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LUNA SEAが神奈川県秦野市に初凱旋!SLAVEと熱狂の宴、真矢の思いも連れて新たな旅へ

LUNA SEA(撮影:田辺佳子)
2分前2026年06月05日 8:05

LUNA SEAが結成記念日の5月29日と翌30日に、地元・神奈川県秦野市にあるクアーズテック秦野カルチャーホールで凱旋公演を行った。この記事では29日公演の模様をレポートする。

秦野はLUNA SEAの地元

秦野市はRYUICHI(Vo)を除く、SUGIZO(G, Violin)、INORAN(G)、J(B)、真矢(Dr)の地元で、もともとLUNA SEAの聖地としてファンの間で親しまれてきた。昨年11月に小田急線秦野駅の駅メロディとして「ROSIER」「I for You」が採用されたほか、先日5月25日には駅前のまほろば大橋にメンバーの手形碑、記念プレートが設置されるなど、行政レベルでの取り組みも近年活発化している。公演日の2日間、秦野駅構内では電光掲示板に「おかえりなさい!LUNA SEA!!」と表示され、改札前にLUNA SEAのパネルが設置されるなど、歓迎ムードに包まれていた。

5月29日はLUNA SEAが今から37年前の1989年に東京・町田プレイハウスで初ライブを行った記念日。これまでに東京・日本武道館などでライブが開催されてきたが、今回は全国ツアー「LUNA SEA TOUR 2026 UNENDING JOURNEY -FOREVER-」の初日公演の地として、故郷・秦野が初めて選ばれた。会場には今年2月に闘病の末に亡くなった真矢のメモリアルフォトブースが設けられ、ファンが真矢に花をたむけ、メッセージノートに思いを記した。

いざ凱旋!「飛ばしていくぞ!」

ステージ構成は、3月に東京・有明アリーナで行われたワンマンライブ「LUNATIC X'MAS 2025 -OUR JOURNEY CONTINUES-」と同様に、ステージ後方右側にサポートドラマー・淳士(SIAM SHADE)のドラムセット、左側には真矢の最新ドラムセットが鎮座。淳士は昨年11月の「LUNATIC FEST.2025」以降、LUNA SEAのビートを刻んでいる。真矢の最新セットはYAMAHA製で、本番では使用されなかったが、リハーサルでは真矢が実際に音を鳴らした。

オープニングを飾る映像がスクリーンに流され、「OUR JOURNEY CONTINUES from HADANO」というメッセージが浮かび上がったあと、LUNA SEAは、SLAVE(LUNA SEAファンの呼称)限定ライブらしく、「SLAVE」でアグレッシブにライブの幕を開けた。続けざまに人気曲「Déjàvu」を投下。RYUICHIがマイクを客席に向ければ大合唱が沸き起こり、SUGIZO、INORAN、Jがステージを動き回りながらパフォーマンスをすれば盛大な歓声が響く。LUNA SEAとSLAVEは、熱狂と感動が同時に押し寄せる空間を生み出した。

RYUICHIは2年ぶりにツアーが開催できたこと、素晴らしい会場で凱旋できた喜びを伝えつつ、「もちろん真矢の思いもここに連れてきているので、全員で盛り上がっていこう! それでは我が精鋭たちよ! 秦野! 飛ばしていくぞ!」と呼びかける。続く「MILLENNIUM」ではスクリーンに真矢の映像が流された。

秦野に響け、真矢のメロディ

本ツアーは真矢が復帰する前提で組まれたもので、真矢の思いも反映されている。LUNA SEAは2010年の“REBOOT(再始動)”以降、精力的に活動しており、RYUICHIの病気やコロナ禍を乗り越えては復活し、常に希望を持って歩みを進めてきた。真矢の訃報はLUNA SEA史上最も悲しい出来事となったが、バンドは前を向き、ファンとともに長い旅を続ける覚悟を示してこのステージに立っている。

「ここ、秦野に真矢くんのメロディを響かせたいと思います」というRYUICHIの言葉に続いて、「inside you」が演奏された。この曲は真矢が原曲を作曲したロックチューンで、スクリーンには真矢のさまざまな勇姿を捉えた写真が映し出された。ステージではINORANが髪を振り乱しながらギターをかき鳴らし、SUGIZOとJが向かい合って演奏。淳士もロックドラマー然とした激しい動きで鋭いビートを刻み、バンドを支えた。

ライブはインターミッション(20分間の休憩)を挟む2部構成。コロナ禍の2021年以降、LUNA SEAが継続して採用してきたこの形式は、前半と後半でそれぞれ異なる景色を描く、バンドならではのライブの作り方として定着している。前半のラストを飾ったのは8曲目の「FALLOUT」。6/8拍子でダウナーからアッパーに展開するドラマチックなアンサンブルが陶酔感を生む、耽美なLUNA SEAの魅力が詰まった1曲だ。RYUICHIの渾身のシャウトが響き渡り、幕間への余韻を残した。

熱狂が渦巻いたライブ後半

後半の幕開けを飾ったのは、真矢のドラムソロコーナー。真矢の演奏がスクリーンに流され、ファンは何度も「真矢ー!」と叫ぶ。スクリーンの中の真矢は、「お前ら、最高にカッコいいぜ!」とこの日もSLAVEたちを称えていた。そんなソロコーナーから間髪いれずにINORANのギターカッティングが鳴り響き、「TONIGHT」へ。この曲では撮影コーナー「#LUNAPIC」が実施され、ファンはスマートフォンでLUNA SEAの勇姿を撮影した。ファンが捉えたLUNA SEAの姿は、SNSで「#LUNAPIC」と検索することで見ることができる。

名曲「I for You」のあと、RYUICHIはこの日のライブが生配信されていることに触れ、「便利な時代が来たなと思いますよね。全世界に届けることもできるし。ずいぶん我々もワールドツアーのあと、海外公演ができていませんけど、これからSLAVEのみんなとともに日本はもちろん、いろんなところに行って、その地域を熱くしていきたい」と語った。「もういっちょ、飛ばしていけますか! いけるか! いけるか!」という熱い言葉のあと、LUNA SEAは「STORM」を投下。続けざまに人気曲「ROSIER」へつなぎ、怒涛の攻勢で会場を沸かせた。ラストナンバー「UP TO YOU」では、スクリーンに映る真矢を含むバンドが一丸となって思いを届けた。メンバーは時折、真矢のドラムセットに向き合い、アイコンタクトを取るように演奏した。

アンコールでSLAVEに新曲「FOREVER」捧げる

アンコールの声に応え、再びステージに立ったLUNA SEA。RYUICHIは、結成から37年という長い年月に触れつつ、「終幕という時期もありましたけど、リブートして。なかなかないですよね、40年近くも一緒にいて、応援してくれる人たちって」と話し始めた。「真矢くんはすごくポジティブな人だから。『みんなが楽しんでくれるなら、少しでも自分が活躍できるならしたい』といつも先生(真矢)は言っていました。そう、たくさんの方々が応援してくださってるんです」と、ここで秦野市役所、小田急電鉄、神奈中バス、駅メロ実行委員会、そして安全を守る警察などへの感謝を口にした。「ロックって反体制の匂いがあって、僕も無茶苦茶な歌詞を書いたりしたことがありますし、いろいろな方が僕たちを応援してくれることに『えっ!』と驚きもありますが」と付け加え、「みんなのことを本当に誇りに思います」とファンを称えた。

続けて、このツアーのために用意された新曲「FOREVER」について触れたRYUICHI。「Jが原曲を書いて、何年も前から温めてきた曲。普遍的なメロディの中に普遍的なメッセージがあって」と紹介し、「この曲には、真矢くんのドラムのラストテイクが入っています。彼の思いとともに届けられることを、今、本当にうれしく思っています」「この日この場所で『FOREVER』をSLAVEのみんなに届ける。SLAVE限定で歌いたい、演奏したい、思いを届けたいというのが今夜」と続けた。「音楽はやはり永遠なんですね」。そのひと言とともに、新曲をLUNA SEAを愛するすべての人に捧げた。

正真正銘の故郷・秦野、数々の思い出

演奏後、メンバー1人ひとりから故郷への思いが語られた。メンバーと同じく秦野出身であるサポートの淳士は、「座っている位置は(ファンと)違うけれど、気持ちはSLAVEのみんなと同じです。みんなと同じ立ち位置で、LUNA SEAを支えたいです」と、真矢への敬意とサポートとしての覚悟を口にし、大きな拍手を受けた。続いてJは「いや、ホントにすごいよね。師匠のドラムの横で叩くっていうこの重責を背負って、やってくれている」と称賛。そのうえで、「小耳に挟んだけど、なんかそれに対してゴニョゴニョ言っている奴らがいるらしいな。でもそういう奴は俺が蹴っ飛ばしてやるから!」と付け加えた。さらにJは、若い頃を回想しながら、「秦野市の懐の深さ。僕たち、デキがいいか悪いかで言ったら、ねえ?(笑) そんな奴らを温かく迎え入れてくれて本当にありがとうございます」と語った。

一方INORANは、会場のある運動公園(現秦野市カルチャーパーク)での思い出として、「この公園のここから200mくらい先で、初めて真矢くんを見たんだよね」と振り返り、「そんな場所で真ちゃんと一緒に凱旋公演ができるなんてさ。LUNA SEAってすごいバンドだよな。今までもそうだったけど、これからもミラクルを起こしていきたい。このツアー、よろしくお願いします!」と意気込んだ。

SUGIZOは「感無量な公演で。真矢がいなければ今日はなかった。真矢がいなければ秦野の皆さんの協力も、駅メロも、すべてが。真矢が今日を一番楽しみにしていた。(ドラムセットを指さし)たぶんそこで最高に笑ってると思います。ねえ、真矢」と話す。かつて真矢は和太鼓やドラムを叩くイベントで、SUGIZOはクラシックのイベントでこの会場に立ったことがあるという。「やっと地元のこの会場に恩返しすることができました。本当に真矢とSLAVEのみんなのおかげです。ありがとうございます」と感謝を伝えた。さらに、「俺もたぶん真矢と初めて遭遇したのが小学校のときの運動公園」と明かしたSUGIZO。「伝説の真矢の実家“しんき亭”(かつて存在した精肉店)も近所にあって。俺はそこに散々通い詰めて、真矢を口説き落としたんだよね。『プロになるぞ』って」と回想した。真矢が秦野市のふるさと大使から“特別大使”に格上げされたことも報告し、「これからも秦野を全国に、全世界に伝えていきたいと思います。何を隠そう、正真正銘、故郷ですから! 正真正銘、故郷秦野!」と宣言した。

RYUICHIは、「真矢くんはみんなが喜んでいる姿が一番好きなんです。もちろん追悼の思いを持って集まってくれていると思いますけど、やっぱりここはライブがめちゃくちゃ楽しかった!という笑顔で帰ってもらえたらいいかなと思います」とコメント。また今ツアーはチケットが全公演完売となり、入場できないSLAVEが各地にいる現状を受け、「入れる人がいないなんてよくないじゃん」と率直に述べ、30年前の1996年ツアー「UN ENDING STYLE」への言及とともに、「LUNA SEA TOUR 2026 UNENDING JOURNEY -TO RISE-」の開催を発表した。公演日程は2026年12月12、13日の兵庫・ワールド記念ホール、12月19、20日に東京・有明アリーナの計4公演となる。「この先も真矢くんの思いとともに、駆け抜けていきたい」という言葉とともに、原点とも言える初期ナンバー「FATE」を投下。さらに「WISH」をファンに捧げ、ツアー初日を締めくくった。

セットリスト

「LUNA SEA TOUR 2026 UNENDING JOURNEY -FOREVER-」2026年5月29日 クアーズテック秦野カルチャーホール

01. SLAVE
02. Déjàvu
03. MILLENNIUM
04. The LUV
05. Thoughts
06. inside you
07. JESUS
08. FALLOUT
~Intermission~
・DRUM SOLO(VTR)
09. TONIGHT
10. I for You
11. STORM
12. ROSIER
13. UP TO YOU
<アンコール>
14. FOREVER
15. FATE
16. WISH

公演情報

LUNA SEA TOUR 2026 UNENDING JOURNEY -FOREVER-(※終了分は割愛 / 全公演チケット完売)

2026年6月5日(金)大阪府 大阪国際会議場 メインホール
2026年6月6日(土)大阪府 大阪国際会議場 メインホール
2026年6月12日(金)高知県 高知県立県民文化ホール オレンジホール
2026年6月13日(土)香川県 レクザムホール(香川県県民ホール)
2026年6月19日(金)栃木県 宇都宮市文化会館 大ホール
2026年6月21日(日)群馬県 高崎芸術劇場 大劇場
2026年6月25日(木)埼玉県 大宮ソニックシティ 大ホール
2026年6月26日(金)埼玉県 大宮ソニックシティ 大ホール
2026年7月4日(土)愛知県 愛知県芸術劇場 大ホール
2026年7月5日(日)愛知県 愛知県芸術劇場 大ホール
2026年7月11日(土)茨城県 ザ・ヒロサワ・シティ会館(茨城県立県民文化センター) 大ホール
2026年7月12日(日)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
2026年7月20日(月・祝)北海道 札幌文化芸術劇場hitaru
2026年7月25日(土)千葉県 森のホール21 大ホール
2026年7月26日(日)千葉県 森のホール21 大ホール
2026年7月30日(木)大阪府 オリックス劇場
2026年7月31日(金)大阪府 オリックス劇場
2026年8月8日(土)新潟県 新潟県民会館
2026年8月15日(土)山形県 やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館)
2026年8月16日(日)岩手県 盛岡市民文化ホール 大ホール
2026年8月28日(金)広島県 上野学園ホール
2026年8月29日(土)広島県 上野学園ホール
2026年9月20日(日)熊本県 熊本城ホール
2026年9月22日(火・祝)福岡県 福岡サンパレス ホテル&ホール
2026年9月23日(水・祝)福岡県 福岡サンパレス ホテル&ホール
2026年10月3日(土)宮城県 仙台サンプラザホール
2026年10月4日(日)宮城県 仙台サンプラザホール
2026年10月10日(土)鳥取県 米子コンベンションセンター
2026年10月11日(日)岡山県 倉敷市民会館
2026年10月17日(土)愛知県 Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
2026年10月18日(日)愛知県 Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール

LUNA SEA TOUR 2026 UNENDING JOURNEY -TO RISE-

2026年12月12日(土)兵庫県 ワールド記念ホール
2026年12月13日(日)兵庫県 ワールド記念ホール
2026年12月19日(土)東京都 有明アリーナ
2026年12月20日(日)東京都 有明アリーナ

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