髙橋海人(King & Prince)がイタリアのファッションブランド・ETRO(エトロ)とコラボレーションしたコレクション「ETRO per Kaito Takahashi」の発売に際して、8月5日に東京・伊勢丹新宿店で行われたメディア取材会に出席した。
髙橋が描き下ろしたペイズリー
エトロのグローバルブランドアンバサダーを務めている髙橋は自身のアーティスティックな感性を生かし、波と涙のフォルムから着想を得た2つのペイズリーモチーフを「ETRO per Kaito Takahashi」のために描き下ろした。このコレクションはアクセサリー、レザーグッズ、テキスタイルアクセサリーなど全32アイテムで構成される。
東京・伊勢丹新宿店と大阪・阪急うめだ本店では8月11日まで「ETRO per Kaito Takahashi」のポップアップストアを展開中。ETROの東京・銀座本店では8月19日から25日まで、そのほか対象店舗では9月2日からアイテムの数々が販売される。そして、ETROの公式サイトで9月9日18:00に販売がスタートする。
髙橋がエッセンスを加えたら
髙橋は「エトロは完成されきっているブランドなんですけど、何かエッセンスを加えるとしたら、自分らしさや遊び心、生活感かなと思って。スカーフやカチューシャとか使いやすいアイテムがあったら、手に取っていただけるのかなと思いながら制作しました」とエトロとのコラボ秘話を明かし、ずらりと並ぶ商品を見ながら「32アイテムも任せていただいてるって……ものすごく興奮しますし、感動しますね。だいぶ興奮する日です。3、4回……いや、もっと生まれ変わってもできないことだと思います。今世は幸せです」と声を弾ませる。また、イタリアのエトロ本社を訪れたという彼は「ものすごい数のファブリックを見たときに、生地ってすごく素敵なものなんだと実感して。改めて、服を着ることに対して物語があるなと気付く、そんなファブリックに出会いました」とほほえんだ。
髙橋が着用しているのは「ETRO per Kaito Takahashi」のペイズリーシルクシャツとジャカードデニムジーンズ。髙橋は「このシャツは、今までのコレクションで大事に大事に保管されてたものに自分のデザインが乗っかっています。大好きなエトロとコラボさせていただくうえで、ありえないことなんですよ! シルクでできていてスベスベで柔らかくて、温かみがあるファブリックです」と魅力を熱弁する。
涙から人生の物語が始まる
その後、自身が描き下ろしたペイズリー柄についても熱く語っていく髙橋。彼は波のモチーフを指差しながら、「コラボするときに、エトロさんから『アップサイクルをテーマにしたい』とうかがって。今まであったものを大事にしながら新しく塗り替えるイメージなんですけど、浮世絵に着想を得て、中でもシンボリックな波を表現したかったんです。浮世絵といえば毛筆なんですけど、デジタルでアートを描かせていただきました。よく見ると、波のうねりを感じていただけると思います」と細かく説明する。一方、涙のモチーフについては「絵を描くときに大事にしているのが、涙なんです。涙を流すことって、生まれたときの最初の行動じゃないですか。涙から人生の物語が始まる。感情を動かすときに欠かせないものなので、それを身近に感じられることが大事だなと思っていて。自分のアートでシグネチャーにしてるものを、エトロのファブリックの上に乗せさせていただいている……興奮しますよね」と言及し、コラボの喜びを噛み締めた。
ありえない。ありえてはいけない。ありえてはならない
32個のアイテムの中で、髙橋が特に注目しているのは「アルニカ ミニトートバッグ」。「『アルニカ』っていうエトロの代表的なファブリックなんですけど、人生で刺激を受けた、大好きなデザインの1つなんです。自分のペイズリーのモチーフをベターっと貼ってるわけじゃなくて、インレイという技法で、自分のアートの形に『アルニカ』の生地を切り抜いているんですよ。こうやって融合させていただいていることがありえない。ありえてはいけない。ありえてはならない。エトロの歴史に欠かせないピースの1つに加われたのはうれしいです」と感情をあらわにしながら、好きなポイントを語り尽くした。最後に、髙橋は「32アイテムもあります。腰が抜けるほど多いなと思ってるんですけど、誰かの人生の1アイテムになることを願っています」と言い、取材会を締めくくった。


