然足りないです! これからも5000人でも1万人でも5万人でも、そんな景色をみんなで見たいです! だからずっとついてきてください!」とオーディエンスに呼びかけて歓声を浴びた。

しずりんの言葉を経て2人とどうぶつさんたちは、前へと突き進んでいく東京メルヘン倶楽部の意思が込められた「憧れ」を届ける。さらに和楽器のサウンドを取り入れた「畳」や、母へのメッセージソング「マザー・服」といったバラエティ豊かな楽曲を次々とパフォーマンスした。「なかゆびっ☆」でシンガロングを巻き起こしたあと、彼女たちがラストナンバーとして披露したのは「human & animals」。会場をピースフルな空気で満たし、2人と3匹はステージをあとにした。

Zeppを経て、次なる目標へ

アンコールを求める拍手に応えて、東京メルヘン倶楽部はステージに”再降臨”。するとバンドメンバーにはいないはずのライオンのキャラクターが登場した。「東京メルヘン倶楽部にしては毛並みがいい!」としずりんが言う、このライオンの正体はキングレコードのレーベル「KING AMUSEMENT CREATIVE」マスコットキャラクター“きんくりん”。オーディエンスの期待に満ちた視線を浴びながら、東京メルヘン倶楽部はキングレコードからメジャーデビューすることを発表した。フロアから「おめでとう!」という声が次々と上がる。しずりんは「事務所などには入らず相変わらずセルフプロデュースでやっていこうと思います。セルフプロデュースで好き勝手やりたいですと言ったら、(キングレコードから)好き勝手やってもいいと言われたので」と宣言すると、ミラは「キングレコードが闇堕ちしたぞー!」とガッツポーズした。

その後、東京メルヘン倶楽部は7月22日にリリースするメジャー1stミニアルバム「MAJOR」より新曲「えんぴつ!!!!!」を初披露した。ミラが「鉛筆は鉛じゃないのに、なんで鉛って書くと思う? それはね……」と問いかけると、しずりんが「教えない」と絶叫。東京メルヘン倶楽部らしい鋭い視点で切り込んだ楽曲でメジャーデビュー後も変わらない姿勢を示した。

ミラは「東京メルヘン倶楽部を始める前、いくつか真面目に取り組んでいたバンドがあって。惜しいところまでいっても届かなかった。音楽が好きで始めたのに、苦しいことばかり。自分でいろんな音楽活動に区切りをつけてきた経験から、なかなか0からフリーランスで音楽活動を始めることをためらっていた自分がいました。そんなときに声をかけてくれたのが、ピアノのしずりんです」と回顧。そして「最初は歌とピアノだけで合わせていたんだけど、これをちゃんと形にしてみんなに見てもらいたいなという気持ちが強くなって。昔からずっと信頼しているどうぶつさんたちも加わって、東京メルヘン倶楽部が生まれました。また音楽と向き合いたいという気持ちをメンバーが取り戻してくれました。本当にありがとう」とメンバーに感謝の思いを伝え、「今日Zeppに立たせてもらって、こんなにたくさんのみんなに東京メルヘン倶楽部を見てもらえていることが本当にすごいことで、幸せなことだなと思います。みんなの笑った顔を見て、大きな声を聞かせてもらって改めて思いました。バンドってめっちゃ楽しいなー!」と声を弾ませた。

Twitterのフォロワーが1万人に届いたときに作った「ありがとう10000のフォロワー」を歌唱したあと、ミラは「次の目標はどうしようかな? 武道館ー!」と宣言。最後には「メルヘン」を高らかに歌い上げ、ユニット史上最大規模のおゆうぎ会を締めくくった。

セットリスト

東京メルヘン倶楽部「漆黒のZepp」2026年4月8日 Zepp DiverCity(TOKYO)

01. 脈アリ♡spirits!
02. 連絡返して
03. ドライアイ
04. マリトッツォ
05. いぬのおまわりさん
06. むすんでひらいて
07. カエルのうた
08. everyday cheatday
09. G
10. We are band members
11. 猫犬兎
12. 猫犬兎2
13. トライアングル
14. 辛味Holic
15. 逆アンガーマネジメント
16. はむろち~ハムスター6兆匹分のかわいい~
17. V系っぽいハム太郎
18. 憧れ
19. 畳
20. マザー・服
21. なかゆびっ☆
22. human & animals
<アンコール>
23. えんぴつ!!!!!
24. ありがとう10000のフォロワー
25. メルヘン

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