インディペンデントに活動する音楽アーティストを支える一般社団法人B-Side Incubatorが「音楽アーティストのための実践ガイドブック──インディペンデントに活動を続けるための5つのステップ」を無料で公開した。
本書はさまざまな変化への対応が求められるシーンの中で、音楽アーティストが自身の活動をより持続的で自由なものにしていくための実践ガイド。「理想像/やりがい」「コンセプト」「発信/活動戦略」「つながり/チーム」「経営/会計」、そしてstarRo、origami PRODUCTIONS代表の対馬芳昭、CANTEEN代表の遠山啓一、valkneeへのインタビューを収めた「実践者の声」の全6章構成で、冊子内のワークシートに書き込みながら読み進めることで、自分なりの活動指針を組み立てていくことができる。
6月28日にはガイドブックの発行を記念したイベントが東京・Unknown Unknownで開催され、starRo、武田信幸(LITE)、tofubeats、valkneeがゲストとして登場。ガイドブックを用いたワークショップや、「『ミュージシャンとして生きていく』ための作戦会議」と題したトークセッションが行われる。
応援メッセージ
磯野好孝(Emerald)
夢を追うにはどう考えても遅い20代後半に、それでも音楽をやりたいと始めたバンド。
メンバーそれぞれの生活を守りながら、セルフマネージメントで歩んできた15年。
かつての孤独な道のりとは違い、最近はインディペンデントの活動にも手を貸してくれる心強い仲間が増えてきたと感じていました。
そして今回、このガイドブックを読み、その時代の移り変わりをより強く確信しています。
この一冊が、夢への一歩を踏み出すことをためらっていた人たちの背中を押し、そこから新しい音楽が次々と生まれていくことを願ってやみません。
インディペンデントの新しい道標となるこの取り組みを、心から応援しています。
後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
読書が好きな僕でも、この冊子を読み込む忍耐力がない。ということが、まず、僕のようなオールドスクールなアーティストたちの問題だと思う。創作のアイデアとは別に、この社会をサバイブする力が現代には必要なのだけれども、大事なのは、このナレッジ集をヒントに、皆が得意なことで支え合うシーンやコミュニティーを形成することだと思う。僕もその一端を担えたら。
starRo
アーティスト活動とは、ただ作品をつくって世に出すことに限りません。
生活の糧を得ること。ひとりの人間として幸せに生きること。社会に価値を貢献できること。これら全てが重なる道を自らが模索しながら進んでいくのが、インディペンデントアーティストとしての活動。
このガイドブックがそんな活動のための指針になればと願っています!
tofubeats
人に音楽を聞いてもらうための仕事は今や本当に多岐にわたります。技術の進化によりひとりで全てが完結できるようになった今、インディペンデントなアーティストの業務はどこまでも拡大できるようになりました。でもそもそも何のために拡大するの?あなたは何のために音楽をやっているの?このガイドブックには活動を広げるためのヒントだけでなく、何よりもその前に必要な"自分の心の声を聞く"手助けもしてくれる内容となっています。
valknee
なんのノウハウもないまま探り探り活動して8年になりました。
今も都度、正解がない課題に取り組むような感覚です。だから面白い。
B-Side Incubatorの活動・このナレッジ集でその一端が可視化されることの意義を感じます。
未来に沢山のユニークな表現が生まれますように!
Maika Loubté
変化の激しい現代の音楽シーンで生き抜くアーティストに贈られる、羅針盤のような一冊。どんな活動スタイルも投影できるメンター的な機能もありながら、チームや自分の現在地の、客観的な確認にも役立つはずです。単なる成功のテクニックではなく、「自分にとっての豊かさとは何か」という本質的な問いから始まって、戦略、権利、会計までを地続きで解説する実用性が秀逸だと思います。時代と共に暗中模索、自分もぼわーんと思考しがちだったこの分野に、満を持して叡智の書が現れたことに感銘を受けています。
「音楽アーティストのための実践ガイドブック」リリース記念イベント
2026年6月28日(日)東京都 Unknown Unknown
<タイムテーブル>
15:30~17:30 ワークショップ
18:00~20:00 トークセッション&ミートアップ


