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日向坂46藤嶌果歩が1st写真集に込めた思い、活動5年目で芽生えたグループを牽引していく覚悟

音楽ナタリーの取材に応じた藤嶌果歩(日向坂46)
約1か月前2026年07月30日 10:04

日向坂46の藤嶌果歩の1st写真集「果実の歩幅」が8月4日に発売される。これに先立ち、藤嶌が音楽ナタリーの取材に応じた。

マイアミにかほりん降臨

2022年に日向坂46の四期生としてグループに加入した藤嶌。「果実の歩幅」は自身初となるソロ写真集で、撮影はアメリカ・マイアミと、彼女が幼少期を過ごした北海道で行われた。マイアミと北海道という対照的な風景の中、“かほりん”の愛称で親しまれる彼女の弾けるような笑顔から、10代最後のはかなげで大人びた表情までが収められている。

本作の発売が決まったときの心境について藤嶌は、「いつかアイドルとして過ごしている日々を1冊に収めたいと思っていたので、こんなにも早く叶えることができてすごくうれしかったです」と喜びをにじませる。当初は不安な気持ちもあったそうだが、撮影初日にマイアミの夜景をバックに撮影を進めるうちに、その気持ちは「もう大丈夫」という安心感と、これから始まる撮影への期待へと変わっていったという。

人生初のマイアミについて、藤嶌は「全部がアメリカンな街」と振り返り、映画で観るような街並みや豊かな自然に感動したと目を輝かせる。撮影に向けて体作りを意識していたという彼女だが、魅力的な料理の誘惑には勝てなかったようで、「結局たくさん食べちゃいました」と照れ笑い。

またメンバーからは「食べてる姿が一番かわいい」と言われることが多いと言い、自身も「写真集にはたくさんの食べているカットがあったらいいなと思っていた」と明かす。実際に本作には、ハンバーガーやステーキ、カラフルなアイスクリームなど、現地のグルメをたらふく味わう藤嶌の姿がいくつも収められている。

「助けられてます、羊に」

1カットも無駄にしたくないという思いで撮影に臨んだという藤嶌に「これだけは絶対にやりたい」と考えていたことはあったのか尋ねると、「羊と一緒に撮影したかったです」と彼女らしい答えが返ってきた。

「これまでの活動でも、羊の被り物をしたり、羊と写真を撮ったりする機会が多かったので、いざ写真集となったときも『羊をモチーフにしたカットは絶対に撮影したい』と思って提案しました」

加入当初から「自分を動物に例えるなら羊」と語り、初の個人PVでも羊をモチーフにするなど、“羊キャラ”としても知られる藤嶌。@Loppi&HMV限定版の表紙には、羊の被り物を着用したカットが採用されている。そんな彼女にとって羊とはどんな存在なのか改めて聞くと、「アイドルとしての自分にとっての宝物というか、武器に近いかもしれないです」と笑顔を見せる。「北海道出身だからジンギスカンのイメージもあって、自分と重ね合わせやすいですし、羊が私をかわいくしてくれてます。助けられてます、羊に」と、羊への特別な思いを口にした。

あの頃のツインテール、そして現在のポニーテール

さまざまなスタイリングの藤嶌を楽しめるのも、本作の見どころの1つ。衣装に合わせてメイクを変えたり、初めてのヘアスタイルに挑戦したりする中で、藤嶌がこだわったと明かしたのがツインテールだ。自身にとって「何もなかった頃の自分のお守り」と言い切るほどに思い入れのあるツインテール。どの場面で取り入れるかにもこだわったそうで、水色の水着カットにあえて幼さを感じさせるツインテールを合わせることで、あどけなさと水着姿とのギャップを演出したという。「よくやっていた髪型なので、『ここでツインテールなんだ!』という驚きを皆さんに味わっていただきたいです」と、藤嶌はいたずらっぽい笑みを浮かべた。

本作のページをめくっていると、ポニーテール姿で写るカットも数多く収められていることに気付く。そのことを本人に伝えると、「確かに! ポニーテールはファンの方から人気なので、多いかもしれないです」と笑う。今でこそポニーテール姿もすっかり定着している藤嶌だが、同期の正源司陽子とダブルセンターを務めた2024年発表の12thシングル「絶対的第六感」の頃は、“お守り”でもあるツインテール以外の髪型、とりわけポニーテールに不安を感じていたという。現在、ポニーテールにどのような思いを重ねているのか尋ねると、「思い返すと最近は『ここぞ』という勝負時しかやらないかもしれないです」と明かしてくれた。

今年4月、神奈川・横浜スタジアムで2日間にわたって開催された「7回目のひな誕祭 ~Welcome to HINATAZAKA ROCKESTRA~」最終公演のアンコールでは、17thシングル「Kind of love」の発売とフォーメーションがサプライズ発表され、藤嶌がセンターを務めることが明らかに。その際もポニーテール姿でステージに立っていた彼女は、「17thシングルのセンターとしてグループを引っ張っていかなきゃという意識を持った瞬間だった」と当時の心境を語る。「初めての単独センターだったけど、1人ぼっちという感覚はなかったです。同期が支えてくれたし、メンバーが一緒にいてくれたし。ダブルセンターの期間よりも、背負い込まずに自分らしくいられたのかなって思います」と、最新シングル期間を前向きに振り返った。

加入5年目、抱える使命感

取材の中でたびたび藤嶌が口にした、グループを牽引する立場であることの自覚。これまでの人生では誰かを引っ張るタイプではなかったという彼女だが、アイドル活動においては「こだわりが強いほう」だと自己分析する。加入5年目を迎え、その自我がグループを牽引する意識へと変わっていったきっかけを尋ねると、藤嶌は「後輩が入ってきたというのがすごく大きいです」と回想した。

「歌もダンスもすごく上手な最強の五期生たちが加入してくれたので、私たち四期生ももっとがんばろうっていう思いがすごく強くなりましたし、それによって四期生の色もより出るようになったと思います。あと、私たちは偉大な先輩方の背中を見てきたので、先輩方が作ってきたグループのよさを後輩に引き継いでいかなきゃとも思いますし、昨年に“新生日向坂”と呼ばれるようになってからは、私個人としても引っ張っていく立場にならなきゃという思いが強くなりました」

その覚悟は写真集にも表れているようで、「今の私にできることは、とにかくこの写真集をより多くの方に届けることだと思っています。グループが盛り上がる1つのきっかけになればいいなと思いますし、日向坂46の名前がもっと広まってほしいです。私にとってすごくありがたい機会だったので、これを無駄にしないよう、とにかくたくさんの方に届けたいという気持ちで今は活動しています」と藤嶌はまっすぐな思いを語った。

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