2016年6月3日にこの世を去った森岡賢(minus(-)、ex. SOFT BALLET)の実弟であるギタリスト・森岡慶が、兄の没後10年の命日にコメントを発表した。
慶は、兄・賢に向けて最近思っていることを報告する形でコメント。「お兄には、AIが進化していくこの時代はどんなふうに見えているのかな。今を生きる僕には、『とんでもないものが生まれてしまったな』と思うこともあります。でも、お兄ならきっと、それすら使いこなしながら、さらに先を目指していたのかもしれないね。……いや、案外頭を抱えていた姿のほうが想像できるけど(笑)」と想像を膨らませつつ、「僕はやっぱり、人が自分自身で考え、悩み、絞り出して生み出したものには、特別な価値があると思っています」と持論を述べている。
そして変わりゆく時代に、「僕たちはもしかすると、『自分の力だけで何かを作り上げる』最後の世代になっていくのかもしれない。でも、だからこそ、すでに生まれている本物の音楽たちの価値は、これからますます大きくなっていく気がしています」とも意見し、「また機会ができたら、お兄の好きだったあのフロアで、大きな音で曲を流して、みんなで天まで届くくらい盛り上がるから。その時まで、待っていてくれな」と結んでいる。ファンに向けては「家族の中でも、今ではケンのことを笑いながら話せる時間が増え、懐かしい思い出に花を咲かせています。これからも、ふと思い出した時にでもケンの作品を聴いていただけたら嬉しく思います」とメッセージを送った。
森岡賢はSOFT BALLETの元キーボーディストで、2014年に同じくSOFT BALLETのメンバーだった藤井麻輝とともにminus(-)を結成した。minus(-)は森岡賢の死後、藤井のソロユニットとして活動していたが、2021年に活動を終了。そして藤井自身も2022年をもってライブ活動を引退した。

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