Lienelのライブツアー「Osyan」のファイナル公演が昨日6月21日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで開催された。
3月にリリースされた1st EP「Osyan」を携えて行われ、全公演がソールドアウトとなった本ツアー。ファイナルの舞台であるパシフィコ横浜は、2023年4月にLienelがお披露目されたEBiDANのライブイベント「EBiDAN THE PARADE 2023 SPRING」が行われた会場であり、彼らが単独公演を行うことを夢見てきた場所だ。ツアー期間中の6月3日にはシングル「メロ・コレクション」でメジャーデビューも果たし勢いに乗る6人は、特別な思いが込められた“始まりの地”でLien(Lienelファンの呼称)へ確かな成長を見せつけた。なお、本公演の模様はU-NEXTで生配信された。
Lienのざわめきが止まらない
2段組のステージ上段にLienelのシルエットが現れると、会場はグループカラーであるパープルのペンライトとLienの歓声でいっぱいに。「盛り上がる準備できてるかー!? 忘れられない夜にしようぜ!」と高岡ミロが叫び、お披露目の際に披露されたデビュー曲「LOVE Communication」でライブは幕を開けた。王子様ルックの衣装でパフォーマンスするメンバーがステージのビジョンに大写しになるたび、客席から猛烈な黄色い声が上がる。中でも、黒かった髪をホワイトシルバーに染めた高桑真之や、定着していた金髪から茶髪に変えたリーダー・芳賀柊斗、ヤンチャな金メッシュを入れた森田璃空らのイメチェンぶりに、Lienのざわめきはしばらく止むことがなかった。
高岡はLienたちを“Osyanに彩られた世界”へと案内することを宣言。近藤駿太のフィンガースナップと「イッツ・ショータイム!」という呼びかけから、スタイリッシュな楽曲が次々に披露された。高桑が投げたハットを高岡が見事にキャッチした「じれったいKISS」や、「ADDICTED」の妖艶で精緻なチェアダンスなど、3年間で深めてきた絆と信頼関係から生まれる息の合ったパフォーマンスが観る者を圧倒。流麗なピアノが印象的な「Navy Blue」では青く染まったステージにメンバーが散らばり、まっすぐに歌声を届ける。そのラストは、スポットライトを浴びた芳賀がソロダンスでドラマチックに締めくくった。
テーブルクロス引きの結末は
余韻に浸る間もなく警察に扮した高岡が登場し、年上組3人による寸劇がスタート。路上で踊っていた芳賀は、高岡ポリスに「許可取ってる?」と注意されてしまう。さらにピエロ姿の近藤が現れ、誇らしげに許可証を見せてはシガーボックスのパフォーマンスで芳賀を挑発した。紆余曲折を経て、芳賀がテーブルクロス引きを披露することに。彼が慎重にクロスを引くと高岡、近藤のボトムスが脱げるというハチャメチャなオチで、ホール中に笑顔が広がった。
続いてEP「Osyan」よりユニット曲が披露された。白を基調とした衣装に着替えた年下組3人は、「シンデレラ・ナイト」でジャジーなサウンドに乗せ高難度のボーカルを歌いこなす。ラストに武田創世の美しいファルセットが精彩を放った。「Don't Stop」では年上組3人がパーティ感あふれる装いで現れ、レーザーライト飛び交うステージでキレキレのパフォーマンスを見せた。ステージに再び6人そろうと、アグレッシブなダンストラックから「UNKNOWN GROOVE」「Neo ROMANTIC」のパフォーマンスへ。炎や音玉の特効が熱狂するLienをますますヒートアップさせた。
パシフィコ横浜が小さく見える?
怒涛のパフォーマンスを続け、ようやく迎えたMCコーナーにて、Lienelは3年前のデビュー日を感慨深げに振り返る。14歳だった当時よりも背が伸びた武田に対し、「パシフィコ横浜が小さく見えるってさ!」と言い放った近藤は、「さらに背が高いさね(高桑)はどうなる?」とメンバーからツッコまれた。さらに6人は、あの日の“ド緊張”な登場シーンを再現してLienを爆笑させつつ、自分たちの成長の実感を思い思いに語った。
情感豊かな武田のアカペラがホールいっぱいに響き、「Love Me Madly」でライブ後半がスタート。6人はメジャーデビュー曲「メロ・コレクション」をとびきり表情豊かに歌い踊り、「きみいろメモリー」ではステッキを花に変えてLienを驚かせる。長ラン姿に早着替えすると、バイクのハンドルを手に「羅武が如く~恋の風林火山~」を披露しLienの気合い十分な「パラリラ×4」コールを浴びた。ここから、彼らは人気の高いトンチキソングやお祭りナンバーをメドレー形式で畳みかけ、ライブ終盤へとフルスロットルで駆け出す。「Curry on love」では芳賀と森田が「あーん」とカレーを食べさせ合って、黄色い声をほしいままにした。
“Lienelの輪”をもっと大きく
ラスト1曲を残し、メンバーは1人ひとりLienに対し感謝の思いを伝えた。高岡は「これからも目標を言葉にしてメンバー全員で向き合っていきます。ここにいる、そして配信で観てくれているLienの皆さんを絶対に離さずに大きくなって、Lienelの輪を大きく広げていきたいです」と意気込む。近藤は「Lienを含めた全員でLienelだと思っています。次は日本武道館で会えたらいいなと思うので、これからもついてきてください!」と力強く語り、拍手を浴びた。
デビュー時は不安な気持ちもあったという武田は、満員のLienに「幸せな人生を送らせてくれてありがとうございます」と全力の感謝を伝える。森田は会場を見渡しながら「Lienに夢が叶う瞬間を観てもらえたこと、6人でここに立てたことが本当に幸せです。僕たちを見つけてくれてありがとうございます」と言葉を紡いだ。「またここから新たなスタートとして、もっと大きな景色を皆さんに見せられたらと思います。この6人なら無限に行けると思うので任せてください」と親指を立てたのは高桑。そして芳賀は「正直、パシフィコワンマンが決まったときは不安もありました。でも、なんと全公演がソールドアウトしてうれしい気持ちでいっぱいです。みんな、Lienelの味方でいてくださいね? 僕たちもLienの味方です。僕たちはまだまだ上のステージを目指すので、ついてきてください!」と語りかけた。
そんなメッセージを経て披露されたラストナンバーは「Love With You」。感動的なムードの中、6人の柔らかな歌声がホールに響き渡った。
“近藤総長”が涙を吹き飛ばす
アンコールではLienelが客席に登場しLienを驚かせる。「Summer Boy! Summer Girl!」「Hop Step Jump!」「AMAZING WORLD」といった楽曲を歌いながら、会場中のLienとアイコンタクトを取った。ステージにたどり着くと、高岡の目にはじわりと涙が。「みんなの顔を見てたら……」と感極まる彼を、芳賀がハグでなぐさめた。湿っぽい空気を吹き飛ばすように、“近藤総長”がLienに「お前ら拍手しろー!」と活を入れ、この日2回目の「羅武が如く~恋の風林火山~」のパフォーマンスへ。そのラストには金テープが発射され、記念すべきライブのフィナーレを盛大に彩った。
終演後には9月から11月にかけて東名阪ツアー「Lienel 6th Live Tour 2026『ロマンティック・シンドローーム!!!!!!』」が開催されることがアナウンスされた。チケット情報はオフィシャルサイトで確認を。
セットリスト
「Lienel 5th Live Tour 2026『Osyan』」2026年6月21日 パシフィコ横浜 国立大ホール
01. LOVE Communication
02. We are Lienel!!!!!!
03. 親指☆Evolution!
04. Party Now!
05. じれったいKISS
06. Blown out
07. ADDICTED
08. Navy Blue
09. シンデレラ・ナイト
10. Don't Stop
11. UNKNOWN GROOVE
12. Neo ROMANTIC
13. Love Me Madly
14. 罪と罰
15. メロ・コレクション
16. 妄想劇場
17. きみいろメモリー
<「Osyan」スペシャルメドレー>
18. 羅武が如く~恋の風林火山~
19. Curry on love
20. 恋のFIRE! FIRE!! FIRE!!!
21. 「Osyan」Interval ①
22. 超絶SUMMERでバカになれ
23. 純情シンドローム
24. Mr.Sister
25. 「Osyan」Interval ②
26. 恋は罪ですか?
27. No Limit, No Rules
28. Love With You
<アンコール>
29. Summer Boy! Summer Girl!
30. Hop Step Jump!
31. AMAZING WORLD
32. 羅武が如く~恋の風林火山~
公演情報
Lienel 6th Live Tour 2026「ロマンティック・シンドローーム!!!!!!」
2026年9月13日(日)大阪府 グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)メインホール
OPEN 17:00 / START 18:00
2026年10月3日(土)愛知県 岡谷鋼機名古屋公会堂
OPEN 17:00 / START 18:00
2026年10月4日(日)愛知県 岡谷鋼機名古屋公会堂
[第1部]OPEN 13:00 / START 14:00
[第2部]OPEN 17:00 / START 18:00
2026年11月18日(水)東京都 Kanadevia Hall
OPEN 18:00 / START 19:00
2026年11月19日(木)東京都 Kanadevia Hall
OPEN 17:00 / START 18:00
撮影:米山三郎、笹森健一


