れんのワンマンツアー「れん ONEMAN LIVE TOUR 2026 -懸想歌-」の日本公演が7月20日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で閉幕した。
祝日をれんのために使ってくれてありがとう
2月配信のメジャー4thシングルのタイトル「懸想歌」を冠したこのツアーは、5月23日の愛知・DIAMOND HALL公演、6月21日の大阪・なんばHatch公演、7月20日の東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演、そして9月12日の台北・Legacy TERA公演で構成される。
場内が暗転し、バンドメンバーの近藤寿(G)、小川悠斗(B)、伊藤哲平(Dr)、宗本康兵(Key)とともに持ち場に着くれん。スポットライトを浴びながら、彼はR&Bテイストの「一縷」の冒頭をアコースティックギターで弾き語り、東京公演をスタートさせた。続いて、れんの楽曲では珍しいアッパーチューン「一切合切」、フィーチャリングで参加したMAISONdesの楽曲「bathroom」を披露し、心地よいグルーヴをフロアに生み出していく。
この日のチケットはソールドアウト。れんは「祝日ですけど、れんに使ってくれてありがとうございます。最高の日にすることを約束します」と改めて宣言し、満員の客席を目に焼き付けた。
セカオワをカバーし「とても感慨深い」
影を感じさせる「Last Parade」「虧月」「絶蝶」では、寂寥感のあるサウンドにはかなくも力強い歌声が重なり、会場の空気が引き締まっていく。こうしてセンチメンタルなナンバーが連続し、オーディエンスが余韻に浸っていたのも束の間、SEKAI NO OWARIの楽曲「スターライトパレード」のカバーに移ると、フロアからは歓喜の声が。Fukaseをリスペクトするようなれんの透明感あふれる歌声と、幻想的なアンサンブルが溶け合い、場内に響きわたった。歌い終えたれんは、「僕が小5か小6のときにSEKAI NO OWARIさんをテレビで観て、なんだこの人たちはと衝撃を受けて。こんなステージで僕も歌いたいなと思ったのを覚えてます。自分のワンマンで歌うことができて、とても感慨深いです」と喜びもひとしおのようだった。さらなるサプライズとして、未発表のバラードを情感込めて弾き語ったあとには、「僕のバラードは未練タラタラの曲ばかりなんですよ。困っちゃうよね。自分の中にこんな感情が眠ってたんだって、驚きます」とコメントした。
MCでアカペラ披露
後半に突入すると、れんは6月リリースの最新曲「乱気」、10代の締めくくりとして制作した「正論さん」、Yaffleをプロデューサーに迎えた「FLASH BACK」というダークなロックチューンを連投。心に巣食う感情を表出させるように、気迫みなぎる歌声を発する。そんなシリアスなムードは、エールソング「ゆらせ」でさわやかなものへと塗り替わり、れんとファンはジャンプしながらタオルを振り回して一体感を生み出した。
「最低」「でも、」というれんを象徴する感傷的なバラードを届けたあとは、れんが「みんな、KP!」と呼びかけて水分補給。「今までのライブにないくらい汗をかいてます。もう終わっちゃうね。早いわ」と名残惜しそうな表情を浮かべた。ここからはMCコーナーにもかかわらず、れんが「泡沫雪」と「嫌いになれない」の一部をアカペラで披露。予想だにしない歌のプレゼントに、会場は大いに沸き立った。
人見知りだから、トレセンでずっと音楽を聴いてた
Aぇ! groupに提供した「哀結び」のセルフカバー、降り積もる雪に募る恋心を重ねた「雪庇」を歌い終えると、れんはファンへの感謝を言葉にする。
「小中高とサッカー少年だったわけですね。コロナ禍で部活ができなくなって、アコースティックギターを始めて、SNSに投稿したのがステージに立つきっかけになりました。こうしてライブに足を運んでくれて、応援してくれる人がいることって、ホントに奇跡だなと思うんですよね。僕に音楽をさせてくれて、ありがとうございます。それに尽きます。もともと、けっこう人見知りだったので、サッカーをやっていた頃はトレセンでずっと好きな音楽を聴いてたんですよ。僕の音楽も誰かにとってそうであってほしいと思って、孤独に寄り添う音楽をテーマに活動をしています」
目の前のファンに惜しみない感謝の言葉を伝えたれんは、究極の愛をつづった「懸想歌」を歌い上げ、ステージ袖へと駆けていった。
ファンかられんへのサプライズ
れんはアンコールで、客席に姿を現し、観客の至近距離でポップチューン「bubble days」を歌ったのち、「来年もみんなに会いに行く予定を立てているので、またどこかで会いましょうね」とファンに再会を約束する。ラストソングは記念すべきメジャーデビュー曲「淡色の幸せ」。カラフルなライトで染まるステージから、観客1人ひとりの幸福を願うような温かなメッセージが放たれた。
公演の締めくくりには、れんへのサプライズとして、集まったファンがメッセージシートを掲げる。「この命が続く限り れんの幸せを守り続ける 『ありがとう、愛してる』」という「懸想歌」の歌詞から引用したメッセージを読んだれんは、「何それ!ありがとう」と照れ笑いした。なお「れん ONEMAN LIVE TOUR 2026 -懸想歌-」の国内公演を終えたれんは、9月12日にLegacy TERAで1年4カ月ぶりの台北公演に臨む。
セットリスト
「れん ONEMAN LIVE TOUR 2026 -懸想歌-」2026年7月20日 Zepp DiverCity(TOKYO)
01. 一縷
02. 一切合切
03. bathroom
04. Last Parade
05. 虧月
06. 絶蝶
07. スターライトパレード(オリジナル:SEKAI NO OWARI)
08. 新曲(タイトル未定)
09. 乱気
10. 正論さん
11. FLASH BACK
12. ゆらせ
13. 最低
14. でも、
15. 哀結び(オリジナル:Aぇ! group)
16. 雪庇
17. 懸想歌
<アンコール>
18. bubble days
19. 淡色の幸せ
公演情報
れん ONEMAN LIVE 2026 -懸想歌- in Taipei
2026年9月12日(土)台北 Legacy TERA


