MICOが2021年に完結させたソロプロジェクト・SHE IS SUMMERによる5年ぶりのワンマンライブ「SHE IS SUMMER 10th Anniversary Live『Waterful』」が4月25日に東京・WWWにて開催された。
5年ぶりの再会はあの曲で
「Waterful」は、SHE IS SUMMERのプロジェクト始動から10周年を記念して行われた一夜限りのワンマンライブ。プロジェクト完結から5年の月日が経った今も愛され続ける楽曲の数々が及川創介(Key / Roomies)、伊藤翔磨(G)、森夏彦(B / Shiggy Jr.)、山下賢(Dr)からなる特別バンドの演奏とともに披露され、ファンは満員の会場とStreaming+の生配信を通じてステージを楽しんだ。
会場にはMICOがボーカルを務めていたユニット・ふぇのたすから応援している筋金入りのファンやプロジェクトが完結してからもSHE IS SUMMERの楽曲を聴き続けていたファンはもちろん、MICOがディレクター兼デザイナーを務めるアクセサリーブランド・33clubをきっかけに彼女を知り、今回初めてSHE IS SUMMERのライブ観覧の機会を得たファンの姿も。歴代ミュージックビデオを編集したオープニング映像が現在のMICOの姿で終わると、フロアから大歓声が湧き上がる。
こうして始まった5年ぶりのSHE IS SUMMERのライブの幕開けを飾ったのは、ラストライブ「SHE IS SUMMER One Man Live Where is my DOOR?」の1曲目と同じ「会いに行かなくちゃ」。今もまだ開発が続く渋谷駅を通り抜けてやってきた人も多いであろうWWWという会場で歌われる「渋谷駅前のビル 今日も増える」という歌詞は、リアルと楽曲の世界を融合させるSHE IS SUMMERらしい表現の1つだ。ファンキーなアレンジが観客の体を揺らす「君のせい Swimming ver.」では、MICOが「君のせい」と歌いながら笑顔で次々と“君”を指差し、オーディエンスとの距離をぐっと縮めていく。
あの夏に思いを馳せて
表現力が光る歌唱とエモーショナルなギターフレーズが印象的な「綺麗にきみをあいしていたい」を歌い終えたMICO。プロジェクト完結してからもファンから楽曲と紐付くエピソードをよく聞くという彼女は、「このライブでまた皆さんとSHE IS SUMMERの思い出を残していただけたらうれしい」と語り、「思い出はシャンプーの中に」「WATER SLIDER」の2曲を届けた。ループ感のあるサウンドが癖になる「嬉しくなっちゃって」では、MICOがカンフーのようなコミカルな振付と持ち前のラブリーな歌声で観客を魅了。ノリのいいサウンドにオーディエンスも踊り出し、客席に笑顔が広がった。
MICOはプロジェクト完結からの5年間、自身にさまざまな変化があり、中でも朝型の生活になりルーティンができたことが一番大きな変化だと語る。それにより心に余裕ができたこと、大人を楽しめるようになったことを報告し、「大人になるのは楽しいことですよと証明できるようなステージにしたい」と今回のライブの目標を述べた。
その楽しさを表現するようにアッパーチューン「私たちのワンピース」「あなたに電話しない夜」を軽快に届けたMICO。夜のムードをまとった「夜に溶けないように」をしっとりと歌ったあと、ノートにしたためてきた“もう戻れないあの夏”への思いを読み上げる。それをインタールードに自身最大のヒット曲「CALL ME IN YOUR SUMMER」を披露。蒸し暑いあの夏の記憶に浸るように、感情をたっぷり乗せた歌声を届けた。
あれから5年……「あれからの話だけど」
「Darling Darling」「出会ってから付き合うまでのあの感じ」を爽快に歌ったMICOは再びノートを手に取ると、楽曲「あれからの話だけど」のフレーズを挟みながら、この5年間を振り返る。歌うように、語りかけるように、等身大の歌詞にアップデートしたワンフレーズを歌うと、「あれからの話だけど」のパフォーマンスへとつないでいく。失恋から立ち直って前を向いて進んでいく楽曲のストーリーと、MICO自身の人生のストーリーを重ねた演出でオーディエンスの感情を揺さぶった。そしてMICOはSHE IS SUMMERの始まりの曲「とびきりのおしゃれして別れ話を」を、作曲した釣俊輔をステージに迎え入れて披露。世界観がつながる2曲を演奏してSHE IS SUMMERの原点を強く印象付け、「Bloom in the city」で本編を締めくくった。
アンコールはMICOが大好きなYOGEE NEW WAVESの角舘健悟が歌詞を提供した「ナイトブルー」でスタート。「たった一夜限りのプレミアムな時間でした。協力してくださった皆さんありがとう。そしてすごく温かい空気で、皆さんの愛にも大感謝です」と感謝の思いを伝え、「待ち合わせは君のいる神泉で」「エンドロールの先を歩く」の2曲を歌ってライブの幕を閉じた。Streaming+では5月1日までアーカイブ映像が配信されている。またSpotifyでは「Waterful」のセットリストをプレイリストにして公開中。
MICOが手がけるアクセサリーブランド・33clubは、5月1日より東京・渋谷パルコ3階のコンセプトストア・HIGASHIにてポップアップイベント「Love is timeless」を開催。5月2日15:00~18:00にはMICOも店頭に立つ予定だ。
セットリスト
SHE IS SUMMER 10th Anniversary Live「Waterful」2026年4月25日 WWW
01. 会いに行かなくちゃ
02. 君のせい Swimming ver.
03. 綺麗にきみをあいしていたい
04. 思い出はシャンプーの中に
05. WATER SLIDER
06. 嬉しくなっちゃって
07. 私たちのワンピース
08. あなたに電話しない夜
09. 夜に溶けないように
10. CALL ME IN YOUR SUMMER
11. Darling Darling
12. 出会ってから付き合うまでのあの感じ
13. あれからの話だけど
14. とびきりのおしゃれして別れ話を
15. Bloom in the city
<アンコール>
16. ナイトブルー
17. 待ち合わせは君のいる神泉で
18. エンドロールの先を歩く
33club pop up「Love is timeless」
2026年5月1日(金)~10日(日)東京都 渋谷パルコ 3階 HIGASHI


