サンライズプロモーションとサンデーフォークプロモーションが、愛知の旧・名古屋四季劇場の建物を活用した新たな劇場を2027年7月に開業する。本事業を通じて、名古屋における劇場不足の解消や、全国ツアーにおけるいわゆる「名古屋飛ばし」の是正を目指す。
2016年の開場以来、劇団四季の専用劇場として舞台芸術を届けてきた旧・名古屋四季劇場。所在する敷地の再開発に伴い取り壊される予定だったが、サンライズプロモーションが劇団四季から建物を取得し、NTT都市開発と定期借地契約を締結した。劇団四季から同劇場を引き継いだサンライズプロモーションは、約5億円を投じて改修を行い、公演ごとに異なる機材の持ち込みに対応できる基幹設備やインフラを整備する。
新劇場の客席数は約1200席を予定。ミュージカル、演劇、音楽コンサート、伝統芸能など、特定のジャンルに偏らない多彩な公演を届ける。運営はサンライズプロモーションが主体となり、東海地区で豊富な興行実績とネットワークを持つサンデーフォークプロモーションと共同で行う。
なお、本事業の趣旨に賛同する企業を対象としたネーミングライツパートナーの募集も予定されており、劇場の正式名称は決定次第発表される。
高橋一仁(サンライズプロモーション 代表取締役)コメント
名古屋における劇場不足は、地域だけの問題ではなく、全国ツアーの形成や作品の流通にも影響を及ぼす、日本のエンタテインメント界全体の課題であると考えています。
本劇場の再生を通じて、いわゆる「名古屋飛ばし」を是正し、舞台公演における東京・名古屋・大阪の三大都市展開を定着させていきたいと考えています。
また、長年にわたり名古屋の皆様に優れた舞台芸術を届けてこられた劇団四季が、名古屋の劇場不足の解消に役立てるため、この劇場を残す決断をされたことに、心より感謝申し上げます。
この大切な劇場を、多彩なエンタテインメントが集い、多くの感動を生み出す場所として次の時代へ引き継いでまいります。
伊神悟(サンデーフォークプロモーション 代表取締役)コメント
ライブイベントの「名古屋とばし」という言葉には、私は強い違和感を抱いています。
少なくとも音楽公演に限って言えば、その表現が当てはまるとは考えていません。
アーティストの皆さんは、名古屋のファンの方々、そしてこの街を大切にしてくださっていると感じています。
一方で、演劇や舞台作品に目を向けると、公共ホールの相次ぐ閉館や東京・大阪に比べて民間運営の劇場が限られていることなどから、名古屋での上演が実現できていないケースがあることも事実です。
だからこそ、この事業を通じてそうした状況を少しでも改善し、名古屋がより多くの優れた作品を迎えられる街となるよう、サンライズプロモーション様と力を合わせて取り組んでまいります。


